出演者:プルート
作品内容:
プルートの犬小屋。
プルートが留守をしている間にニワトリがたまごを産み付けてしまいました。
たまごを懸命に温める母鶏。
そこに餌である蝶々が舞い込んで来ました。
それを追って小屋を出る母鶏・・・
そこへ骨をくわえたプルートが戻ってきます。
小屋の中で食事をしながらくつろぐプルートですが・・・
どこからともなくコツコツと音がします。
ビックリし振り返ってみるとそこにはたまごがいるではないか!しかも動く!?
不思議そうに眺めていると、なんとヒナが孵ってしまいました。
しかも1匹だけではなく何匹も・・・。
ヒヨコたちはプルートを見るや母親と思い込み擦り寄ります。
困ったプルートは小屋を出てヒヨコを遠ざけようと網の塀を飛び越えますが、ヒヨコたちは網目をすり抜けてプルートを追いかけます。
それに気付いたプルートは困り果てます。
構わずプルートの鼻や尻尾で遊ぶヒヨコたち・・・
そこへ、ヒヨコたちの餌、バッタが登場。
バッタに興味を示し追いかけ始めるヒヨコたち。
「しめた!」と思ったプルートはこっそりその場を去ります。
バッタを捕まえることに成功した1匹のヒヨコ。
ですが、飲み込んだバッタは生きており、逆にヒヨコのお腹の中で飛び跳ねます。
飛び跳ねたヒヨコはプルートのオシリを直撃。
そして、ヒヨコのお腹から脱出したバッタは去っていきます。
「なんなんだ!?」
プルートはヒヨコを怒鳴りつけようとしますが、自分の意志とは関係なく飛び跳ねていたヒヨコは、もうフラフラ。
ガマンできずに泣いてしまいました。
その様子を見たプルートは
「こんなに小さいのに・・・仕方ないなぁ」
同情し、ヒヨコを立たせてあげます。
が、まだ意識がもうろうとしているヒヨコは上手く立ち上がれません。
「可哀想に・・・しっかりしなさい」
ヒヨコを抱き寄せ、ほお擦り、そして舐めてあげました。
すると、それを見ていた他のヒヨコたちもプルートの腕の中に集まってきました。
「図々しいなぁ」
そう思いつつも、ヒヨコたちが愛しくて仕方なくなりました。
そこへ、土の中から毛虫が登場。
ヒヨコたちの餌です。
天敵に驚いた毛虫は土の中へ戻ってしまいますが、ヒヨコは足でかき出そうとします。
しかしヒヨコの小さな足ではビクともしません。
代わりにプルートがかき出してあげました。
一斉に毛虫を追いかけるヒヨコたち。
が、逆に毛虫に吠えられ追いかけられてしまいます。
必死にプルートの元へ戻るヒヨコたち・・・プルートはヒヨコたちを守り、毛虫を追い返しました。
すっかりヒヨコたちのお母さんです。
場面は変わり、すっかりもぬけの殻になったプルートの小屋に餌を食べて満足した母鶏が戻ってきました。
再び仕事に戻ろう・・・とたまごを温め始めますが・・・よく見ると、周囲にはたまごの殻が。
「わたしの子供たちは!!!???」
慌てた母鶏は小屋を出て鳴き叫びます。
ふと、水のみ場に目をやると、ヒヨコたちと犬が一緒に水を飲んでいるではないですか!
「これはどういうことなの!?私のヒヨコちゃん!!」
ヒヨコたちに近寄りますが、驚いたヒヨコたちはプルートの陰に隠れます。
「この子達はわたしの子よ!」
プルートに怒鳴りつけますが、
「うるさい!黙れ!!」
と吠えつけられます。
これは大変なことに・・・と思った母鶏は、うがい中の父鶏に事情を説明し、子供たちを取り返すように言いつけます。
一大事だと思った父鶏は、気合を入れプルートの元へ・・・
にらみ合いを続けますが、プルートの尻尾を噛み咥えた父鶏が先制攻撃を与えます。
にらみ合い、そして攻撃・・・戦況は五分のように見えましたが、父鶏が再びプルートの尻尾を咥え、優勢に立ちます。
一方、ヒヨコたちは驚いてプルートの小屋に駆け込みます。
「俺が勝ったぞ!!」
プルートのお尻の上で勝利の雄叫びを上げる父鶏。
「ハァハァ・・・もうやってられるか・・・!」
父鶏の攻撃にボロボロになったプルートは父鶏を乗せたまま逃げ出します。
木塀の下の穴から滑り込み逃げるプルート。
その際、父鶏の足のカギ爪が塀の板に刺さってしまい身動きが取れなくなってしまうのでした。
やっと逃げ出せたプルートは意気消沈して自分の小屋に戻ります。
小屋の中には、ヒヨコたちが脱ぎ捨てた殻が・・・ヒヨコたちとの楽しい思い出がよみがえってきます。
「もうあの楽しい時間には戻れないんだ・・・」
涙を流すプルート。
すると、どこからともなくピヨピヨとあの子達の声が!
なんと、逃げたヒヨコたちは小屋に敷いてあるわらの下に隠れていたのでした。
ヒヨコたちは一斉に飛び出し、プルートお母さんに擦り寄ります。
プルートも驚きながらも、ヒヨコたちを愛しそうに撫でてあげるのでした。
作品度数:
かわいい度★★★
イタズラ度☆☆☆
ドナ悲惨度☆☆☆(ドナ未登場)
これはプルートのお話ですが、シリーシンフォニーシリーズです。
プルートのお話は好きなものが多く、特にアザラシ、小亀相手のものは可愛い物ばかりです。
そんな中、一番好きな話が、この「プルートはお母さん」
プルートは基本的に、最初は敵視するのにだんだんと相手を好きになっていくパターンが多いです。
で、この作品はそれ+母性本能が付いてきます。
プルートはもちろん雄だし、ヒヨコを育てられるのか?と言う現実的な疑問は沸きますが、そんなのプルートの母性とヒヨコの可愛さが合わされば問題無!(笑)
さらに良いところは、実の親と戦った結果敗北したのに、子供たちはプルートを選んでくれた・・・と言う、健気さ。
単なる「刷り込み」じゃないか、と言われればそれまでなんですが・・・(汗)
そして、この作品の良いところは、なんと言っても音楽。
シリーシンフォニーシリーズは基本的にミュージカル調の作品になるのですが、音に合わせた動きは見ものです。
誰もが聞いたことがある曲を使用しているので、ついつい、一緒に頭を動かしてリズムをとってしまいます。
主役がプルート、出演者は動物ということで、セリフはもちろんありません。
でも、セリフがなくても音楽と映像で十分楽しめる作品になっています。
作品内容:
プルートの犬小屋。
プルートが留守をしている間にニワトリがたまごを産み付けてしまいました。
たまごを懸命に温める母鶏。
そこに餌である蝶々が舞い込んで来ました。
それを追って小屋を出る母鶏・・・
そこへ骨をくわえたプルートが戻ってきます。
小屋の中で食事をしながらくつろぐプルートですが・・・
どこからともなくコツコツと音がします。
ビックリし振り返ってみるとそこにはたまごがいるではないか!しかも動く!?
不思議そうに眺めていると、なんとヒナが孵ってしまいました。
しかも1匹だけではなく何匹も・・・。
ヒヨコたちはプルートを見るや母親と思い込み擦り寄ります。
困ったプルートは小屋を出てヒヨコを遠ざけようと網の塀を飛び越えますが、ヒヨコたちは網目をすり抜けてプルートを追いかけます。
それに気付いたプルートは困り果てます。
構わずプルートの鼻や尻尾で遊ぶヒヨコたち・・・
そこへ、ヒヨコたちの餌、バッタが登場。
バッタに興味を示し追いかけ始めるヒヨコたち。
「しめた!」と思ったプルートはこっそりその場を去ります。
バッタを捕まえることに成功した1匹のヒヨコ。
ですが、飲み込んだバッタは生きており、逆にヒヨコのお腹の中で飛び跳ねます。
飛び跳ねたヒヨコはプルートのオシリを直撃。
そして、ヒヨコのお腹から脱出したバッタは去っていきます。
「なんなんだ!?」
プルートはヒヨコを怒鳴りつけようとしますが、自分の意志とは関係なく飛び跳ねていたヒヨコは、もうフラフラ。
ガマンできずに泣いてしまいました。
その様子を見たプルートは
「こんなに小さいのに・・・仕方ないなぁ」
同情し、ヒヨコを立たせてあげます。
が、まだ意識がもうろうとしているヒヨコは上手く立ち上がれません。
「可哀想に・・・しっかりしなさい」
ヒヨコを抱き寄せ、ほお擦り、そして舐めてあげました。
すると、それを見ていた他のヒヨコたちもプルートの腕の中に集まってきました。
「図々しいなぁ」
そう思いつつも、ヒヨコたちが愛しくて仕方なくなりました。
そこへ、土の中から毛虫が登場。
ヒヨコたちの餌です。
天敵に驚いた毛虫は土の中へ戻ってしまいますが、ヒヨコは足でかき出そうとします。
しかしヒヨコの小さな足ではビクともしません。
代わりにプルートがかき出してあげました。
一斉に毛虫を追いかけるヒヨコたち。
が、逆に毛虫に吠えられ追いかけられてしまいます。
必死にプルートの元へ戻るヒヨコたち・・・プルートはヒヨコたちを守り、毛虫を追い返しました。
すっかりヒヨコたちのお母さんです。
場面は変わり、すっかりもぬけの殻になったプルートの小屋に餌を食べて満足した母鶏が戻ってきました。
再び仕事に戻ろう・・・とたまごを温め始めますが・・・よく見ると、周囲にはたまごの殻が。
「わたしの子供たちは!!!???」
慌てた母鶏は小屋を出て鳴き叫びます。
ふと、水のみ場に目をやると、ヒヨコたちと犬が一緒に水を飲んでいるではないですか!
「これはどういうことなの!?私のヒヨコちゃん!!」
ヒヨコたちに近寄りますが、驚いたヒヨコたちはプルートの陰に隠れます。
「この子達はわたしの子よ!」
プルートに怒鳴りつけますが、
「うるさい!黙れ!!」
と吠えつけられます。
これは大変なことに・・・と思った母鶏は、うがい中の父鶏に事情を説明し、子供たちを取り返すように言いつけます。
一大事だと思った父鶏は、気合を入れプルートの元へ・・・
にらみ合いを続けますが、プルートの尻尾を噛み咥えた父鶏が先制攻撃を与えます。
にらみ合い、そして攻撃・・・戦況は五分のように見えましたが、父鶏が再びプルートの尻尾を咥え、優勢に立ちます。
一方、ヒヨコたちは驚いてプルートの小屋に駆け込みます。
「俺が勝ったぞ!!」
プルートのお尻の上で勝利の雄叫びを上げる父鶏。
「ハァハァ・・・もうやってられるか・・・!」
父鶏の攻撃にボロボロになったプルートは父鶏を乗せたまま逃げ出します。
木塀の下の穴から滑り込み逃げるプルート。
その際、父鶏の足のカギ爪が塀の板に刺さってしまい身動きが取れなくなってしまうのでした。
やっと逃げ出せたプルートは意気消沈して自分の小屋に戻ります。
小屋の中には、ヒヨコたちが脱ぎ捨てた殻が・・・ヒヨコたちとの楽しい思い出がよみがえってきます。
「もうあの楽しい時間には戻れないんだ・・・」
涙を流すプルート。
すると、どこからともなくピヨピヨとあの子達の声が!
なんと、逃げたヒヨコたちは小屋に敷いてあるわらの下に隠れていたのでした。
ヒヨコたちは一斉に飛び出し、プルートお母さんに擦り寄ります。
プルートも驚きながらも、ヒヨコたちを愛しそうに撫でてあげるのでした。
作品度数:
かわいい度★★★
イタズラ度☆☆☆
ドナ悲惨度☆☆☆(ドナ未登場)
これはプルートのお話ですが、シリーシンフォニーシリーズです。
プルートのお話は好きなものが多く、特にアザラシ、小亀相手のものは可愛い物ばかりです。
そんな中、一番好きな話が、この「プルートはお母さん」
プルートは基本的に、最初は敵視するのにだんだんと相手を好きになっていくパターンが多いです。
で、この作品はそれ+母性本能が付いてきます。
プルートはもちろん雄だし、ヒヨコを育てられるのか?と言う現実的な疑問は沸きますが、そんなのプルートの母性とヒヨコの可愛さが合わされば問題無!(笑)
さらに良いところは、実の親と戦った結果敗北したのに、子供たちはプルートを選んでくれた・・・と言う、健気さ。
単なる「刷り込み」じゃないか、と言われればそれまでなんですが・・・(汗)
そして、この作品の良いところは、なんと言っても音楽。
シリーシンフォニーシリーズは基本的にミュージカル調の作品になるのですが、音に合わせた動きは見ものです。
誰もが聞いたことがある曲を使用しているので、ついつい、一緒に頭を動かしてリズムをとってしまいます。
主役がプルート、出演者は動物ということで、セリフはもちろんありません。
でも、セリフがなくても音楽と映像で十分楽しめる作品になっています。