ぞんびだどー!
でもこいつに関しては何も言うことがありません。5,6回は観てます。まさにゾンビ映画会の王貞治(別に初めてゾンビを扱った映画ではないそうです)。某ブログにある通り、ゆらゆら動くゾンビ達が溢れる中で観客がダレないのは、ゾンビそのもので観客を怖がらせるのではなく、ゾンビが溢れ、破滅したかに見える世界において人間の生き様を描いている点にあるのではないでしょうか。ゾンビに慣れてしまい、楽しみのためにをかつては生きていた人間を狩る人間達の心理を描くという脚本、そこが現在のキャーキャー言ってるだけのファッキンハリウッドホラーとの大きな差異なのではないでしょうか。
ほんで今回は、
バイオハザードでドーン!
感想はゲーム原作なんでね、こんなもんでしょう。さすがファッキンハリウッドホラー、まったく面白くない。
以下ネタバレ。
ミラジョボビッチがエイリアンのシガニーウィーバーみたいだ。超人じみた肉体はこの映画に必要なんでしょうかね?ゲームに準じた内容にしないといけないのは分かるが、ネメシスもイマイチインパクトもなく、加えて作りが弱い。悪魔の毒毒モンスターにそっくりな彼がチェーンガン振り回すの観ても面白くないです。
ネタバレ終わり。
バイオハザードが好きな人は観てもいいんじゃないかと。
バイオハザードが好きで映画が好きな人は観ないほうがいいんじゃないかと。
バイオハザードが好きで映画が好きじゃない人はどうしたらいいかって?
知るか!シコって寝ろ!!
さらに続きます。お次はこれ!
ドーンオブザデッドでドーン!
こいつは先で挙げたゾンビのリメイクです。
最初は俺もナメてた。リメイクしたものに良作はないしね。
ゾンビが「早く動ける」という点も糞だと思っていたよ。そういった糞ゾンビ映画を観るのが今回の目的だったしね。
しかしいやいやどうして、まぁまぁなんですよ。
以下ネタバレ。
まずはダメゾーン。
動けるゾンビは観ていて笑えてしまいました。逃げる主人公を全力疾走で追いかける朽ち果てた男女は生き生きとしていましたよ。
しかもショッピングモールの件が早い!つーかモールしかない!まぁゾンビでのハイライトシーンであるだけにね、もっと溜めて溜めてイってほしかった。
あとあの小娘の行動はウザイっすね。犬がそんなに大事になるものかと、しかも犬がゾンビじゃないって何でわかったん?見ただけで「こいつは大丈夫だ」ってオイ!
まぁまぁそこは置いといてマルゾーン。
・ジョージAロメロ版に従いつつも独自の終わり方。
さすがにヘリで脱出は無理があったのか、船での脱出にしたのが逆によかったっす。ハッピーエンドか?という印象を与えつつ、ひとひねりあった終わり方をしてくれたのが良かった。
・デブゾンビ、ガキゾンビ。
途中で出てくるおばちゃんのゾンビがイカしてました。加えてゾンビの妊婦が産んだ子供がグロくて面白かったです。ってゾンビの妊婦ってどっかで見た気が・・・。でも黒人とロシア人を採用していた点が新鮮。ここはハリウッドニューエイジらしいキャスティングです。
ネタバレ終わり。
総括すると、
「クリエイター出身の監督にしてはまぁまぁやるじゃん。つーか原作が良かったからだよね。ゾンビのイメージ壊さずに現代版にアレンジしてくれてありがとう。」
な感じ。ゾンビ自体の怖さだけでない点をちゃんと生かしてくれた点を評価します。ジョージAロメロ版が王貞治ならこいつはダルビッシュです。喫煙で出場停止。
これ観てからジョージAロメロ版が観たくて観たくて・・・。
でも僕は死霊のえじきの方が好きです。
ストーンウォッシュでドーン!