歩く道 何処からか、甘く優しく香り漂う金木犀。
昨年の9月初秋でした。
書の生徒たちの競書作品提出に
市役所に出向き、
階上に行けば話もできたのに....
その年の4月に、
市教育委員長になられた先生
私の子供たちが小学校で、お世話に
なった先生です。
書道教室している私には、
時折 激励の声もかけてくださり
お会いすれば、
たくさんお話も伺えると
楽しみにしていました。
お会いして帰ろうかと思いながらも、
文化祭で又お会い出来ると
先を急いだ。
お会いしたいな〜
と思っていながら、逢えず終い
突然の訃報でした。
葬儀の帰り道 金木犀がいっぱい
香り漂っていました。
金木犀の花言葉
「謙虚」「気高い人」
「初恋」
「陶酔」「真実の愛」
逝かれた方に合う言葉です。
子供に向ける眼差し
声かける言葉に
愛があり温もりが
滲み出ていた先生でした。
ギターを片手に 授業参観で
は親子で歌を
気さくに見えても 心気遣う先生でした。
又指導者として、生徒に
思う心を沢山教わりました。
金木犀
香りの素晴らしい花を
つけているにも関わらず
目立たない小さな花をつけ
また雨に濡れるとその香り
とともに惜しむことなく
潔く花を散らせる..........
金木犀の香りの頃になると
毎年思い出すことでしょう
合掌 雅 芳
2016秋