２０１４．４ 雪と岩の八ヶ岳 ～網笠山から天狗岳へ （３日目）～

＜３日目：４月２８日（月）＞

　御来光を見るため、４時半過ぎに起床。
　雲が多く風は強いものの、御来光は見られそうな感じです。
　メンバーの中には、稜線で御来光を見るのはかなり久々だという方も。
　

　少し待っていると、雲の間から真っ赤な太陽が顔を出し始めました！
　御来光が見られて良かったです
　
　
　

　朝日に染まる雲も素敵でした☆
　
　

　６時少し前に朝食
　

　７時頃小屋を出発
　早朝はけっこう風が強かったのですが、少し治まっていました。
　だけど、天気はくもってしまい寒く感じます。
　硫黄岳山荘から硫黄岳までは少し歩くと夏道が出ていたので、アイゼン無しで歩けました。

　２０分くらいで山頂に到着
　

　曇っているけれど、景色はけっこう見えます
　

　天狗岳と蓼科山
　北アルプスもうっすら見えました
　

　御嶽山と中央アルプス
　

　南アルプス
　

　夏沢峠へ下る道は雪がまだ残っていたのでアイゼンを装着。
　場所によって残雪状況が違っていて、なんだか不思議。　
　日当たりや風の影響なんだろうけど・・・。
　それほど大変ではない雪の斜面だったので、フラット歩行の練習をしながら下りました。
　おかげでだいぶフラット歩行に慣れてきました。

　８時頃、夏沢峠に到着
　爆裂火口は迫力満点！　　
　天気が持ちそうだったので、当初の予定とおり根石岳方面に向かうことになりました。
　

　夏沢峠から根石岳山荘までは、雪はかなり残っていました。
　森の中のゆるやかな登り坂で、滑落の危険が少なそうな道だったので、
　少し気持ちに余裕がでてきて、時折景色を見ながら歩いていました。
　木々の間からは、浅間山方面の山なみ等が見えました。

　あの山は何だろう～？
　景色を見てにこにこ歩いていると、何度かつまづいてしまいました。

　・・・誰も景色に気を取られてつまづいたとは気づいてないよね？

　何事もなかったように澄まして歩いていたら、
　「あんまりよそ見しないでね～」と後ろからの声。
　よそ見をした時につまづいているのを、後ろを歩くＴさんに気付かれていたのでした

　９時少し前に根石岳山荘に到着
　風の通り道に建っている山小屋で、一度泊まってみたいと思っていた小屋です。
　石がたくさん置かれた屋根が特徴的な本館の横に、２年前？に建てられた新館がありました。
　新館をちょこっと見学させていただき、長めの休憩。
　新館はとても綺麗で、窓からの眺めが最高でした！
　（御嶽山や北アルプスが見えるのです）
　でも個人的には、石の置かれている本館もずっと残っていて欲しい～。

　長めの休憩後、ひと登りで根石岳
　

　眼下には根石岳山荘
　

　次は天狗岳へ向かいます
　

　根石岳の山頂直下は雪がありましたが、その後は天狗岳まで雪はほとんどありませんでした。
　

　東天狗岳頂上手前の場所で、「この前東壁を登った時、ここに出たんだよ」と教えていただきました。
　下を覗くと、断崖絶壁でした・・・　

　１０時過ぎに東天狗岳に到着
　

　南八ヶ岳方面
　歩いてきた道が見えます。
　　　

　西天狗岳　今回は登らず　
　

　蓼科山方面
　

　浅間山方面
　

　金峰山方面
　


　小休止後、中山峠に向かいます。
　山頂近くは雪はありませんでした。
　

　少し歩くと雪の道に
　後ろ向きに下る箇所はありませんでしたが、怖さを感じたトラバースが少しありました。
　でも大半は、フラット歩行に慣れてきたせいか、へっぴり腰にならずに歩けるようになりました。　

　途中、景色に見とれながら歩いていたら、またつまづく・・・。
　一度前のめりにに転んだ時があったのですが、ここは斜面側に転んだら止まらなそうな場所でした。
　「油断大敵」「初心忘るるべからず」　
　ちゃんと前を見て歩かなければと反省。。。


　気がつくと、だんだん空が明るくなっていました
　あれ、青空？？？
　

　黒百合ヒュッテが見えます
　

　中山峠近くの急斜面
　

　せっぴに注意
　

　景色が眩しい
　

　中山峠
　


　中山峠直下には、落石の危険がある箇所がありました。
　頭上に注意しながら、急坂を下りました。

　最後の頃はゆるんだ雪に足を取られながらの歩きに。
　でも最後までケガも事故も病気も無く、無事に歩くことができました。
　歩くのは大変だったけれど、とっても楽しく幸せな３日間でした

　メンバーのみなさま、山小屋のみなさま、大変お世話になり、ありがとうございましたm(__)m
　もっと精進して、これからも安全に楽しく山登りをしていきたいです