気ままにぶらり旅日記

山や森のレポート&日々の雑記

2014.1 雪と笑顔の北八ヶ岳(その1)  

2014-02-07 | 八ヶ岳・清里
2014年1月25日(土)~26日(日)

行先:北八ヶ岳
行程:<1日目>渋ノ湯~黒百合ヒュッテ~中山峠~天狗岳方面の最初の岩場~中山峠~しらびそ小屋(泊)
   <2日目>しらびそ小屋~稲子湯


 12月に一緒に北八ヶ岳へ行けなかった友人二人と、北八ヶ岳へ行ってきました
 
 今回の旅では、それぞれがそれぞれを隠し撮り(?)していて、素の姿の写真がたくさん!
 自分の写真と合わせて眺めていると、ほっこり優しい気持ちに

 そんな気持ちと思い出を書きとめておきたくて、今回は友人の写真もたくさん使わせていただきました。
 (使わせていただきありがとうございましたm(__)m)
 雪と笑いの北八ヶ岳レポです☆ 
   
         
 <1日目:1月25日>
 8:15 渋ノ湯
 朝1番のバスで渋の湯へ。
 朝1番のせいなのか、明日の天気予報が雨模様のせいなのか、乗客は私たちを入れて10人くらい。
 自家用車の方も少なく、静かなスタート。
 雲は多めでしたが、渋の湯までの途中、車窓から八ヶ岳連峰や北アルプス等の山なみが見えました。
 

 山は寒いかと思いきやそうでもなく、ソフトシェルの手袋で十分の暖かさ。
 森の中のせいか、風もありません。
                   
 森の中にはアイスクリームのような木が。
 時々どさーっと上から落ちてきたりするので、ちょっと注意。
 

 登山道は凍っておらず、アイゼン無しで歩けました。
 だんだん明るくなっていく雪道。
 時折しか人に会わず、森を三人占めしているかのよう。
 

 見上げれば青空も出てきました!
 テンションがさらに上がります☆
 

 さらに先に進むと、森の奥から太陽の光がこぼれてきました。
 

 朝日に照らされて
 
 (撮影:Hちゃん)

 
 9:00 八方台分岐
 ここからしばらくなだらかな道です。
 太陽の光が暖かく感じます。
 

 雪のオブジェがいっぱい
  

 唐沢鉱泉分岐からは、だんだん傾斜がきつくなってきます。
 黒百合ヒュッテまだかな~と登っていくと、少し景色が見られる場所に出ました。
 白く見えるのは乗鞍岳?
 

 ちょっとアップ
 


 10:10 黒百合ヒュッテ
 カフェの看板がとってもかわいい~ (KIKIさん作?)
 
                                                          
 看板に直行の友人
 
 (撮影:Hちゃん)

 登ってきたら小腹が減ったので、コケモモのカップケーキを注文してティータイム
 昨年の11月に来た時にも食べたのですが、甘さと甘酸っぱさが絶妙でおいしい~
 器とスプーンもオシャレで、お皿には黒百合のマーク入り!
 
 (撮影:Hちゃん)

 友人の写真はとっても温かくて、物語の世界に入りこんだ気持ちになります
 同じものを私が撮るとこんな感じ・・・
 もっと練習しなきゃ。。。
 

 ストーブを囲んでカップケーキを食べながら、1時間くらいまったりのんびり。
 もう今日はここで終わりでも良いかも、なーんて話したり。
 本日、まだ2時間くらいしか歩いていませんが(笑)
 
 でもあんまりゆっくりしているとしらびそ小屋に着いてから食べる予定のお昼ごはんが遅くなるので、
 11時過ぎに黒百合ヒュッテを出発。
 中山峠からしらびそ小屋へは急坂を下るので、念のため軽アイゼンを装着。
            
 天狗岳を眺められる場所に行きたいね、ということで、黒百合ヒュッテ前の岩山はどうかと思ったのですが
 つぼ足の跡がひとつあるのみ!
 ラッセルしながら登るようになりそう。。。
 
                    
 岩山に登るのはやめ、中山展望台に向かう途中の見晴台まで行ってみよう、ということで中山峠へ。
 中山峠から東天狗岳方面へほんの少し進むと、奥秩父方面の山々が見渡せました。
 雪を被っているのは金峰山?
 
                
 左にちょっと先だけ見えるのは、にゅう?
 

 ここからだと天狗岳はあまりよく見えません。
 もう少し先まで行ってみる? 
 行けるかな~と、おそるおそる天狗岳方面に進んでみました。
 
 すると先に坂道と小さな岩のピークが出現。
 下山してきた方に「そのピークまでだたったら軽アイゼンでも行けそうでしょうか?」と聞くと
 「天狗岩の下までだったら軽アイゼンでも行けますよ」との答え。
 それじゃ行ってみますか! と坂を登りはじめました。
      
 最後のひと登りをすると、パッと景色が開けました。
 と同時に冷たい強風!!
 森の中は風が無かったのに、さすが稜線です。

 さらに少し歩くと平らな開けた場所に出ました。
 軽アイゼンとストックの私たちは、ここまでで終了です。
 最後の登りの時にすれ違った下山途中の方たちが、心配そうに見守ってくださっていました。
 (ご心配かけてすみませんでした・・・) 
                      
       
 目の前には東天狗岳と西天狗岳!!
 

 もう少し先に行けそうな気もしましたが、強風だったこともあり無理はせず。
 

 御嶽山や乗鞍岳、槍・穂高連峰などが見えました☆
 とっても寒いけど、テンションがあがります
 

 槍・穂高連峰のアップ
 

 御嶽山
 

 写真撮影中
 
 (撮影:Hちゃん)

         
 景色を満喫後、来た道を戻り、いよいよ中山峠をくだります。
 

 11月に歩いた時は、クサリのある急坂にちょっとおののきながら下りました。

 今回はどうなのでしょう?
 前週に天狗岳に登ったmont-dendenさん情報によると、
 中山峠を登ってきた方曰く、最後の急坂だけアイゼンをつけたとのこと。
 しらびそ小屋の方曰く、「今の時期なら問題ないと思うよ」とのこと。

 果たして結果は・・・!! 

 中山峠の看板下にはクサリが見えていましたが、登山道の岩はほぼ雪で埋まっていました。
 中級以上のスキーのゲレンデのような急坂。今日歩いた中で一番の急坂です。
 歩くのが大変そうと思うものの、「いや~すごい急坂だね~」となぜだか笑いがこみあげてきます

 急坂ではありますが、気温が高いためか雪は凍っておらず、足を入れるとズボッとはまります。
 これなら転んでも痛くないし、足が埋まって転びにくいかも。
 
        
 と、ここで友人が気が付きました。
 「中山峠直下にトレース無いよね?」

 あ、たしかに・・・
 でもよーく見ると下の方にはトレースがあります。
 トレースをたどって上の方を見ると、直下よりも南寄りのところから下山したよう。
 直下はトレースが無いけれど、トレースのある場所まで下るのは大丈夫そう。
 モフモフの雪だし、むしろ雪に埋もれたい!!

 以前、残雪の安達太良山巻機山を滑るように駆けるように(いや駆けてた・・・)下っていた
 mont-dendennさんや現在はマラソン一筋のkimさんの姿を見慣れてしまっていたせいか、
 モフモフ雪を滑るように下ることに、全く躊躇がありません。(←危険?)

 膝上まで雪に埋もれながらトレースのあるところまで下っていきます。
 時々腰くらいまで埋まったり。それがまた楽しい~
 満面の笑みで急坂を下ります。

 ここでトレースに合流
 

 合流地点に立つ人
 
 (撮影:Bちゃん)

 合流地点に向かう友人
 

 二人分のトレースがあっても埋まります(笑)
 (ちなみに、一番最初に歩いた私はもっと埋まりました
  

 まだまだ坂は続きます
 友人曰く、「富士山の大砂ばしりを歩いているみたい」
 

 下る下る
 
 (撮影:Hちゃん)

 森の上には景色が広がっていました
 

 まだまだ下る 
 楽しすぎて笑いが止まりません
 
 (撮影:Hちゃん)

 埋まってます。そして何かを撮ってます。(何撮ったんだろう・・・?)
 
 (撮影:Hちゃん)

   
 カメラが傾いていたのか? 急坂過ぎるのか?
 
 
 
   
 途中で少し見えた硫黄岳
 こんな斜度の坂を下っています。(中山峠直下はもっと急です)
 

   
 森の中に入り、少し坂がゆるんできました。
 

    
 ちょこっと苔観察&マクロ撮影の練習
 

 苔がモフモフなんだワン  
 

   
 岩岩の稲子岳が見えてきました。かっこいい~☆
 

 まだ下りは続きます
 
 (撮影:Bちゃん)
    

 そうして下っていくと、ダケカンバの森に出ました。
 ダケカンバ越しに天狗岳も見えます。
 

 11月に歩いた時も素敵でしたが、雪の時期もまた素敵です☆
 しばしみんなで景色に見とれていました。
 友人の一人は雪の上に半分寝ころんで、落ち着く~とくつろいでいました。
 そんな姿にまたほっこり

 新緑の時期や紅葉の時期にも歩きたいな
 後ろからだとこんな感じ
 
 (撮影:Bちゃん)

 前からだとこんな感じ
 


 雪のモンスターが起きだしたようです。
 

 しらびそ小屋まであと少し
 
 (撮影:Bちゃん)

 
 ~その2へ続く~


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