２０１６．８ 憧れの花のトレイル 白馬岳～朝日岳（１日目）

２０１６年８月２６日（金）〜２８日（日）

行先：白馬岳、朝日岳

行程：１日目　猿倉～大雪渓～白馬山荘（泊）
　　　２日目　白馬山荘～白馬岳～三国境～雪倉岳～水平道～朝日小屋（泊）
　　　３日目　朝日小屋～朝日岳～五輪尾根～蓮華温泉

花畑の広がる白馬岳～朝日岳のトレイル。
雑誌やmont-dendenさんの写真を見て、いつか歩きたいと思っていました。
そんな憧れのトレイルを、８月下旬に歩くことができました

スタートは白馬猿倉。
久しぶりの白馬、というより久しぶりの北アルプス。
白馬は４年ぶり、北アルプス自体は３年ぶりです。
ほんと日本アルプス歩いてない！！　
ドキドキとワクワクが交錯。

夜行バスを下車後、猿倉荘前でゆっくり出発の支度をしていると
何やらのぼり旗やペットボトルの箱を運ぶ方々がやってきました。
長野県庁や遭対協関係、ＯＳ－１の会社関係？の方々だったようで
登山者にＯＳ－１を配布しながら、熱中症対策のＰＲ活動をされていました。
テレビの撮影や新聞記者の方もいらっしゃいました。

荷物は少し重くなるけれど、ＯＳ－１をいただいて出発！
空は曇り空。午後から雨予報。
白馬山荘に着くまで雨が降りませんように。。。


歩くにつれて、だんだん青空が見えてきました。
思いがけない青空と垣間見える山の景色に、テンションが上がります


白馬尻小屋
岩のメッセージと青空にほっこり。


白馬尻小屋の前で小休止。
ゆっくり大雪渓の景色を見よう
・・・と思ったのですが

雪渓どこ？！



４年前の今頃は、ここから大雪渓が見えた気がしたのだけど。。。
今年はもともと雪が少ないところに気温が高く、雪渓が減っていると聞いていましたが、
まさかこんなに少ないとは！！
ちょっとショックでした

雪渓のとりつきまで沢の脇のザレ場を登っていきます。
このザレ場は急だったり滑りやすかったりと、とっても歩きにくい！！
雪渓を歩きたい。。。


そうして、やっと大雪渓が現れてくれました！
見上げれば空は真っ青。
キセキの青空に雪渓が映えます


まだ雪渓脇のザレ場の歩き。（左側の高巻道）
雪渓の崩落個所多し。
歩いている途中、何度か崩壊する音を聞きました。


振り向くとこんな感じ。


ザレ場でへたりながらも、大雪渓のとりつきに到着。
やっと雪渓を歩ける～！！

と喜びもつかの間、よく見ると雪渓歩きはほんの少し先まで。

しかし、距離が短いながらも、ところどころにクレバスがあり
気が抜けない雪渓歩きでした。


雪渓歩きからガレ場の歩きに。
急坂だけどお花畑が広がっていて、歩いていると嬉しくなります。
疲れたらお花を眺めてひとやすみ。

クチバシシオガマ


クロクモソウ


そして本日の二つ目のキセキが

ウルップソウが咲いている～

本来は６月下旬～７月上旬頃に咲くウルップソウ。
まさか８月下旬に見られるなんて！
咲き残っていてくれてめちゃめちゃ嬉しい


葱平までは落石注意の道で、道端でゆっくり休憩をとれないものの
花に見惚れてはつい立ち止まるの繰り返し。

ハクサンフウロ　ミヤマアキノキリンソウ　ミソガワソウ　トリカブト　ミヤマキオン？
（写真をクリックしたら拡大します）
　　　　　

気がついたら葱平を過ぎていて、避難小屋まで来ていました。
道理でバテるはず

避難小屋まできたら、今日の目的地まではあと少し。
今日は白馬山荘までの予定です。
見えているのは白馬頂上宿舎。


ここから稜線までも一面花畑。
もっと早い時期なら、もっとたくさん花が咲いていたんだろうなぁ。

タカネナデシコ　花畑
　

稜線まであと少しだからファイトー！！
バテ気味の身体に活をいれながら登っていきます。


稜線に立つと、白馬鑓ヶ岳方面は雲の中に隠れていました。
ううっ残念
でも、もともと曇りのち雨予報。
青空を見られただけでラッキーでした☆

白馬頂上宿舎
泊まってみたかったけれど、翌日の行動時間を考え今回は断念。


白馬岳方面はまだ青空




白馬山荘に付近の稜線には、たくさんのトウヤクリンドウ。


山荘に着く頃には、曇り空になってしまいました


１１時２０分頃に白馬山荘に到着。
お昼ご飯を食べ、その後は談話室で読書。

一度散歩に出るも、雨が降り出しすぐさま小屋に戻りました。

山荘裏で見かけたタカネミミナグサ？


平日なのと翌日の天気予報が雨予報だったゆえか、宿泊者は少なめ。
（それでも２００人以上はいたと思うけど）
６畳くらいの部屋に女性４人で、ゆったり過ごせました。

１日目はこんな感じに過ぎていったのでした。
（小屋に着いてからの記憶がもう定かでない。。。）

～２日目に続く～