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日本共産党 群馬・太田市議 水野正己のブログ
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私学GKAに財調から条例違反の7.5億円貸付/法令順守は当然/残り6億円はただちに返済を‐太田市12月議会で一般質問

2019年01月19日 | 市議会・市政ニュース

 
市政news No28/2019年1月20日号 

 昨年12月議会の一般質問では、市が2012年度から3年間で、私立学校「ぐんま国際アカデミー」(GKA)に条例違反となる財政調整基金(財調)を使っての7.5億円もの貸付を行ってきた問題を追及しました。

 この問題では、昨年6月議会で秋山健太郎市議、昨年9月議会で水野市議と秋山市議が追及。9月議会の決算委員会での秋山市議の質問に総務部長が、「(市の財政調整基金)条例に則したものとは言えない」と条例違反を認めています。

違反継続の宣言と同じ

 GKAへの貸付は同校発行の学校債を購入する形態。昨年11月1日に1・5億円が返済されたものの、残り6億円は、今年3月末までの返済を市が求めているだけです。これでは、条例違反と認めてから半年間は違反を続けることもあると宣言したようなものです。

全額返済の期日は今も未定

 ただちに残り6億円を返済させるよう求めた水野市議の質問に市長は、昨年12月中の6億円返済をGKAの理事会に求めると答えるのがやっとで、返済期日を具体的に示す答弁はありませんでした。

 GKAの学校債は期日前償還(返済)可能とされますが、条例違反を是正するための返済期日は今年1月18日の段階でも示されていません。

 私は質問で、本来なら市が条例違反を認めた9月時点で直ちに全額返済されなければならないと強調。秋山市議の昨年6月、9月議会での質問や水野市議の9月議会での質問では、財調を使った学校債の購入(貸付)は、元本保証の確実性と換金の容易性という地方財政法の趣旨や市の財調条例に抵触する可能性が高いことを指摘し、速やかな返済を求めていました。

GKA
期日前償還可能で財務健全
虚偽だったのか

 このままでは期日前償還可能な学校債という約束が虚偽だったことになります。
 12月議会で水野市議は、残り6億円の早期返済が不可能となれば、GKAの財務状況は健全という市長や会計管理者、総務部長、企画部長の答弁も虚偽になると厳しく追及しました。しかし市長からは、明確な答弁はありませんでした。

GKA
すでに補助金7.3億円
答弁に反して追加補助金も

 市は今年度から、ふるさと納税を使って市立•私立学校に交付金(補助金)を交付する制度を創設。18年度予算では、GKAには市立学校の130倍を超える1660万円が交付されることになっています。


 GKAは英語で授業を行う小中高一貫の私立学校で、合併前の旧1市3町からのものも含め、市が06年度までに7憶3300万円もの税金を投入し05年に開校しました。

 市長は06年4月の臨時議会で、これ以上GKAには補助金は出さないと答弁。ふるさと納税を使ったGKAへの補助金はこの答弁に反するものです。

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