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突然の中高一貫校化
市立太田商業高校
今年1月に突然浮上した市立太田商業高校の中高一貫校化。
2年後の2012年4月から中等部を併設し、同時に同校の情報課を廃止する計画です。
中等部の入試は、学力試験ではなく総合評価による選抜とされます。
しかし結局は入試で序列をつけることになり、一部の限られた子どもたちのための学校をつくることになります。
義務教育である中学校から入試で選抜する学校をつくり、そのために税金を投入する。自治体のあり方が根本から問われます。
太田市は自治体として、とりわけ義務教育にたいする重大な責任を負っています。
教育行政では、一部の特定の子どもたちではなく、すべての子どもたちの教育、とりわけ義務教育にたいする責任を果たすことこそが求められています。
太田市はいま、義務教育にたいする自治体としての責任を十分に果たしているといえるでしょうか。
税収減と言いながら
同校の中高一貫校化には、中等部のための教室、体育館を新たに建設することが必要になります。
市の今年度の予算では、24億円の税収減を理由として、さまざまな公共サービスの後退と市民負担増がもたらされています。
こうしたもとで、中高一貫校化のための予算をどう生み出すのかが重大な問題となります。結局は新たな市民負担増につながる危険性が限りなく高まります。
第2グラウンド
第2体育館
つくったばかり
市はこれまで、同校の盛んな部活動を応援するため、08年に第2グラウンド、09年には第2体育館をつくったばかりです。
市立太田商業高校の部活動
(同校ホームページより)
中等部併設のための予算が困難になれば、第2グラウンドや第2体育館を中等部のために使うことも考えられます。
しかしそれでも、教室を確保するには新たな予算が必要になります。
また、そうした手法では、せっかくつくった第2グラウンドや第2体育館を部活動のために有効に活用することができません。
一生懸命に練習に励む子どもたちがかわいそうでなりません。
同じ高校で別の入学制度
学校生活は…
中高一貫校になると、受験によって高校から入学する子どもたちと中学から入学していた子どもたちが、部活動や生徒会活動、場合によっては授業も含めて一緒に高校生活を送ることになります。
こどもたちの学校生活に何らかの支障が出ることはないのか。
この点では、私の3月の市議会・教育福祉委員会での質問に福田一男同校校長(当時)は、別々の仕組みによる入試によって入学してきた生徒が一緒に学校生活を送っても、「うまくいかない」という声が現場の先生たちから強く上がっていると答えています。
目標も不明確
2年後の中高一貫校という
出口だけを決定
市は同校の中高一貫校化の目標について、どんな学校にし、どんな教育を行うのかは、今後考えるとしています。
しかし本来、学校づくりは、どんな教育を行うのか、まず目標を決めてから、その目標のためにふさわしい学校づくりを計画するものであるはずです。
ところが今回の中高一貫校化は、どんな教育を行う学校をつくるのかが不明確なまま、「2年後の中高一貫校化」という出口だけを先に決め、その出口に合わせて目標を決めるという、逆さまな理論によって計画が進められていることが重大な問題です。
6月議会の一般質問では、こうした問題をただします。
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突然の中高一貫校化
市立太田商業高校
今年1月に突然浮上した市立太田商業高校の中高一貫校化。
2年後の2012年4月から中等部を併設し、同時に同校の情報課を廃止する計画です。
中等部の入試は、学力試験ではなく総合評価による選抜とされます。
しかし結局は入試で序列をつけることになり、一部の限られた子どもたちのための学校をつくることになります。
義務教育である中学校から入試で選抜する学校をつくり、そのために税金を投入する。自治体のあり方が根本から問われます。
太田市は自治体として、とりわけ義務教育にたいする重大な責任を負っています。
教育行政では、一部の特定の子どもたちではなく、すべての子どもたちの教育、とりわけ義務教育にたいする責任を果たすことこそが求められています。
太田市はいま、義務教育にたいする自治体としての責任を十分に果たしているといえるでしょうか。
税収減と言いながら
同校の中高一貫校化には、中等部のための教室、体育館を新たに建設することが必要になります。
市の今年度の予算では、24億円の税収減を理由として、さまざまな公共サービスの後退と市民負担増がもたらされています。
こうしたもとで、中高一貫校化のための予算をどう生み出すのかが重大な問題となります。結局は新たな市民負担増につながる危険性が限りなく高まります。
第2グラウンド
第2体育館
つくったばかり
市はこれまで、同校の盛んな部活動を応援するため、08年に第2グラウンド、09年には第2体育館をつくったばかりです。
市立太田商業高校の部活動
(同校ホームページより)
中等部併設のための予算が困難になれば、第2グラウンドや第2体育館を中等部のために使うことも考えられます。
しかしそれでも、教室を確保するには新たな予算が必要になります。
また、そうした手法では、せっかくつくった第2グラウンドや第2体育館を部活動のために有効に活用することができません。
一生懸命に練習に励む子どもたちがかわいそうでなりません。
同じ高校で別の入学制度
学校生活は…
中高一貫校になると、受験によって高校から入学する子どもたちと中学から入学していた子どもたちが、部活動や生徒会活動、場合によっては授業も含めて一緒に高校生活を送ることになります。
こどもたちの学校生活に何らかの支障が出ることはないのか。
この点では、私の3月の市議会・教育福祉委員会での質問に福田一男同校校長(当時)は、別々の仕組みによる入試によって入学してきた生徒が一緒に学校生活を送っても、「うまくいかない」という声が現場の先生たちから強く上がっていると答えています。
目標も不明確
2年後の中高一貫校という
出口だけを決定
市は同校の中高一貫校化の目標について、どんな学校にし、どんな教育を行うのかは、今後考えるとしています。
しかし本来、学校づくりは、どんな教育を行うのか、まず目標を決めてから、その目標のためにふさわしい学校づくりを計画するものであるはずです。
ところが今回の中高一貫校化は、どんな教育を行う学校をつくるのかが不明確なまま、「2年後の中高一貫校化」という出口だけを先に決め、その出口に合わせて目標を決めるという、逆さまな理論によって計画が進められていることが重大な問題です。
6月議会の一般質問では、こうした問題をただします。