スズキ・フィリピンは29日、小型乗用車「SX4」新モデルの販売を開始した。セダンとクロスオーバー型スポーツ多目的車(SUV)の2モデル。年内に計400台の販売を見込み、同社全体の販売台数を前年比で約20%増加させたい考えだ。
市場投入したのはクロスオーバーSUVの「SX4クロスオーバー」とセダンの「SX4エアロ」の2タイプ。ブランドコピーともに4速オートマチック(AT)で、排気量は1600cc。日本から完成車(CBU)を輸入して販売する。希望価格はクロスオーバーが89万9,000ペソ、エアロが89万ペソ。
スズキ・フィリピンで販売・マーケティング部門のゼネラルマネジャーを務める須永尚史氏は、NNAの取材に対し、「年内に400台程度の販売を目指す」と説明。同社がハッチバックの小型車で実績を持つことから、特にクロスオーバーの販売に期待を示し、「30代のアウトドア愛好家などをターゲットにしたい」としている。
エアロは、既に市場投入されているSX4のセダンタイプを一新し、一層の販売強化を目指す。須永氏は、昨年10月に日本で販売を開始した高級セダン「キザシ」の将来的な市場投入なども視野に入れつつ、セダン部門での同社のプレゼンス強化に注力していく方針を示した。
スズキ・フィリピンの今年1~3月の新車販売総数は、前年同期比92%増の949台。今年通年の見通しについて須永氏は、「前年(2,627台)比で20%程度の成長を目指す」と説明。「セレリオ」「APV」「スイフト」といった主力車種の販売増を見込む一方で、APVのトラックタイプの試験的な導入を検討していることも明らかにした。
■二輪はスクーターに期待
一方、二輪車部門について、製造・エンジニアリング部門のディレクターを務める土井渉氏は、全体市場が今年通年で70万台を突破するとの予測を示した上で、「8万台前後の販売を見込んでいる」と説明した。
特に昨年10月に発売したスクーター「スカイドライブ125」の販売増に期待。土井氏は、国内の二輪市場におけるスクーターの販売比率が昨年の5%超から約10%に増加するとみており、同車種の販売台数を「昨年の月間約500台から今年は最高で1,000台まで引き上げたい」としている。
同社の昨年の二輪販売台数は5万4,869台で、前年実績を7%を割り込んだ。今年1~3月は前年同期比50%増の1万9,603台となっている。
市場投入したのはクロスオーバーSUVの「SX4クロスオーバー」とセダンの「SX4エアロ」の2タイプ。ブランドコピーともに4速オートマチック(AT)で、排気量は1600cc。日本から完成車(CBU)を輸入して販売する。希望価格はクロスオーバーが89万9,000ペソ、エアロが89万ペソ。
スズキ・フィリピンで販売・マーケティング部門のゼネラルマネジャーを務める須永尚史氏は、NNAの取材に対し、「年内に400台程度の販売を目指す」と説明。同社がハッチバックの小型車で実績を持つことから、特にクロスオーバーの販売に期待を示し、「30代のアウトドア愛好家などをターゲットにしたい」としている。
エアロは、既に市場投入されているSX4のセダンタイプを一新し、一層の販売強化を目指す。須永氏は、昨年10月に日本で販売を開始した高級セダン「キザシ」の将来的な市場投入なども視野に入れつつ、セダン部門での同社のプレゼンス強化に注力していく方針を示した。
スズキ・フィリピンの今年1~3月の新車販売総数は、前年同期比92%増の949台。今年通年の見通しについて須永氏は、「前年(2,627台)比で20%程度の成長を目指す」と説明。「セレリオ」「APV」「スイフト」といった主力車種の販売増を見込む一方で、APVのトラックタイプの試験的な導入を検討していることも明らかにした。
■二輪はスクーターに期待
一方、二輪車部門について、製造・エンジニアリング部門のディレクターを務める土井渉氏は、全体市場が今年通年で70万台を突破するとの予測を示した上で、「8万台前後の販売を見込んでいる」と説明した。
特に昨年10月に発売したスクーター「スカイドライブ125」の販売増に期待。土井氏は、国内の二輪市場におけるスクーターの販売比率が昨年の5%超から約10%に増加するとみており、同車種の販売台数を「昨年の月間約500台から今年は最高で1,000台まで引き上げたい」としている。
同社の昨年の二輪販売台数は5万4,869台で、前年実績を7%を割り込んだ。今年1~3月は前年同期比50%増の1万9,603台となっている。