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「謝ったのに無罪主張なぜ」地元関係者が憤慨 イージス艦初公判

2010-08-23 11:48:48 | 日記
 イージス艦衝突事故から2年半、ようやく始まった刑事裁判で海自側が無罪を主張。「いまになって漁船が悪いなんて」「責任を取って」。ブランド コピー漁船「清徳丸」に乗り組み、行方不明となった千葉県勝浦市川津の吉清治夫さん=当時(58)、長男の哲大さん=同(23)=の遺族や地元漁協関係者は複雑な思いで裁判を見つめている。

 「首相も防衛相も当時、『国が悪かった』と頭を下げに来たんだ。あたごの艦長も涙を流して頭を下げていた。今になって、『漁船の方が悪い』と主張するなんて…」

 治夫さんの同僚だった漁師の男性(72)は憤慨する。

 船団長を務める男性(76)は「(海自側は)文句を言うと思っていた。向こうは組織を守らなきゃいけない立場だからね」とあきらめ気味。裁判で争う構えを見せる海自側の対応について、「謝ったことを撤回して無罪を主張するというのは、信じられないな」と語った。

 事故当時、「清徳丸」が所属していた新勝浦市漁協の組合長で、海難審判をすべて傍聴してきた外(げ)記(き)栄太郎元組合長は「海難審判では、もどかしい思いをした。海自側は当事者が全員生きているが、こちらは親子とも行方不明になり、直前の状況を知る人間がいない。欠席裁判のようなものだった」と振り返る。

 遺族の悲しみは今も癒えていない。治夫さんの妹、美恵子さんは、刑事裁判の傍聴に行かないことに決めた。ルイヴィトン スハリ 財布「母も具合が悪くなってしまった。思いだすのが辛い…」と言葉を詰まらせる。遺族の気持ちに配慮し、組合側も慰霊祭などは控えている。

 「彼らは国を守るために頑張っている。2人が行方不明になったとき、懸命に捜索してくれた自衛官がたくさんいた。感謝している。だが、責任はきちんと取ってもらいたい。国民を守ための自衛隊が国民を殺したのは事実。その責任は重い」。元漁師の男性(80)は言う。

 漁師仲間は「現場は東京湾だよ。日本で最も混んでいる海にレーダーを使わずに航行するなんて危険すぎる。考えられない」と海自側の主張に首をかしげる。

 同漁協幹部(66)は「稼ぎ頭を亡くしてしまった遺族に対して、(裁判は)良い結果になればと祈っている。都合の良いことだけを言う責任逃れだけはやめてほしい」とつぶやいた。