キューティーな毎日

管理人はまいまいです。京都の下町で心を読み解くトリミングを目指しております。

未来の話

2013-06-11 | お気楽CUTiE
あら。
つるつるね。
そんな季節ね。






この場所でお店をして、もう何年かな。
その間ずっとずっと来てくれてる子達の事。

定期的に来てくれるといろいろ気が付きます。

私達の持っている
「なんか変」
これ意外と当たります。
それは毎回あちこちを触り見て観察しているから。

「ん?」
「あれ?」
「おや?」

そこから導き出される診断も結構当たってる。

このしこりは?
「ん?こりゃちとやばいな。生検してもらった方がいいな」

このふくらみは?
「おなかに水がたまってるんではないかい?病院行ってもらおう」

この傷は?
「ケンカしたんやろ(笑)大丈夫やわ」

耳の調子がちと臭い?
「早めに治療に入った方がいいね」

膝がちょっと怪しい?
「うーん、ステージ2と3の間くらいかなぁ。手術のレベルやと思う」

ちょっと痛がる?
「関節の痛みが出てるんやね。ほどほどにしとこう」


こんな話をすることが結構あります。
私達がなにも言わなかったら、それは健康優良児という事。
もしくは加齢によるもの。

あとは、長いお付き合いの中で、
お母さんたちがどう考えているかによって話すことも違ってきます。
これはとても難しいこと。
深刻な顔をして、難しい話をすることも出来るけれど、
それを望まない場面もある。
その逆、病院に行く前に私達に電話をくださることもある。

完全オーダーメード。

それって。
本当に一朝一夕にできるものではないと思うんですよね。
そうやってお任せいただけることをとても嬉しく思う。


今日、綺麗になった。
それは一番大切なことなんだけれど、本当に見つめるところはそこではない。
トリミングを続けているとわかることだと思います。

未だに修行は続くけれど、カットの精度やデザインよりも、
それぞれの生活のなかに安心をプレゼントするオーダーメード。
病気にもなる、体調も悪くなる、
そしていつかお別れが来る。
そこまで想像していたいと思います。

元気なうちは私達も精一杯いちゃいちゃさせてもらうけれど、
何かあったときに的確に寄り添えるようにいたいと思います。


先月にご来店のわんこちゃん。
10年以上のお付き合いです。
「なんか変。こりゃ腹水がたまってると思う。
腫瘍ができてるのではないかなぁ。病院へ」
そんな提案をしました。

すぐに診てもらって、
「間に合いましたね。このままいったら肺に回って・・・」
そんな診断でした。
ものすごくお礼を言ってくださったけれど、
違うのです。
その前のトリミングの時に気が付かなかったのかと思うのです。

年齢も年齢。
あとは機嫌よく心地よく、楽しく、満足いくように過ごそう。
そんなお話でした。
来週。ご予約ありがとう。
待ってるね。





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