私のココロはどこへ 行ってしまったのか
ぽっかり空いた穴は どう塞げばいいのか
とても苦しいのに 話す事すら 辛く 苦しいのに
私は逃げられない そんな気持ちが 私を苦しめる
そんな今だからこそ
私が車いすダンスを踊る理由を 思い出すように 日記を書きます
私は 何をするでも 中途半端でした。
子供の頃から 勉強もスポーツも 人間関係も
小さな苦痛を感じただけで 色んな事から 逃げてきました
部屋にこもり 誰からの言葉にも 耳をかたむけず
ただ ひたすら 逃げていました
自分から 孤独の中に足を踏み入れたのに
孤独から 逃げ出したい そんな感情の中 自分で消化出来ずにいた 感情を
クスリや自傷行為や 部屋の壁を爪が折れるまで掻き続けて 消化していた
この壁を壊せば 私は孤独から 逃げれるのでは
そんな 期待もあった
発作や自傷行為やODを 頻繁に起こすようになり 精神科に入院した
精神科は 窓に鉄の柵がされ カーテンに無い 白い壁の部屋
病室には テレビもなく 入院患者皆で 食事を摂り
クスリを看護師に配られ ちゃんと飲んだか確かめられる
過食嘔吐をする患者さんは 看護師に 私は吐いてない と嘘をつく
大声で叫び続ける患者さん 精神科病棟を走り回る患者さん
昼夜逆転し 夜は徘徊をする患者さん
色んな ココロの病を持った方々と 話す事で
私だけじゃない 私は独りじゃない
それでも ココロのリズムを乱すと
発作を起こし 幻覚 幻聴に脅え 身体を掻き毟る
注射を打たれても治まらず 手・身体・足を縛られるが 暴れ続ける
再度 強めの注射を打たれ 眠りにつく
目を覚ますと 身体を縛られ 垂れ流しの状態
これが 自分なのだと 涙が止まらなかった
入退院を繰り返し 学校に通い 受験勉強は 入院中にした
退院して 学校へ行くと 皆の目が怖かった
自分の思い込み そう思いたいが その頃は 出来なかった
私は何も変わっていない これが本当の私なの
無事 高校も入学し 寮生活をしていた
でも 私は自分自身に負けてしまった
発作を頻繁に起こすようになり 自分に絶望した
環境が変われば 私も変われるかもしれない
淡い期待だった
その頃 みつと出逢った みつから届く手紙が 私の唯一の喜びだった