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空のkiroku 雑記帳@goo

by 日蝕貧乏知恵者猫
この前、空を見上げたのはいつですか?☆彡
すぐ目の前にも美しさと不思議が溢れています!

映画『北辰斜にさすところ』

2006-10-26 14:48:44 | (旧)雑記帳/写真展・講演会・イヴェント
◆映画『北辰斜にさすところ
 物語(あらすじ)

<iframe src="http://rcm-jp.amazon.co.jp/e/cm?t=soranokiroku-22&o=9&p=8&l=as1&asins=B0007YVVES&fc1=000000&IS2=1&lt1=_blank&lc1=0000FF&bc1=ACCCF5&bg1=ACCCF5&f=ifr" style="width:120px;height:240px;" scrolling="no" marginwidth="0" marginheight="0" frameborder="0" align="right"></iframe> 『北辰斜めに』は、旧制第七高等学校造士館の第十四回開校記念祭歌で大正4年の作。(映画公式サイトでは『北辰斜にさすところ』となっていますが、七高寮歌集では『北辰斜めに』の記載)

 北辰とは北極星のことで、『北辰斜め』は北極星が低く見える鹿児島のことを表しています。
 そして、巻頭言の最初は『流星落ちて住む処』。
 幼少から星に魅せられた私は、歌の中身は分からないままにどこか惹かれた歌でした。(雪月花を詠じた寮歌は多いですけれどネ)
 旧制七高を(一部の)母体とした鹿児島大学では既に忘れられようとしているとのことですが、今でも寮や運動部などでは歌い継がれているとも聞きます。
(↑時の流れでしょうけれど、一般の店頭に並ぶ寮歌のCDはほとんどない状況。リンクでご紹介したボニー・ジャックスの歌では優しすぎるというか泥臭さや力強さに欠けそうに思われます。寮歌祭は、未だ各地で盛大に行われていると見聞きしますので、インディーズ盤(自主制作)は多いのかも知れません。)

 古の戦場での名乗りを思わせるような口上(巻頭言)が朗々と吟ぜられた後、「アイン!ツヴァイ!ドライ!」で歌が始まります。(巻頭言は昭和6年に加えられた模様)
 鹿児島出身の方ばかりではない筈ですが(開校当初の志しから考えれば、多くを鹿児島県人が占めていてもおかしくはない?)、私がこれまで耳にした巻頭言は、どこか薩摩訛(かごま弁)めいた節回しで、それがまた良かったり…(たまたま薩摩出身の方が多かった可能性大)。
 鼓舞するような掛け声と共に、寮歌祭などでは大太鼓が入るようですが、当時、普通に歌われる時には鍋釜など音が出るものならば何でも叩いていたのではないでしょうか?(^_^;)
 漢詩を思わせる歌詞に、哀愁を帯びた旋律※(←音が出ます♪作曲者・須川政太郎氏に関するページ)ではありますが威勢の良い曲が載せられています。(メロディーをこちらでも拝聴できます
大正9年版の旋律は、長調で随分と明るい曲調。

 歌詞は振り仮名がないと読めなかったり意味不明の部分があったり…旧制高校生はエリート集団で、学業も今とは比べ物にならないほどのレヴェルを修めていたことが垣間見えます。(^^ゞ)
 九州の冬は存外寒いのでマント必携だったかも知れませんが、腰から手拭いをぶら下げ高下駄を履き、黒光りする蝙蝠を思わせるマントに身を包んだ青年の群れという、絵に描いたようなバンカラの人たちを思い描いてしまう訳ですが、映画公式サイトに掲げられている写真を拝見するに、当たらずとも遠からずのようです。
 血気盛んな若人がダイヤモンドの内外で熱き戦いを繰り広げていた…颯爽と風を切ってカッコ良い!と憧れる女学生も多かったのでしょうか?
 余談ながら、寮では蚤や虱、そして空腹との闘いが繰り広げられていたと推察されます。(^^;;)


 大正11年のことですから本作の舞台より少し前の出来事になるかも知れませんが、野球部対五高戦の応援団乱闘未遂事件というのがあり、以降戦争などで昭和21年まで七高対五高の野球試合は中断されたそうです。
 五高(熊本大の前身)と七高(鹿児島大の前身)との関係は、意味合いはかなり違うのかも知れませんが、早慶戦のようなものだったのでしょうか?
 ああ若き日の光栄は-七高時代回顧-の中の対五高野球戦に以下の記述が見つかります。
歴史をたづぬれは五高・七高野球戦は大正初期にその源を発し、毎年一回夏あるひは冬、鶴丸城下において、あるひは五高武夫原において、決死の戦ひをくりひろげてきた。過去の戦蹟は七高が圧倒的に優勢である。


 昭和、戦争の真っ只中の青春。
 多くの学友が散華されたり、空襲などで尊い命を落とされた事実。
 少なからず毎日が死と隣り合わせだった筈ですが、様々な話を伺ったりしたためられた文章からは、その狭間の中でも確かに彼らはキラキラと輝いた時代を生きていたように思われるのです。
 あの時代からは想像も付かないほど、自由な校風が浮かび上がってきます。
 動員で長崎の三菱重工へ赴かれた方々が被爆された話を読むにつけ、遺された方々が何故その極限状況の中でさえ、他人への気遣いや優しさを持って失わずにいられたのかと胸が詰まり、涙が止まりません。
(自らの命の危険を顧みずに行方知れずの学友を探したり、様々な方を助けるために手を尽くすこともさることながら、原爆投下の夕刻、熱傷や外傷を負いつつも命からがら逃げ延びた山腹で、ある生徒が教師に「畑の胡瓜を失敬してはいけないでしょうか?」と問うシーンにはことさら驚愕しました。ナンバー・スクールに学ぶ方々は、ノブレス・オブリージュを担っていたということなのか、懐古趣味に走るつもりはないですが、それが日本人というものだったのでしょうか?)

 旧制高校は昭和22年の新学制施行で無くなったものと思い込んでいましたが、昭和25年卒が最終ですね。


 この歌に送られて旅立った人を偲んで…。

 映画の完成を待ちたいと思います。



<iframe src="http://rcm-jp.amazon.co.jp/e/cm?t=soranokiroku-22&o=9&p=8&l=as1&asins=4166603558&fc1=000000&IS2=1&lt1=_blank&lc1=0000FF&bc1=ACCCF5&bg1=ACCCF5&f=ifr" style="width:120px;height:240px;" scrolling="no" marginwidth="0" marginheight="0" frameborder="0" align="right"></iframe>▼第七高等学校造士館 (旧制)@wikipedia

北辰斜に@wikipedia

造士館と七高造士館

寮歌と花と古寺巡礼

七高造士館@google

第七高等学校造士館 @鹿児島大学理学部同窓会
 七高の資料などは、1945年6月の鹿児島空襲、1952年の鹿児島大火によって多くを失っているとのこと。(空襲では校舎はほぼ全焼、天文観測室は類焼を免れて残りました)
 手元に残っている資料の写しなど、今こそまとめておかなければ永遠に分からなくなってしまうのでしょう。

七高、そは永からぬ三年かし 卒業生 原後三治氏による

『北辰斜め』、『七高造士館』、『寮歌』関連リンク

七高造士館に関する書籍

河内牧栄・真樹子写真展『極北 アラスカに暮らす』

2006-10-25 13:24:15 | (旧)雑記帳/写真展・講演会・イヴェント
河内牧栄・河内真樹子写真展『極北 アラスカに暮らす』
 2006年12月7日(木)~2007年1月31日(水)
 山梨県立八ヶ岳ふれあいセンター(清泉寮向かい、財団法人キープ協会が運営)
 9:00~16:00
 火曜定休
 入場無料

 山梨県立八ヶ岳自然ふれあいセンターにて2006年度一年間を通して企画する「星野道夫Memorial Year」の一環として、写真展を開催させていただく運びとなりました。
(最初のページのTopicsのコーナーから「キープ情報板」の12月のコーナーをご覧ください。なお「キープ情報板」にはタイトルが「大いなる荒野アラスカ~白夜とオーロラに抱かれて~」となっておりますが、正しくは「極北 アラスカに暮らす」とさせていただきます)
なお、当センターから車で約40分のCAMPica明野ふれあいの里キャンプ場でも同時に写真展を開催します。(詳細は近日発表)
今回の写真展では、極北アラスカに暮らす人々の姿を中心に、オーロラや動物、風景写真など展示する予定です。
皆様のご来場を心よりお待ちしております。


河内牧栄・河内真樹子写真展
 オープニング記念スライド&トークショー
 『極北 アラスカに暮らす』

 山梨県立八ヶ岳自然ふれあいセンター 写真展会場
 2006年12月9日(土)
 16:00~17:30
 無料


 2007年10月、東京の富士フォトサロンで写真展を開催することが決まったそうです!!

ネイチャーイメージ

SANKEI EXPRESS

2006-10-23 19:34:02 | (旧)雑記帳/オーロラ
 フジテレビ系列でオンエアされているらしい、木村拓哉氏が朝食の支度をしながら新聞を読んでいるCF。
 21日から流れているそうです。

 見た瞬間…

 その手に持っている新聞の1面トップの記事に目が止まりました。(^^;;)

 オーロラの大きな写真!!

 これはTVCF用に作られたサンプル紙面でしょうか。
 写真や記事の内容が気になっていたところ、公式サイトのフラッシュ画像から、なんとなく内容が分かりました。

 『オーロラの悲鳴 きこえる ~北極圏に集まる汚染物質~
 
 記事のタイトルはそんな感じ。

 人口の多い北半球の中緯度地方から排出された様々な汚染物質は、大気の極渦や海流によって北極圏に集まってしまうのですが、それについての記事のようです。
 キャッチーなグリーンのオーロラの写真に乗せられています。
 おそらく製作者の意図に沿ったものではないでしょうけれど…『写真が綺麗』がウリの一つだから、いいのかな?(^_^;)

▽極渦や高緯度地域の環境汚染についての関連記事
 汚染される北極圏
 アラスカの片隅で:シシュマレフ村



SANKEI EXPRESS
 『美しい新聞』
 11月1日(水)創刊
 購読料 月1,680円(消費税込)


 『知的でノーブルなあなたの新聞』
 コンパクト
 ハイクオリティー
 アートな香り

 紙が白い
 横書き
 写真がキレイ
 手が汚れない
 毎朝届く
 使い勝手の良いタブロイドサイズ
 『美しい新聞』


 編集方針を読んでみると、毎日1~5面は、前日の出来事からチョイスした「ニュース・ベスト5」で、1ページに1本のニュースだけを掲載していくとのこと。
 是非このオーロラ写真の記事を試読してみたい!!
 個人的興味の対象だからこそ、どこまで掘り下げられているのかやその視点など、波長が合うかどうか分かりやすいでしょう。
 何か手立てはないものか??
 う~む…。(*_*;)


 以前はセッセと記事を切り抜いてスクラップなどしていたものですが、最近はバタバタしていて落ち着いて新聞を読んでいないという事実。
 それに対しての経費はちょっと高すぎやしないか?という思いもあります。
 それでもTVと並んで情報や知識を得たり、様々な意見に耳を傾ける手段としての新聞は、我が家ではまだ健在と言えるでしょう。
 新聞社のオンライン・ニュースもあるものの、紙面に掲載された記事全てが収録されるとは限りませんし、むしろ欲しい記事の掲載率は低いほうだと思います。(;_;)


 記事の内容とは別に、新聞を読んでいて思うのは、漢字の扱いかたについてでしょうか。
 当用漢字にないとひらがな表記になっていて、却って意味が分からないことが多いのです。
 詳しく例を引くことが出来れば分かりやすいのですが、すぐには思いつかないです。
 (だからと言って、そんな程度の問題じゃないか、とお思いにはならないで下さいまし。^_^;)

 昔の新聞には、全ての漢字にルビが振ってあったとか。
 難読漢字、難しい熟語…それをひらがな表記にしたことによって、通り一遍で読むことは可能ですが、そこから派生する興味や学習の芽を摘んでいるように思えます。 
 例えば難読漢字の場合には、漢和辞書を片手に漢字を見つけ、その後に国語辞書で意味を調べて、ようやく分かる。
 その手間はかなりのもので、慌しい毎日ではこまめにやってはいられない…って、どうしてそんな余裕もないのか…いやいや、そうじゃないでしょう?>自分(^_^;)
 とりあえず、ルビが振ってあれば、読み方を覚えられます。
 意味は文脈から推測することが出来ますが、国語辞書を一度引くことで分かります。 
 全てをひらがなにすることが、決して良いこととは思えないのですが。
 辞書は沢山持ってはいるのに、結局面倒なだけだったり…。


 なお、首都圏では、7日間無料の試読キャンペーンを実施中で、大型液晶TVのプレゼントや、購読を一ヶ月すると新潮新書がもらえるとか。
 京都でもキャンペーンがあるそうです。


「EX創刊前夜」ブログ
 秋、新聞界に新星。それが、11月1日創刊の宅配朝刊SANKEI EXPRESS。愛称EX(イーエックス)です。EXは、都会で暮らす忙しいあなたへのラブレターです。「創刊前夜」を編集現場から報告します。

『Live!オーロラ』11月1日から配信開始

2006-10-22 04:35:17 | (旧)雑記帳/オーロラ
オーロラ中継 Live!オーロラ
 コマ落としではなく、ほぼリアル・スピードの動画オーロラが、ご自宅でリアルタイムで楽しめる画期的プロジェクト!!
 あなたのパソコンがアラスカの空への入口に…。
 将来的にはアイスランドや南極昭和基地からの中継計画もありそうです。
 プラネタリウムの大きなドームでの投影の予定もあるとか、壮大な計画が進行中のようですよぉ。
 注目っ!

 フラッシュ多用で見たいページにすぐたどり着けないのは、ちょっとなぁ…。(*_*;)

ボルボ、オーロラウォッチの旅キャンペーン

2006-10-17 01:20:16 | (旧)雑記帳/オーロラ
ボルボ 「オーロラウォッチングと雪上ドライブinスウェーデン ご優待キャンペーン

ボルボ、オーロラウォッチの旅キャンペーン by carviewニュース
 紹介記事 その1
 紹介記事 その2

 ボルボでは、冬のスウェーデンでボルボをドライブし、その真髄に触れる旅を格安でプレゼントするキャンペーンを実施中。
 このキャンペーンは、スウェーデン6泊8日の旅行(60万円相当)を18万円(税込み/人)で、抽選により10組20名に優待するもの。
 ツアーにはスウェーデンでニュー・ボルボV70に試乗、ドライヴィング・アカデミーに参加して雪上ドライヴを受講したり、オーロラ鑑賞の他にも北欧の冬の魅力を体験できるそう。
 ツアー期間は2007年3月18日~25日を予定(SAS便)。
 応募はボルボ・オフィシャル・サイト内の専用応募フォームからで、期間は10月23日~12月31日まで。