Lumiere Mondiale

パリ在住のピアノ留学生のブログ。

勇気付ける音楽

2005-08-16 03:03:52 | Weblog
帰ってきてまだ興奮が冷めないでいます。

それを活用して練習を効率よく進めようとするのはいいが

本当に、一昼夜では何も進まないように感じますよね。。。

毎日良くて小幅の一歩、10日歩いて後ろを見たら 2、3メートル進んだかな?

ってな具合ですよ。


でも 今回の講習会で、アマチュアの方がいて、普段はとてもおとなしいのですが

最後のコンサートでショパンのノクターンを弾いていらして、

たどたどしいんですが、もう音楽が好きで好きで仕方ないのが

音にも、表現にもあふれているんですよ。

音楽って技術じゃないなぁ、ってしみじみ思って 感動させられました。


そういうものを第一に 練習したいですよね。

つまり 練習はピアノに向かわないときこそするものなんでしょうね。

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4 コメント

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感動 (かもたぬき)
2005-08-17 22:34:22
たどたどしいノクターン、って私のことでしょうか(笑)。



それはさておき、感動というのは、予\測できないもので、どんなレベルでもあるのだなあ、とは思いますね。

高尚なもの、本物といわれるものだけにあるのではなく、うまい下手と関係ないところにも確実に存在しますね



アマチュアは自分の好きなときに好きにやればいいけれど、演奏家はそれでは済まないから、本当に大変だろうなと思うし、しゃべってもしゃべっても喋り足りないくらいの(笑)自己主張・思いをもっている人が多いのも、そのくらい強いものがないと続かないということかしら?と思ったりします。



心を動かすのは心、でもそれを伝えるたしかな術(テクニックや知性)を持っているのが演奏家なのだろうな。
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消しておきました!気にしないで下さい^^ (ハル)
2005-08-18 01:20:40
かもたぬきさんもノクターンを弾かれたんでしたね。

聴きたいですー コブリンに鍛えられた(笑)ノクターン!!!



その通りだと思います。感動を伝えるテクニックを極めるのがプロですよね。

でも 感動を伝える術を身につけるときに、感動の元の何かをつぶしてしまいがちなのだと思います。

ピアノの音が美しいことを忘れたり、テクニックが一人歩きしても満足してしまったり、大好きな曲もあまりにも聴きすぎて感動がなくなったり。

難しいですよね、両立って・・・。

いい方向で、はっきりとイメージを持ってそれに近づいていくような練習が出来れば そんなことは少なくなるんでしょうけれど。



確かに、演奏家って(特にソリスト)自分を出さずにじっと平均的に生きろといわれても無理な人多いですよね(笑 自分を含め・・。)

会社で決められた仕事が出来ない性格というか。

私の場合つまり自己中なんですがねぇ。。(講習会で強く思いました・・。)





弾いている曲に常に感動しているために 前も書いたかもしれませんが ホロヴィッツは コンサート前何日かは練習しなかったとか・・・

・・・そんなに余裕もちたい!(笑)
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なるほど。。。 (かもたぬき)
2005-08-18 19:42:29
後始末、ありがとうございました。(^^;)



そうか、感動の元をつぶしてしまいがち、ですか。

演奏するためには、色々な要素があって、総てを満足できるように…てのは、相当難しいのでしょうね。

って、想像だけで話をしていますが。



自己中ですか(笑)。

ソリストは室内楽など苦手?らしいですね(コブリンとかコブリンとか)。

自分を貫くのはパワーが要ると思います。

わたしなんか、ひよわで根性無しで、自己主張ヘタクソなので(でも結構勝手)、そういう強さがうらやましいですよ。

無い物ねだりですが。



コブリンに鍛えられたノクターン、是非聴いてもらいたいなあ(爆笑)。

お聴かせできなくて、ホッと、いや、非常に残念ですのよん♪



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Unknown (ハル)
2005-08-19 03:24:40
私もお聴かせできなくてホッと・・・

って、それじゃ職業にできませんね。(笑)



ええその難しさといったら 人格崩壊しそうなくらいですよ。(笑)

自分があるんだけど、その自分も疑わなくちゃいけないのか!?って最近思ったり・・

でもそれじゃあ 結局自分の個性や本音が貫けない事になるわけで。

でも自分ばっかりでは軌道が外れるのは当たり前なので、人の意見は貴重で、客観的で。

でもその意見も 変な(笑)意見かもしれない。だからその軌道に乗って行っては とんでもないところに行き着くかもしれない。

でもその見極めをする自分も、偏っているのかもしれない。

ああああ 悩める芸術家ですよ。(笑)

まあ結局は、自分が判断して、欠点と思われるところを改善し、音楽を好きな気持ちと それを的確に表現することを忘れずに 精神的に強く まいにちこつこつと進めばいいんですがね。(十分難しい。)

世に出て行く方法はまた別だと思います。(汗)



私も室内楽だめなんですよ~。一人で突っ走っちゃいますから(笑)

でもコブリンは経験が少ないだけで 絶対上手くなると思いますけどね!

アルゲリッチやホロヴィッツだって、室内楽もすばらしいですし。

つまり普段自分でやってるメロディー部分を人がやっていて、いつもやってる伴奏部分を それだけ取り出しているようなものなので。普段は全部一人でやってるじゃないですか。

だから、ソリストが、自分の音楽と似ている人なら すんなりあうんでしょうね。

プロの室内楽ピアニストは 他の人の音楽を尊重し、理解して それに合わせて しかも引き出す みたいな。

人格よさそうですよね~。(笑)

ソリストは人に合わせられず、伴奏の人はメロディーの歌い方に説得力やパワフルさがない、というのがそれぞれの欠点でしょうか。

どっちも持ってたら最高ですね。



でもコンチェルトって大人数の室内楽だ、って言いますけどね!
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