昨夜送られてきた音源を耳にしたら、もう胸の鼓動がドクドクと高まってしまって
どうにもならない。
すでに私のマインドは彼の地へ旅を始めてしまった様だ。
***
そもそも私の感覚はラクナウの端正なシャッキリしたコットンに白い糸で施された刺繍の世界より、
グジャラートのミラー刺繍に心惹かれてならないタチで、
カタック文化の中心地デリーやラクナウ、今なお北インド古典芸術の盛んなコルカタとは
遠く離れた西の芸術不毛の地アーメダバードに身を置いて尚幸せなのは
こうした土着の文化に日々感心させられ、出会う小さな工芸品や衣服の端々に
心がくすぐられて
日々の稽古の合間にあちこち歩き回り
手元に手縫いの衣装や、民族衣装、ジュエリーや小物を置くことの幸せに
ついついまた通ってしまう
カタック愛だけでなく、グルジーがいることだけでなく、
そんなことにも私のカタック勉強人生はこっそり支えられている。
すぐお隣ラジャスターン州もまたその先輩格。
同じ様な文化圏にあって似ている様なちょっと違う様な関係にある。
くるりと一周旅した程度ですが、
それでもピンクシティやブルーシティー、砂漠の中のキャメルサファリと
インド好きならずともちょっと憧れてしまう、でもどこから踏み入って良いのやら
それはいけないのやら悩む様な場所と民族です。
***
私がKadambへ留学したその年、Kadambではラジャスターン州とのお仕事で
ラジャスターンの楽隊とカタック舞踊のコラボレーションワークを手がけていました。
そこでそもそも大好きだったラジャスターンの生演奏にじっくり触れることができて
また一緒にクムディニ先生の振付でカタックを踊らせてもらえるという幸せな時間を過ごしました。
dha ge na k ta k din ....
大地の響きずっとずっと遠くまで届くだろうしわがれた声、
家族だからだろう、生まれた時から培われた揺るぎないリズム、
カスタネットのノリ、
太い太鼓や聞きなれないサーランギーの心に訴えかける旋律…。
全てが新鮮に私の中に止まり、
この作品たちは日本公演でも上演されました。
***
それでも恋い焦がれても私はカタックという芸術に親しみそこから離れるつもりがないし
ラジャスタンダンスも勉強するほど器用ではなく、恋のまま終わっておりましたが。
昨夜Ayumiさんとのディスカッションはそれは素晴らしくて、
彼女の夫となった(!)ラヒース氏率いる楽団<ドード>とのコラボレーションという
夢の様なオファーを頂いて心がパタパタと彼の地へ旅立ってしまったのです。
もう一つの恋の話、
<スーフィー・カタック>という響き。
スーフィーはイスラム神秘主義と和訳されますが
とても哲学的な宗教という思想なんだと思いますが
とにかく、言葉に疎い私にはむずかしすぎて手も足も出ない世界。
ただ先輩に大変大変美しいスーフィー・カタックダンサーがいらっしゃる為
純粋に憧れている部分がありましたので。
***
ラジャスターンはラジプート族という戦いの民族の地で、
ヒンドゥー国家であったインドの地にペルシャの方からイスラム教の王族が攻め入り
北インドが制圧されていく中で最後までマハラジャを守り、戦った人々でした。
その頃、ヒンドゥーではいられなくなって、ムスリムに改宗した、あるいは
改宗したふりをしたという経緯があるらしく、彼らは「ヒンドゥームスリム」だと言うそうです。
カタック舞踊はこのころのナワーブにつかえ、宮廷古典芸術として華やかな一時代を築いたと理解していますが
正しかったかどうか。
そんな時代に思いを馳せながら作品を創ると言うのですから、なんとも魅力的で。。。
***
Ayumiさんは何故か昔からラジャスターンの芸術や此の地のこうした入り組んだ民族の事情の様なことに興味を持ち
ダンスを通してリサーチをしていた様なところがあり、ラヒース達との出会いで結局お嫁さんになってしまって
内側からまた新しい時代を築く担い手になってしまったという!!!なんともアメージングな話。
まだまだこのお話は始まったばかりで、きっと時間を経てものすごい面白い展開を持つのだろうと確信しておりますが
とにかくその序章の様な2018年、まずは私と一緒にドードの奏でるラジャスターン音楽に触れてみませんか?
***
あぁ、こんなことをご紹介できるなんて。
すごく幸せな気持ちです。
Jai ho!
Jzamo hătyalo!
魂を踊るモダン・ジプシー
1 Dec. 12/1土
Open 12:30
start 13:00
charge 3500
door 4000
場所
Silkroad Cafe(シルクロードカフェ)
130-0012
東京都墨田区太平3-2-8 1F
予約
jh2fest@gmail.com
島国の日本人として生まれながら、自分の人生と「ジプシーの生き方」にシンクロを感じて来たJJとcoco鮎美。
それぞれが自分の魂のルーツを探り、踊りで10年以上の地球の旅を続けてきた末に、日本で出逢うべくして出会った。
今を生きるモダン・ジプシーな2人が、長年の旅を通し、現地で感じて来た民俗芸能文化!そのリアルなストーリーは、
本場で学んで来た踊りと音楽と、人間達(Dom/Roma)の話。そしてルーツから派生させた、新しいフュージョンスタイ
ルの踊りなどを、テーマに分けてみなさまにご紹介していきます。
さながらジプシーの空間を、ご体験いただき、あなたの中のボヘミアンな情熱を探りませんか?
Event organizer & Dance performer
coco鮎美
JJ
Dance Performers
★ North West India ★
エスノ・エキゾチカ・ヴォードヴィル (EEV)
★North India ★
前田あつこ
★Indian fusion★
Apsara
★Rumania 〜 Hungary★
ロマ研
池尻大橋研究所
★Turkish★
IKUYO
★Gypsy fusion★
JUNKO
Ayumi
Masami(From 金沢)
https://www.dhoadtimesofmaharajas.com/videos
#Jai ho! Jzamo hătyalo!魂を踊るモダン・ジプシー
#カタック
どうにもならない。
すでに私のマインドは彼の地へ旅を始めてしまった様だ。
***
そもそも私の感覚はラクナウの端正なシャッキリしたコットンに白い糸で施された刺繍の世界より、
グジャラートのミラー刺繍に心惹かれてならないタチで、
カタック文化の中心地デリーやラクナウ、今なお北インド古典芸術の盛んなコルカタとは
遠く離れた西の芸術不毛の地アーメダバードに身を置いて尚幸せなのは
こうした土着の文化に日々感心させられ、出会う小さな工芸品や衣服の端々に
心がくすぐられて
日々の稽古の合間にあちこち歩き回り
手元に手縫いの衣装や、民族衣装、ジュエリーや小物を置くことの幸せに
ついついまた通ってしまう
カタック愛だけでなく、グルジーがいることだけでなく、
そんなことにも私のカタック勉強人生はこっそり支えられている。
すぐお隣ラジャスターン州もまたその先輩格。
同じ様な文化圏にあって似ている様なちょっと違う様な関係にある。
くるりと一周旅した程度ですが、
それでもピンクシティやブルーシティー、砂漠の中のキャメルサファリと
インド好きならずともちょっと憧れてしまう、でもどこから踏み入って良いのやら
それはいけないのやら悩む様な場所と民族です。
***
私がKadambへ留学したその年、Kadambではラジャスターン州とのお仕事で
ラジャスターンの楽隊とカタック舞踊のコラボレーションワークを手がけていました。
そこでそもそも大好きだったラジャスターンの生演奏にじっくり触れることができて
また一緒にクムディニ先生の振付でカタックを踊らせてもらえるという幸せな時間を過ごしました。
dha ge na k ta k din ....
大地の響きずっとずっと遠くまで届くだろうしわがれた声、
家族だからだろう、生まれた時から培われた揺るぎないリズム、
カスタネットのノリ、
太い太鼓や聞きなれないサーランギーの心に訴えかける旋律…。
全てが新鮮に私の中に止まり、
この作品たちは日本公演でも上演されました。
***
それでも恋い焦がれても私はカタックという芸術に親しみそこから離れるつもりがないし
ラジャスタンダンスも勉強するほど器用ではなく、恋のまま終わっておりましたが。
昨夜Ayumiさんとのディスカッションはそれは素晴らしくて、
彼女の夫となった(!)ラヒース氏率いる楽団<ドード>とのコラボレーションという
夢の様なオファーを頂いて心がパタパタと彼の地へ旅立ってしまったのです。
もう一つの恋の話、
<スーフィー・カタック>という響き。
スーフィーはイスラム神秘主義と和訳されますが
とても哲学的な宗教という思想なんだと思いますが
とにかく、言葉に疎い私にはむずかしすぎて手も足も出ない世界。
ただ先輩に大変大変美しいスーフィー・カタックダンサーがいらっしゃる為
純粋に憧れている部分がありましたので。
***
ラジャスターンはラジプート族という戦いの民族の地で、
ヒンドゥー国家であったインドの地にペルシャの方からイスラム教の王族が攻め入り
北インドが制圧されていく中で最後までマハラジャを守り、戦った人々でした。
その頃、ヒンドゥーではいられなくなって、ムスリムに改宗した、あるいは
改宗したふりをしたという経緯があるらしく、彼らは「ヒンドゥームスリム」だと言うそうです。
カタック舞踊はこのころのナワーブにつかえ、宮廷古典芸術として華やかな一時代を築いたと理解していますが
正しかったかどうか。
そんな時代に思いを馳せながら作品を創ると言うのですから、なんとも魅力的で。。。
***
Ayumiさんは何故か昔からラジャスターンの芸術や此の地のこうした入り組んだ民族の事情の様なことに興味を持ち
ダンスを通してリサーチをしていた様なところがあり、ラヒース達との出会いで結局お嫁さんになってしまって
内側からまた新しい時代を築く担い手になってしまったという!!!なんともアメージングな話。
まだまだこのお話は始まったばかりで、きっと時間を経てものすごい面白い展開を持つのだろうと確信しておりますが
とにかくその序章の様な2018年、まずは私と一緒にドードの奏でるラジャスターン音楽に触れてみませんか?
***
あぁ、こんなことをご紹介できるなんて。
すごく幸せな気持ちです。
Jai ho!
Jzamo hătyalo!
魂を踊るモダン・ジプシー
1 Dec. 12/1土
Open 12:30
start 13:00
charge 3500
door 4000
場所
Silkroad Cafe(シルクロードカフェ)
130-0012
東京都墨田区太平3-2-8 1F
予約
jh2fest@gmail.com
島国の日本人として生まれながら、自分の人生と「ジプシーの生き方」にシンクロを感じて来たJJとcoco鮎美。
それぞれが自分の魂のルーツを探り、踊りで10年以上の地球の旅を続けてきた末に、日本で出逢うべくして出会った。
今を生きるモダン・ジプシーな2人が、長年の旅を通し、現地で感じて来た民俗芸能文化!そのリアルなストーリーは、
本場で学んで来た踊りと音楽と、人間達(Dom/Roma)の話。そしてルーツから派生させた、新しいフュージョンスタイ
ルの踊りなどを、テーマに分けてみなさまにご紹介していきます。
さながらジプシーの空間を、ご体験いただき、あなたの中のボヘミアンな情熱を探りませんか?
Event organizer & Dance performer
coco鮎美
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Dance Performers
★ North West India ★
エスノ・エキゾチカ・ヴォードヴィル (EEV)
★North India ★
前田あつこ
★Indian fusion★
Apsara
★Rumania 〜 Hungary★
ロマ研
池尻大橋研究所
★Turkish★
IKUYO
★Gypsy fusion★
JUNKO
Ayumi
Masami(From 金沢)
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