『ありがち日記』

「【劇場版】 嘆きの王冠 ~ホロウ・クラウン~/リチャード三世」

リチャード二世、ヘンリー四世、ヘンリー五世、ヘンリー六世、そしてついにリチャード三世。
シェイクスピアの史劇を原作としたイギリスのテレビ映画シリーズの劇場版でした。
ドラマで見てもよいのですが、せっかくなら映画館のスクリーンで堪能したい…
ということで、盛岡中央劇場で7週にわたって上映されるという好機を逃さず、無事完走しました!
やー、どうなるかと思ったんですが、何とかなりました。
平均して10名くらい?お客さんは入っていたと思います。

さてさて、リチャード三世ですが、あまりに有名なのであらすじは飛ばすとして。
史劇なので、そこは歴史的な背景も踏まえているので、
百年戦争やばら戦争など歴史の勉強にもなりおススメなんですが…
高校生の時に観てたらその魅力がわかったかというと謎です(^^;)

リチャード三世は本当にひねくれてて悪王という名に相応しい人物ですな~。
自分が王座に就くために、またそのポジションを守るために、
身内すらためらいなく殺せる極悪非道の人物として描かれています。
実際に調査したリチャード三世の遺骨でも脊椎側彎症と判明したそうですが、
自分の容姿にコンプレックスを抱え(おそらくいろいろ辛い思いをしたんだろうし…)、
そりゃ性格も歪むわ!とちょっとわからんでもないのですが…

本来、そんなに好きじゃないんですけどね、こういうキャラクターは。
でも演じがいのある役だというのもとてもよくわかります。ハムレットもそうですよね。
しかし、ベネディクト・カンバーバッチが演じるのだから、観ないわけにいかない!
くーーーーっ!(佐々木蔵之介さんの舞台も観ちゃうけど!)

他の王とは違って、独白シーンが多いというのが特徴でした。
ヘンリー六世まではどこか客観的に観ているような感じなのですが、
リチャード三世の場合にはカメラ目線で観客に語り掛けてきます。
それが少しおかしな感じもしたんですが(舞台ならともかく)、
彼の場合は内面を隠してのし上がってきた部分があるので、
観ている私たちには本音を語るような感じにしてるんでしょうね。

イングランドで戦死する王としては最後の王となったそうです。
この後は「ブーリン家の姉妹」で描かれているヘンリー八世でしたっけ?
などに続いていくんですもんね。
英国の大河ドラマ?もめまぐるしく登場人物が絡み合っていて見ごたえありますね。

ところで、このシリーズが公開されている期間中、
「王みくじ」なるものや、登場人物の人気投票なども行われていました。
人気投票は誰が一番票を集めたのか気になるので、結果を楽しみに待ちたいと思います。
また、盛岡中劇さん、ありがとうございましたー!(もちろん今後も期待☆)


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