エリック・カール展

岩手県立美術館で開催中の「エリック・カール展」へ行ってきました。
子どもたちが賑わうであろう日中を避けて夕方になってから出向いたのに、
なんかすごいたくさんの人、人、人…なぜ？？？

なんと、今日は会期中で唯一のナイトミュージアムだった～(;'∀')
普段は18時までなんですが、20時半まで開いているという…なんてこった。
まあいいんですけど、もう少し落ち着いて鑑賞したかったな。
ちゃんと調べないで行ってしまった自分が悪いんですが。





エリック・カールと言えば『はらぺこあおむし』が有名。
もちろん、私も一番に思いつくのはそれで、子供の頃に何度も読んでいます。
でも、実はたくさんの絵本があるし、日本では訳されていないものもあったりで、
「あぁ～、これも読んだわ～～～」って思い出しながら、懐かしい気持ちで鑑賞しました。
『パパ、お月さまとって！』とか。

独創的で鮮やかな色使いも特徴ですが、生きものの絵が多いですよね。
よく見ると、とっても観察して描かれているというのがわかりました。
子供の頃なんてのぺーっと読んでるだけ、挿絵としてしか認識してませんでしたが、
大人になってみると細かい部分もよく再現してあるなぁと感動しました。

ドイツで多感な頃を過ごし、またアメリカに戻ってグラフィックデザイナーに。
当時のドイツって第二次大戦下でしょ。色が無いイメージなので大変だったんじゃなかろうか。
そう考えるとこの色使いのルーツもなんかわかるような気がしてきます。

「魔笛」の舞台美術も担当したことがあるんですね。知らなかったので。
衣装もデザインしてるんですけど、パパゲーノ、ぽいわ～！って。
ちゃんとデザインについてのメモ書きというか指示？みたいなのが書かれてたりして…

基本的に会場内は写真撮影不可なのですが、
美術館内ではフォトスポットを何個か用意してくれていました。



岩手県立美術館のあの長い階段を使ったフォトスポット。他にもありますよ～。
岩手会場は12月10日（日）までです。まだ観られてない方はぜひ。

エリック・カール展とは関係ないと思いますが、夜の美術館もいい感じです。
欲を言えば、もう少し静かだったらなぁ～なんて(^^;　←だから自分が悪いんだってば