嵐の中の特殊相対性理論

2010年10月31日 | 日記
吹き荒れる風雨 揺れて廻って撓って それでも折れない線路脇のセイタカアワダチソウ

電車は止まる 傘は曲がる 美女達は濡れる

激しい外界の嵐とはうらはらに 私の心は穏やかだ。

ただひたすらに一点だけを見つめ 腹を括った。

あとは天の流れに身を任せるのみ…

嵐の中の 光り輝く一瞬の光に賭ける ねじが1個はずれたゆる~いギャンブラー ・・・ 悪くない かな。


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秋の夜長にて

2010年10月28日 | 日記

          ひとり夜道を見上げた月は

                  一匹の蜥蜴と神々しい龍神 美しき女神の真珠を守護するかの如し。 

    迫真の泣きの悲劇と、魔女の醸し出す幽玄なヴァンパイヤ小説に触れたからだろうか。

    芸術と読書と食欲の秋は、まだまだ続きますね。


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秋音の色 

2010年10月27日 | 日記

       澄み渡った水色の空に 光の水玉舞い

             急ぐ秋の風とともに ざわめき揺れる樹々の間を 駆け抜けて行く。

         迎え入れる小さき黄色の花々が シジミ蝶やミツバチ達に やさしくそっと囁きかけ

                         綿毛が舞い 風が歌う。

                 空は 音も無く鋼の鳥が雲をくすぐり 千切れて笑う。

  
               揺れる葉と薄むらさきのはばたきに 秋波を重ねて風の音



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本能  

2010年10月27日 | 日記


             木枯らし舞う霧の中 明るさだけが道標(しるべ)潜在の森の羽と羽




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青い風 ~ 折れない心 ~ 

2010年10月22日 | 日記

         揺らして 揺らして もっと もっと揺らして。

                 花ぶらんこ ふわふわ ひらひら 舞うように 

                      風をぐいと抱き込んで もっともっと 強く優しく 激しくそっと撫で上げて。


           青い風 白い花 指に絡んで愛しく震え

                          決して折れない強き心で 高く高く羽ばたかせて。


              花も揺れて 肩も揺れて 心も揺れて そのあとは

                        光の中に そこにいて 

                             やさしく やさしく  ☆ 微笑んで ☆


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オレンジ 

2010年10月17日 | 短々タヌキのド短編小説
明るく黄色い花が一輪咲いた麦藁帽子を目深にかぶり、くるぶしまである長い涼しげなフレアースカートを足で束ねる。水平線に暮れてゆくオレンジ色の風景に刻々と同化しながら、少女は膝を抱えて沈んでいた。
沈んでゆくのはまぁるい心で、束の間去り行く大きなオレンジ色の太陽に敬意を払うかのように背筋をピンと伸ばし微笑を携えて視線を送る。

「よかったら少しお話してもいいですか?」

 …  

少女は遠い世界を夢見ていた。この世で大人と呼ばれるにはあと数年はある少女は、まだ何も見ていないこの世の幻惑の概ねを感づきはじめ、時に、既存の全てをぶち壊したいと、時に、この世の果ての何もない中にすべてが存在するパラドックスの世界に行ってみたいと思っていた。

「学生さん? シェイクスピアは好きですか?」

 …

英米文学も戯曲も、その頃の少女にとっては魅力的な甘いドーナツのあとの指についたひとつまみの砂糖のようなものだった。海の水面下をぎりぎりで漂う微妙な繊細な海月の気持ちなど、まだその頃の少女には理解できなかった。

「僕は絵を描いているんです。今度、絵のモデルになってくれませんか?」

 …

少女の中の大半の光と少しの闇が、必然のオレンジ色の幻想画にはっきりと色濃く描き足されていく。
未来への黄金球とちょっぴりスパイシーな金平糖がオレンジ色の光の中を瞬間を摑まえてキラキラと舞ってゆくのは、これから訪れる幾度かの眠れぬ夜と羊の数ほどの太陽と月を夢に数えた時なのだろうか。


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引き寄せて 惹きよせられて  風は波のように … 

2010年10月16日 | 日記


             その声の毛布に包まれたい。

                       その声の海に溺れたい。
 
                                その声の嵐を突き進みたい。




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風立ちぬ 永遠(とわ)に … 

2010年10月15日 | 日記

                 閃きと煌きを命でつないだ点と線

                              微笑みかける神の間に間に


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宿り木 ・・・ 羽根の囁き ・・・ 

2010年10月13日 | 日記

                   奥ゆかしさを音に宿して舞い降りたい秋の風


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空中庭園 

2010年10月12日 | 日記
  摩天楼の光の神殿

       知らない世界の知らない時間が 時空の谷間に私を置き去る。

            湿った空気が微かな思い出を呼び覚まし 幸せの記憶に手を差し延べてみる。

     恋人同士の繋がる指先も 開放された奔放なテーブルも椅子達も 夢に眠る花々も

              夜空に浮かぶ夜光虫のように 幻想と現実を形創る。

        逃れる事の出来ない満たされぬ心象の湖は 

                大宇宙に浮かぶ肥沃な創造の庭を前にして 膨れ上がる収穫の時を厳かに待つ。 


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