守られてる ☆  君がここにいること 僕は知ってるよ

2009年12月29日 | 日記
 
        ある絵本の物語。


ほそい路地の日陰に咲く、一輪の花を見るのが好きな
   ‘フーシェ’という一匹の犬が居た。

もう花が咲かなくなった頃、
    その花を好きだった一匹の犬も、また姿を見せなくなった。

路地の日陰に咲く一輪の花を好きだった一匹の犬を
      そっと影から見守っていた一人の青年が居た。
  路地の近くのパン屋の青年だった。


        物語はここで終わる。


わたしは、この物語に、こう書き加えたいと思った。


 そしてまた、一輪の花を好きだった一匹の犬を見守っていた一人の青年を
           神様は天から優しく見守っていた。





この花を彼方に  forget me not

2009年12月29日 | 日記

       ・・・・    忘れないで  忘れないで

                   
                        忘れない   忘れない   ・・・・



      冷たい水の底に消えてゆく

            繋いだ手と手を引き離す 悪魔か 天使か 運命の悪戯か
          
                 いつかこころに見た 冷たい時の光景
 

       ふたたび繋いだこの手は もう二度と離さない  離れない

                   遠い記憶の花園に 可憐に咲いたこの花を 彼方に





挑み

2009年12月25日 | 日記
   土埃舞う岩肌の荒野。

       二千年の時を超え 今この時代に 宇宙の真理を再現しようというのか。


     二人肩を並べ  言葉無くとも

          遥か彼方 同じ未来を見つめ

             同じ時代に 同じ目的に向かって 同じ想いを抱き 

                  同じ心で 生きていた

                      あの頃。
 


    白き空(くう)の孤高の世界。

        ふたりでひとり

       向かい合う鏡のように 心ひとつに溶け合った。

              この世のほかの王国は 無常であったか?

                 その瞳の奥に 何を捕らえた?



    My God !

               何を望む      何を試す   

  
                     我々に。



             だが 我挑む! この宿命に。



凍れる夜に明るさを願う

2009年12月21日 | 日記
   こんな寒い冬の夜は

          苦しみも 辛さも 悲しみも
       
                  凍りつかせて 吹き飛ばせ。

      感じて 感じて 感じきったら

                  涙も 吐息も ため息も

           きらめく魔法の錬金術で 星屑の金平糖に 変えっちまおう。
 


  心は 決して 凍らない。

          雲は散り 風は飛び 

               そうして再び 夜は明ける。

    暖かな 明るい春のような陽ざしが
     
            再び 希望と願いを 取り戻す その瞬間まで


        その 明るさの在りかを信じて

                  清らかな流れに わたしは 身をまかせる。 

 
           

心に届く白

2009年12月16日 | 日記

X'masの巨大なカーテンに覆われた、心弾むような彩りの街並みと人々。
煌びやかでカラフルな色彩の中、今日は 白 に心惹き付けられた。


   きめ細やかな粉雪降り積もる深緑のもみの木に、
         ちょこんと空から降り落ちてきた松ぼっくりと銀色玉の シンプルで清楚なX'masツリー。


  妖精たちが歌い踊る神秘の世界の入り口には、
        首輪代わりに赤いリボンを蝶々結びにして貰った 三本ひげの チャーミング な白い猫。  



 そして、

            たった一輪

    まわりは皆まだ小さな小さな蕾なのに、

               孤高に気高く咲き誇っていた 百合のような 季節はずれの つつじの花。

 
    通りに面して  “見てくれ、私の生きざまを!” と言わんばかりに、
 
               確固たる強い意思を持ち、

       先陣を切って たったひとりこの世に生まれてきた 名も無き白い英雄 のように。


            思わず、胸の奥に熱いものが込み上げてきた。
  
          あなたのその生きざま、確かに受け取ったよ。✝




  本日の〆は、北海道産の 「雪化粧南瓜」。
 
               今日は南瓜まで *** 雪景色 ***


聖夜近き夜に 想う 

2009年12月15日 | 日記
天使のいない天国は、あなたのいない舞台と同じ風がそよいでる。


    キラキラな チカチカな、ロマンティックで楽しそうな お星様も スノーフレークも、
                      わたしをとても Happy にしてくれるし、癒してくれる。

    きらきらで はつらつとした 妖精たちも、
                わたしを 夢見る世界に、異次元の世界に優しく誘ってくれる。  


       とても幸せ 心が うれしい! って
                          うきうき 喜んでる ☆



  だけど ・・・・


     わたしの心の空間の ぽっかりと空いた 空虚 という名の ブラックホールは

                あなた でないと  ・・・・


         気絶しそうなほど 無数の星々が存在する大宇宙で
  
                  たったひとつ 
    

  
      風を感じ  耳を澄ませ  
 
                   心 安らかに  心 研ぎ澄ます。


            そうして あなたを 見つけたのだ。
               


 

しろい*かわいい*はなし

2009年12月11日 | 日記
‘明日、かまくら に行くよ。’ 母親のこの言葉に、幼き日のわたしは、たいそうこころ躍らせた。
あたたかい白いこじんまりしたおうちの中で、みんなでお餅を焼いて、寒いけれどポッカポカ。

そして、楽しみにしていた当日。
いつになったら かまくら たどり着けるのだろう? 行けども待てども、わたしの かまくら は見えてこない。
とうとうわたしは母親に尋ねた。

‘ ねぇ かまくら まだなの?’
‘ もう鎌倉だよ、鎌倉着いてるよ。’
‘ ??? … ’

そう、そこは、わたしの思い描く かまくら ではなく、鎌倉だったのだ。
‘ うえのこうえん ’《 上の公園(下の公園) * 上野公園 》 と並び、いまだに語り継がれる幼き日の笑い話だ。


雪*世界

2009年12月10日 | 日記
                雪 
 
          真っ白な 雪 好きなんだ。

            雪  ゆき  雪  



ちらちら小雪が舞い降りはじめた 寒~い冬の朝 わたしはこの世に生まれた。
それから一週間雪は降り続き、記録的な大雪になったのだそう。
それで私の名前は決まったわけだが、‘綺麗だけど、すぐ消えてなくなって薄幸そう。それじゃ可愛そうだから。’と母方の祖母が 幸せ を与えてくれた。

暖かい地方で育ったから、雪を見たのはもしかしたら両手で足りるほどの回数しかないかもしれない。だからなお更、雪には憧れがあるのかもしれないな。


「冬のソナタ」 繊細の天才・ユンソクホ監督が描き出すこの雪のシーンが私は大好きだ。高校生のユジンとチュンサンが、初雪が降った日にデートするシーンは、甘く・切なく・みずみずしく そして 清々しい。もうたまらなく けがれなき純白の世界だ。 とうにそんな夢見る頃は過ぎてるのかもしれないけれど、それでもいい、いつまでもわたしは夢見ていたい。そんな初雪の降った真っ白な日に、大好きな人と、純粋な同じ世界を共有したい。
    それが いまのわたしの ちいさな あこがれ なのです。


雪の降り積もった真っ白の 処女雪の大海原の上に、ひとり大の字になって寝転んでみたい。
しーんと静まり返った静寂の中で、ぱさっぱさっと ただ雪の降り積もる音だけが静かに響く無重力空間みたいな世界の中で、優しく宇宙に抱かれてみたい。
『ヴォカリーズ♪』のイメージがそんなイメージにいちばん近いかな。白樺と雪だけの空気さえ凍りつく世界の、外宇宙と内宇宙の温度差の感覚かな。


桜吹雪を見ると、雪降るシーンを感じてしまうのは変なのだろうか? なぜかわからないけれど、昔から桜吹雪を見ると特に夜桜に、美しすぎて怖いほどになんとも言えぬ物悲しさと切なさを感じてしまって、雪降る情景が重なってしまうんだな。 以前観た舞台で、まさにその情景が描かれていたものがあって、(梅川・忠兵衛をモチーフにしたものだったと思う)真っ白な雪の中で、桜吹雪舞い吹ぶき、真っ赤な襦袢に長い髪を振り乱し、最期は二人とも追っ手に捕らえられてしまう。それでも二人手を取り合って、まるであの世に行ってもこうして手を繋いでいようと二人の固い決心を表しているようで、もう心が張り裂けそうだった。
夜桜、雪の中の鮮血、心中…  時折湧いてくるこのイメージは、もしかしたら昔自分が流した遠い遠い過去の記憶なのかもしれない ・・・・



清らかな捧げもの

2009年12月08日 | 日記
  受け取った。 貴女の夢。

        神秘的な貴女の瞳?

              幻想的な蝶々の見る世界?

                      近くて遠い小宇宙?

    ぅぅん、それは、

     
      優しくあたたかな 研ぎ澄まされた 貴女の 愛の夢♪
                            


こんな深夜に、猫と二人、ハンテン着て、お夜食すすって ・・・・
なのに、なのに。。。

     心だけは 気高く 清く 美しく 
           
                 浄化されたクリスタルみたいに 

   
              祈りを 捧げる。
     

Green と Yellow な ひらめき

2009年12月04日 | 日記
この季節、銀色の道も土色の地面も黄金色の落葉が埋め尽くし、彩りを加える。

のどかな歩道をマフラーして風切って自転車で走りながら、視線は銀杏の樹の下へ。
冬だというのに 雑草と花の葉っぱが樹の根っこに元気そうに、そこに銀杏の葉がワサッと大胆かつ繊細にのっかって敷き詰められ、それが何本も何本も続いて。 そんな小径に ケーキ屋さんなんかがあったら、なんだか もうとってもいい感じ。 好きな感じ ☆ 黄色と緑の配色が、わたしの目と心に鮮烈に飛び込んできて、パ~っとウキウキ明るくなった。
何処かのお店の高級そうなディスプレイも綺麗でもちろん好きだけれど、自然の成すディスプレイのほうがわたしにはしっくりくる。変幻自在・自由極まりなく、腑に落ちるね。

帰りに、久しぶりに書店に寄って、ちょいと立ち読み。
ふと目に留まった 色の本 を手に取る。
 ふーん、60パターンある中から、自分の色を探すという もの。

   わたしは *** *  インディゴブルーと
                   イエローグリーン だって。

      インディゴもイエローもグリーンも どれも好きな色。


 なんとなくはイメージしていた明日のお出かけのいでたちは、これでドンピシャ ☆ グリーンとイエローに決まり!

   さーて、何色に溶け合うかな~。 楽しみ~ ☆