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じぶんメモ from somewhere in Tokyo

人知れず、見た映画、食べ物、訪れた街のこと、日々のこと、思い出したことなど記しておきたいことを徒然に書き留めます

あの日の指輪を待つきみへ

2010年10月05日 | 芸術
すごい映画だった

テレビの番組表を英語の勉強になりそうな番組を探していた
ピンとはこなかったけど、なんとなく気になって録ったのがこの映画

ものすごい映画だった
きれいごとだけではない
すべてを解決させる訳でもない
人間関係の難しさをリアルに表現出来ていて、切な過ぎる
しかし、だからこそその先の感動は深い

ストーリーのために都合よく動くキャラなんてないキャラクターが
多いけど、この映画は人ありきのストーリー

すべての登場人物にそれぞれの愛を感じる

みんなに愛情を感じる

人をじっくりを描いているけど、時間も海も超え、壮大なストーリー

シャーリー・マクレーンなど豪華キャストもそろっている

偶然だったけど、見て良かった、本当に

試写会:桜田門外の変

2010年09月28日 | 芸術
友達から「いけないから」と手渡された試写会チケットを手に、
仕事を終え、
地下鉄を乗り継いで(といっても1駅×2だが)東京教育会館まで到着
3階まで指示通り階段で上り、帰りやすいように一番後ろに席を確保

会場内で飲食禁止とあったけど、そんなの無視して買っておいたサンドウィッチ
と野菜ジュースで夕飯
サンドウィッチの中では一番お気に入りの「みんぱん」のサンドウィッチ
かなりの具だくさんでボリューミーでパンはしっとりふわふわ

肝心の試写のほうだけど、
最悪
大沢たかおがかわいそう
他の演者もお気の毒

だらだらだらだら、いちいちだれが死んだかを100人近くも名前と死に方、
年齢をキャプションで紹介

忠実にしたかったんだろうけど、これは映画、エンターテイメント
見る人を広い意味で楽しませて成立する媒体を使うなら、これは違うでしょう

時代もちょこちょこ「その何年前」ってなって、分かりづらいったら仕方ない

スクリーンで見れば、分かりづらい歴史もほら分かりやすいでしょ?
的な教材としてなら成立するかもしれないけど、これは決して人を集めるエンターテイメントではない
プロの経験ある役者やスタッフを使ってこの出来なんてもったいなすぎる

こんなに映画の上映時間に時計を見たのははじめてかも

お金払ってないのになんか損した気分

ばったり出会った明治美人

2010年09月08日 | 芸術


浅草近辺をぷらぷら歩いていた
今年の記録的な猛暑の中、一時間近く歩き、さすがに朦朧としてきたので、
立ち寄ったのがここ
「テプコ浅草館」
絵葉書と写真に見る「明治の美人展」
三遊亭あほまろコレクション

今風の美人あり、当時のちょっとおかしな水着あり、みんな今の台湾人の結婚写真か、
とつっこみたくなるほどそれぞれのポーズを決めていたりして、興味深い

当時としてはめずらしい写真を撮られるんだから、みなさんいいとこのお嬢さんか、
プロの芸者さんなどいい着物も化粧も手に入る薄い層の中の一人だろうけど、
それにしても、今でも通じる美しさ、今ではみかけない気品の高さ

私も、イキという言葉が似合う女になりたいものだ

W ダブル 鑑賞 ル・テアトル銀座

2010年08月25日 | 芸術
なんとなく芝居を見たい気分だったので、芝居大好きな同僚を誘い昨日
仕事帰りに演劇鑑賞
あ~こういう生活がしたいから子供のころ東京暮らしに憧れたんだわ
なんだかんだ理想の生活を手に入れてる、わたし?

定価7000円だけど、福利厚生で3500円で10列目の席をゲット

後で調べると、結構実力派の俳優陣だったことが判明したが、
見る前に知っているのは、中越典子一人だけ

ちょうど申し込んだ頃はさんまともうわさになり、なんか旬な人を生で
見に行くってミーハーな部分も加わったりして

今日「ホタルノヒカリ2」を見ていたらホタルのお姉さんに見覚えが!
昨日舞台で見た極悪家政婦役の堀内敬子じゃないの!

役順的には当然知名度がダントツの中越典子だけど、堀内さんは圧倒的に
演技力で勝ってて、典子ちゃんと違いつっかえもせず、さすが堂々の演技

いやいやもっとさらに上を行く人が、もちろんそれは一人二役の橋本さとし
アドリブもうまくこなし、存在感やオーラを調節しながら気弱な弟役の時には
自然発生しているはずのオーラを抑え、リシャール役の時には目が離せなくなる
ような吸引力

あの堂々とした日本人離れした体格、声、雰囲気、全部私好み!

前付き合ったことのある香港在住のアナリストに似てるんだよね。。。
やっぱりルックスはああいうのが好み、と再確認

これからも私的には要チェックのターゲットが決まりました!
橋本さとし!

シャガールかカシニョールか

2010年07月26日 | 芸術
ちょっとついでがあって通りかかった銀座の画廊の前の絵に見入っていたら
画廊の人に声をかけられ店内へ

ジャガール、ビュッフェ、ローランサンなどの原画が惜しげもなく飾られており、
タダものではない画廊でないことが一目瞭然

「す、すごいですね」
と腰が引けながらも、これは美術館レベルの作品に思いがけず出合えた幸運を
無駄にしてはいけないと、引き込まれるような数々の絵を見て行く
原画ももちろん販売しているんだろうけど、お値段は掲示されてはいない

階を変え、版画の部屋に移ると、そこにもシャガール、ビュッフェ、カシニョール
なかでもカシニョールの独特の憂いをたたえた大きな目が印象的な女性を
描いた絵が気になる気になる
さりげなく掲示された値段を見てみると、数十万程度。

お?買えちゃうお値段。。。
2か月貯金をしなければ購入可能な額。
世界的な作家の絵や版画なら、ある意味投資にもなるし

と具体的に頭がフル回転

とりあえず予定の時間が来たのでその画廊は後にしたけど、まだちょっと
迷い中

絵のある部屋ってやっぱり憧れるよね~
その前にこの部屋もうちょっと片づけないと。。。

東京都立庭園美術館でワルン・ロティ

2010年05月01日 | 芸術
目黒駅東口から目黒通りに沿って歩いて徒歩7分
「東京都立庭園美術館」に到着する

兼ねてから、お勧めと知人たちからの評判を聞いていたが、
うちから気軽に行きにくい立地のため、気になりながらも実際に訪れないまま数年が経っていた

今日はお気に入りの「ワルン・ロティ」のパン持参で初訪問
この世で一番大好きなパン屋さんのパンをゲットして、理想的な場所で食べたい、
と思いとうとうここに白羽の矢があたったのだった

GW中ということもあって、庭園内はにぎわっていたけど、一人でランチをするには
邪魔にならない程度
ベンチも入園して程なくして見つかった

気温20度前後、5月の快晴の下、木陰でお気に入りのパンを頂く幸せ
一人でも結構楽しめる
そういえば、一人出来てる人も結構いたっけな

そんなに広くはない庭園ではあるけど、ある一瞬周りに誰も見えなくなり、
新緑の中に自分一人?という時がある
静けさの中に聞こえるのは、遠くで車が走る音
あ、これってパリ一人旅の時に、ブローニューの森を当てもなくさまよっていた
時と同じ感覚
フランス文学にも数多く登場する舞台である、ブローニューを一人彷徨った時の
高揚感を思い出す
あの頃は、自由だったな
あれからちっぽけな私の人生にもそれなりにいろいろあったな

普段なら、考えにも及ばない領域にまで思考が広がる
これでこそ、長期休暇の有意義な時間の過ごし方ではないだろうか

緑に囲まれてしばらく歩くだけで、心の中で滞っていた淀みが吐き出され、
本来あるべきスムーズな何かが流れていく気がする

気持ちいい天気
快適な自然環境
好きな人との友好な関係
安定が予想される将来
美味しい食べ物

人はこれ以上望むものはあるだろうか

今足りているもの以上を望まないでいることが、幸せ
今持っているもので、足りさせることが、不幸にならない近道

そんなんじゃ、進歩がない、と踏ん張ってきた私だけど、
これでいいんじゃない、と思う時間を限定的にでももつことが、本当のお休みというものなのかもしれない

飛龍伝 2010 感想

2010年02月22日 | 芸術
観覧してきました
仕事を終えて、晴海通りまで急ぎ足、途中コンビニでおやつを買いこみ
開演1分前にシートに落ち着きました

つかこうへいの作品を黒木メイサ主演で見れて、会社のコーポレートで1000円
ということで、この作品に長い歴史があることも知らず申し込んでおりました
一応今回は、会社の先輩を誘って一人観覧ではありません!(めずらしく)

そんなに演劇をみてきたわけでもないけど、演者の声が聞こえづらい。
よく閊えてる。
つかこうへいらしくおそろしく長ーいセリフを覚えてるだけで、感心しそうになるけど
やっぱり聞こえなきゃ意味ないし。。。

重松聡は、一番セリフは多そうで同情するけど、それにしてもよくとちってた
それにくらべて、黒木メイサは貫録もあったし、声もよく通っててさすがだったな
東幹久はなんだかTVでは最近は三枚目キャラだけど、演技は一番うまかったかも!

ストーリーもあんまり私の好きなタイプではなくて、無用な下ネタや無駄に今の流行りを
取り込んだ感じや、make senceしないところが多かったけど、
やっぱりたまにはお芝居もいいよね、と気分よく春の気配を忍ばせた夜の銀座を
歩いて帰ってきたのでした


エディット ピアフ

2009年02月08日 | 芸術
2年ほど前の映画「エディット・ピアフ」のDVDを見た

フランスの国民的な(多分日本で言うと美空ひばり)シャンソン歌手である
アル中だったり薬中だったりで40代で亡くなった彼女の人生は終始激しかった

路頭で歌って小銭を集めていた時に、引き抜かれて瞬く間に音楽ホール
で歌う歌手に上り詰めるというある意味絵にかいたようなスター街道を上りつけた彼女は、その破滅的な私生活すらファンにとっては魅力的に映ったのかもしれない

真のスターは一芸だけに富み、他の部分では不器用で不幸である方が輝いて見えるのか?

亡くなった後もなお、長年にわたり彼女の歌が引き継がれ歌われ、流されするのは、彼女の惹きつける声だけでなく彼女の生き方への憧れもあるのかもしれない


エディット・ピアフの歌声をウォークマンに落として、自分を奮い立たせたい
時に聞こうとCDを借りに行く気満々の私も、もちろん、自分は決して真似したくないけど、なぜか破滅的な生き方に憧れを抱いてしまう平凡な人間だ

アメリカン ラプソディー

2009年01月12日 | 芸術
キーワード
祖国への思い
母娘の確執と和解
見返りを求めない育ての親の愛
反抗期の娘と母親
過去のトラウマ

暗くなりがちなテーマをうまく取り入れ、しかもしっかりと消費しながら
キャストのみずみずしい演技によって、生き生きと描かれている
戦争が大きな背景の一つだが、けっして暗くならず、実話とはいいながらも
監督も協調しているとおり、実話にこだわり過ぎずに、一つの作品として
十分面白い、物語として楽しめる

女性の監督らしく、細かい演出も巧い!
ちょっと泣かされたし、いいもの見せてもらいました!

スタッフ
監督:エヴァ・ガルドス 製作:コリーン・キャンプ/ボニー・ティマーマン 
製作総指揮:ジェイ・ファイアストーン/アダム・ハイト/アンドリュー・G・ヴァイナ 
脚本:エヴァ・ガルドス 撮影:エレメール・ラガリイ 音楽:クリフ・エデルマン
キャスト
ナスターシャ・キンスキー/スカーレット・ヨハンソン/ラファエラ・バンサギ
トニー・ゴールドウィン/エミー・ロッサム

ギターリスト 荘村清志

2008年11月02日 | 芸術
たまたま近所の市民系劇場で、無料の音楽鑑賞会があったので見に行った
全く何も予定のない3連休だったので・・・

3部構成で1部は素人楽団のまったく素人の音楽
タクトを振っているものの、なんかおかしいなって見ていたら、
楽団のだれも彼の指揮を見ていない
小学生のころ、指揮者の存在の意味が分からなかったことがあったが、
この楽団にもいらないだろう
楽譜をなんとか暗記しているベースになる楽器を弾いているひとに皆が
合わせてる感じ

2部は、NHKの「趣味悠々」のギター講師も務めているという
荘村清志さんのソロ
1部で嫌気がさして帰っちゃわないでよかった
確かに世界を股にかけるプロのミュージシャン
つい何日か目にスペインでのレコーディングから帰ってきたという
トークもさすが慣れていて、司会者よりもうまい
客席が半分ほどしか埋まっていないのが申し訳なくなる

演奏曲は
「死んだ男の残したもの」確かに聞いたことある!
「カヴァティーナ」これはもっと聞いたことある!
「アルベニス」
「クラナドス」
「イルマル」
アンコールで
「禁じられた遊び」

アコースティックギターって哀愁があるのよね

ラテンの国スペインが発祥の楽器っていうことを考えるとちょっと
違和感あるけど、国も人もいろんな面があるからね

最近、プロのアーティストの作品に直に触れることから遠ざかっていたので
ちょっといい時間を過ごせて満足でした!