上伊那地域で見られる春のサナエトンボ
ダビドサナエ
いつも4月下旬から5月初旬にかけて羽化が始まる場所、
今年の初見は5月2日であった。
早い年であれば4月上旬に羽化が始まる場所では、
今年はかなり遅く初見は5月7日であった。
ただこの場所は河川の井ざらいで川岸の砂や泥が除去された影響が大きい
ようで、羽化する個体数も激減していた。
ヒメクロサナエ
例年安定して見られるのは標高1000m付近の渓流で6月初旬頃であるが、
今年はひと月程早く偶然にも天竜川沿いの河川で羽化間もない個体に
出会うことが出来た。
5月初旬天竜川沿いにて撮影。
5月中旬標高750m程の渓流にて撮影。
ヤマサナエ
例年見られる場所から100m程上流で少し早めに出会えた。
5月中旬天竜川沿い河川にて撮影。
クロサナエ
安定して観察できる場所が見つからなので偶然に頼るしかない種である。
今年はダビドサナエの新しい羽化場所探しの途中で5月中旬に出会う。
5月中旬に撮影。
コサナエ
今年はため池周りの植物の生育がかなり遅れている、その為
止水域性のコサナエの羽化も少し遅れぎみである。
5月中旬に撮影。