だいたい例年なら、5月になると大都会のNYCと言えども
週末はあちこちでBBQが開催されています。
市内の大きな公園ならエリアを区切ってBBQが許可されていて、
7月の独立記念日あたりだと、5メートル置きぐらいにBBQグリルがあり
あっちでジュー、こっちでジュー、と音と匂いが満ち満ちる状態になります。
アメリカの場合、BBQといえば焼くものは90%ぐらいが肉(と個人的には思います)。
BBQの匂い=お肉が焼ける匂い、と言って良いでしょう。
しかし。
さすがに今年は、今のままだとBBQは難しそうです。
大勢で集まって飲んだり食べたりすることがダメだということに加えて
日本でも報道されているように、食肉加工工場で感染拡大が起きていて操業が停止、
小売店への供給が足りなくなっているのです。
肉だけでなく、生鮮食料品の加工工場は、作業工程でどうしても人手が必要なため密度が高く、
従業員の感染リスクが高くなってしまうそうです。
Costcoの店頭でも購入制限が始まっていて、今日(5月8日)公式サイトを確認しましたら、
牛、豚、鶏の肉類に魚も加わって、一時的に会員1人あたり購入合計3パックまで、だそうで、
多くのアメリカ人にとっての肉は、日本人にとっての米のような位置づけだと思うのでかなり厳しいですね。
The meat shortages are here: Costco and Kroger warn of limited supply
https://nypost.com/2020/05/04/meat-shortages-are-here-costco-kroger-warn-of-limited-supply/
COSTCO Home COVID Updates
https://www.costco.com/covid-updates.html
”All beef, fish, pork and poultry purchases are temporarily limited to a total of 3 items per member.”
我が家の近隣のスーパーでは、今のところ、そこまで供給不足という感じは個人的にはまだありません。
その時たまたま店頭になくても、徒歩で行けるので少し経って出直せば大体買えます。
各自が徒歩で持って帰れる分しか買わない、というのもあるかもしれませんし、
NYCの場合は、BBQでは肉を焼いても、普段の食生活はそこまで「肉肉肉そして肉」という人ばかりではないのも
関係しているかもです。
きっと郊外など、自動車で大型店舗に行き、通常でも1回でカート山盛りまとめ買いをするスタイルだと
制限しないとパッと売り切れてしまうのかなと思います。
工場の稼働が再開すれば小売店への供給も戻るでしょうから、これも、もうしばらく我慢ですね。