アメリカの隣国メキシコで、身の毛もよだつような恐ろしい事件が発生しております。
「学生43人の遺体を焼いて川に」容疑者供述におののくメキシコ
学生集団失踪のメキシコ都市市長、大学と対立していた
他にも色々記事が出ていて、最初の殺害事件が9月26日で、それから大量行方不明事件につながっていったということでしょうか?
現市長の妻が麻薬犯罪組織とつながっていて、警察も関与の上、犯罪組織が対立する大勢の左派学生を拘束して殺害、
と一行でまとめてみただけでも、とんでもなさが良くわかる事件になっておりますね…。
学生さんの家族や親戚、友人の怒り悲しみは如何ほどでしょうか。
メキシカン人口の多いニューヨークでも、9日にユニオンスクエアでこの件に関して集会が開かれておりました。
メキシコに関しては、最近このような麻薬犯罪組織が関与する大量殺人とか、あまり良いニュースがありません。
上記の記事中にありますが、
「2006年以降8万人以上が死亡し、約2万2000人が行方不明になっているメキシコの麻薬組織に対する闘いの中で最悪規模の大量殺人となる。」
つまり、2006年以降、死亡と行方不明者を合わせると10万人以上が犠牲になっているという、
ちょっとした街なら丸々一つが無くなるぐらいの規模なのですね。
でも、メキシコ=麻薬犯罪が蔓延している恐ろしいところ
というネガティブなイメージだけがどんどん拡散するとしたら、それも困りものです。
私は数回、メキシコを訪れたことがあります。リゾート地ではないですが旅行者としていわゆる安全なエリアしか行っていないので、
これもまた全体を語る資格はありませんが、
メキシコは基本、気候が穏やかで見所も多いですし、日本との交流も長く友好的で、日系人もたくさん住んでいます。
確かに、街中には貧しい人もみかけますし、日本のような安全や利便性には欠けますが、
私が訪れた時は、気候も良く、特産品などもお土産や自分で持ちたいものがたくさんあり、何より食事がとても美味しかったのです。
訪問するまで全く期待していなかっただけに、普通の街中のレストランでもいい意味で裏切られた感じで、
フレッシュな野菜や肉類に毎日舌鼓を打っていたのでした。本場のメキシカンフードは美味しいです。
と、話が少しずれてしまいましたが、今回犠牲になった学生さんは、苦学して大学まで進んだ人が多いそうで、
日本とは比べ物にならないぐらいの格差社会のメキシコで、希望を持って学んでいたことでしょう。
今回の事件は麻薬犯罪組織が云々だけでなく、地方や国内事情だけに留まらない複雑な背景があることでしょうから、
深いところまで掘り下げた真相究明は難しいのでは、と思ったりしています。
皆、自分の命は惜しいですよね。
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