そんな○○に魅せられて

選挙結果は、ほぼ予想通り

昨日の中間選挙の投票結果は、共和党の上下院制覇という結果になりました。
しかし、ほとんどのメディアや専門家はすでにこの予想を立てていたので、
私の周りでは「やっぱりね」という感想がほとんどです。

Republicans ride wave of anger against Obama to recapture Senate

記事にもありますように、共和党のなんらかの政策が支持されたというのではなく、
オバマ大統領批判票が集まった感じですね。

NYCはNY州の上院議員の改選がなかったせいか、イマイチ盛り上がりに欠け、
アメリカ市民だけど投票に行かなかった人も多かったようです。
ハリケーン襲来のあとの悪天候にもかかわらず、夜遅くまで投票者の列が途絶えなかった
2012年の時とは対照的でした。

オバマ政権が批判された主な理由の一つは「リーダーシップと決断力が弱い」ということだと思いますが、
こんな状態では、あと2年間ますます何も決まらないまま次期大統領選に突入していくのだろう、
と思います。

こちらのニュースサイトで見た、
"My biggest hope is that we don't do more damage than we've already done," one voter said.
という言葉が、市民のうんざり感をよくあらわしているようで、納得してしまいました。

私が個人的に感じることですが、NYCは大統領や連邦議会がどうであれ、民主党が伝統的に強いので、
今回の選挙結果も面白くないけどしゃあないな、みたいな雰囲気ではと思います。
ヒラリー・クリントン(現NY州選出上院議員)が、もはや民主党の顔といってもいいぐらいの
露出ぶりなので、共和党がこの大勝利をバックに誰を次期スターとして売り出すのか、
そっちのほうが関心は高いかもしれません。

私が関西人だからか、このNYCの民主党支持ぶりは、
勝っても負けても虎命」な阪神タイガースのファンみたいやなあ、と思ったりしています。
あるいは、強固な共和党支持の地域でもそのブレなさは
「勝っても負けても虎命」的雰囲気があるかもしれませんね。

とりあえずNYCは、ちょっとした独立国並みの人口と予算の規模と経済力があり、
どっちの党出身でも市長がバシバシと市の政策を打ち出し遂行していくところなので、
当面、民主党のデブラシオ市長の下、ワシントン情勢がどうであれリベラル路線でいくような気がします。
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