そんな○○に魅せられて

アンジーの決断

アメリカでは、日本に比べて発生率が高いこともあり、乳がんについての啓発活動が大変さかんです。
毎年、乳がんウォークがありますし、乳がんセミナーや早期発見キャンぺーンも良く行われています。
日本語でも乳がんセミナーが開かれていて、私も時々参加しています。

乳がんだけではないですが、がん発症後、手術等治療を受けて完治した人、現在も治療を続けている人などは
積極的に体験談を公表することも多く、彼ら、彼女らは「サバイバー」としてその勇気が称えられています。

おそらくそんな背景があったことも理由でしょうが、
ハリウッドの超大物女優で、日ごろから社会貢献活動にも積極的な、アンジェリーナ・ジョリーが
乳がんリスク削減のため、予防的措置として両方の乳房を切除、そして乳房再建手術を受けたことを
公表し、大きく報道されています。

ブラピ、アンジェリーナ・ジョリーの乳腺切除を「とても勇敢」(映画.com) - goo ニュース

元の記事はこちら↓
My Medical Choice By ANGELINA JOLIE

記事中にもあるように、アンジーはお母さんが乳がんで56歳で亡くなっています。
以前は「もしお母さんと同じことが起こったら?」と聞かれても
「母は母、私のことは心配しないで」と答えていたそうです。

しかし遺伝子検査で、乳がんと卵巣がんの発症確率が極めて高いとわかり、まず確率がより高いほうの
乳がんの予防として、切除を決めたそうです。
最初はごくプライベートなこととして検査と手術をしたけれど、
他の女性にとっても利益になると考えて、公表することにしたと。

37歳という若さ、そして全身を見られる女優という仕事柄、この一連の話は本当に勇気ある決断です。
しかも、彼女のような有名人がマスコミで発表することで、情報が大きく拡散して、
乳がんの啓発活動や知識が一般により広まることが期待できますね。

しかし、アメリカの場合、やはりここで医療費の問題が避けられなくなってきます。
アンジーのように、超セレブでお金持ちの場合は、最高の検査と治療が受けられるでしょう。
しかし検査だけで3000ドル、一般人が同じようにするには簡単に出せる額ではないですね。
日本ではどのくらいかかるのでしょう?

記事の結びの言葉は、
"Life comes with many challenges. The ones that should not scare us are the ones we can take on and take control of. "
(人生には多くの困難がつきものです。
その中で、おそれるべきことでないものは、それを受け入れ、そしてコントロールできるのです。)

下手な訳で申し訳ありません。
アンジーにとって、がんは"the ones that should not scare us"の一つである、ということなのですね。

発症もしていないのに綺麗な体にメスを入れる、というのはなかなか抵抗がありますが、
これを機会に『健康な人生を送る選択肢の一つ』として広く考えられるといいですね。
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