「やっぱり、2020年の夏は帰国して、子どもと一緒にライブで観戦したいよね~!」
と、7年後の期待に胸ふくらませる会話がはずんでおります。
東京の未来がいきなり輝いてきた一方、私が滞在しておりました大阪。
いや~、変わりました。特に梅田のあたりは、私が子どもの頃とは別世界です。
今年はグランフロントのオープンもあり、夏休み中のJR大阪駅北側は、近寄るのが怖いぐらいの人波でした。
大阪市の年間総観光客数は平成22年版の大阪府観光統計調査によると推計1億1595万人だそうです。
単純比較はできませんが、NY市の倍以上ですね。
ここからは超個人的感想なので、ご意見の異なるかた、どうかご容赦下さい。
私は関西国際空港の大ファンであります。
全世界の空港を知り尽くしているわけではないですけれども、まず、空港のデザインが外観も内部も非常に美しいですね。
このあたりの曲線や構造などは、何度見てもウットリしてしまいます。
ショッピングやレストラン関係も結構しっかりしていて、ちょっとした手土産は空港で出発間際に購入しています。
そしてNYで利用しているJFK空港に比べると動線がシンプルで各種待ち時間も短く、
子連れで荷物有りという状況では、これはとても有難いです。
アクセスも、鉄道で大阪市の中心部から特急料金なしの千円程度の運賃で1時間もあれば到着。特急利用なら更に早い。
そして駅の改札を抜けたら2~3分で、もう空港のチェックインカウンターです。
バス便も多く出ていて、関西各方面へも便利です。もちろん車の利用も可能で成田よりは都心にずっと近いです。
しかしながら、この関空、かなり閑散としています。
なぜこの素敵なデザインと動線をもっとアピールしないのかと、利用するたび毎回、心で地団駄を踏んでいます。
(発着料とか、開港以来の諸問題が色々積み重なっての現況なのでしょうか。)
そして話は戻りますが、梅田界隈。確かに綺麗になりました。
NYに戻る直前に、ようやくグランフロントのあたりへ行ってみました。
これだけ新しいお店があれば、特に女性ならそぞろ歩きも楽しくなりそうなものですが、とにかく疲れました。
(それは私がオバハンだから、というツッコミもあるでしょう。汗)
やっと空席をみつけたカフェで、グダグダ状態の子どもと休憩しながら、ふと
「もし今、大地震が起こったら、どの方向の何処へ逃げたら良いんだろう」(震度7の誤報がありましたね)
…人ごみを眺めながら不安に襲われました。
どこもかしこも小売店と飲食店だらけで、意識しないと位置と方向がすぐわからなくなるのです。地上も地下も。
NY市でも、これだけ大量の小売店と飲食店が狭いエリアに集中している場所はありません。
そして以前から複雑な動線は、より複雑化したような…。
ちょっとした階段の上り下りと曲がり角が多すぎて、目的の場所になかなかたどり着けないのです。
迷宮と申しますか、魔窟と申しますか…。
以前は大阪駅前第一~第四ビルが魔窟っぽかったのですが、今の私には、梅田全体が魔窟化した感じです。
一方、なんばや心斎橋といったミナミのほうにも何度か出かけました。
歩きやすさからするとミナミの地上のほうが私は好きです。が、雰囲気がこちらも変わってしまったような。
薄暗くなってくると、いわゆる「ひっかけ橋」のあたりは客引きのメッカに。
昔からナンパの名所ではありましたが、今は『玄人衆』がほとんどじゃないかと。
子連れは極めて場違いな感じで、グリコネオンが点灯するのを待って、記念写真を撮って早々と退散しました。
もちろん、大阪で訪れたほとんどの場所がとても安全で清潔で、NYに比べるとうんと安心して滞在できました。
でも、大阪全体でどういう方向を目指しているのか、観光等々で訪れる人に何をプレゼンしたいのか、
折角良いところが沢山あるのにあまり伝わらず、ちょっとチグハグでもったいない気がしました。
まあ、今年の夏はとにかく暑かったので、暑さ以外のことが印象に残らなかった、とも言えます…。すみません。
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