
YOGAの先生なら誰でも知ってる(はず)のパンチャマヤコーシャ。人間五臓説とも訳されます。
各鞘の解説は今回は割愛して・・・
このカタ・ウパニシャッドの教えとされるパンチャマヤコーシャですが、元々は『パンチャマヤ』だったと言うのです。
サンスクリッド語を訳すと『パンチャ=5』『マヤ=幻のようにぼやっとした状態のもの』であり、5つの幻のように切れ目がない層のをイメージしたのがパンチャマヤの状態です。
KOSAは鞘、ケース=入れ物のように、境のはっきりした容器をイメージさせる言葉になります。
元々、{panca maya}と伝えられていたそうですが、あのシャンカラチャリヤがKOSAと言い間違えたか、間違って伝わったかで、panca kosaとなってしまったとも言われています。
食物鞘レベルは『KOSA』でイメージ出来ない事もありませんが、それ以降のものについては明確な領域ではなく、境目のはっきりしない『MAYA』の方がイメージに近いと思われます。
MAYAなのかKOSAなのかは、意見が別れるのかも知れませんが、個人的にはMAYA説の方がしっくり来ると思います。
『どっちでも良い!』と言う方もおられるかも知れませんが、数千年に渡って伝わって来たYOGAの哲学。
もし、最近間違って伝わるようになったのであれば、修正して正しく後世に伝えるべきではないかと思っています。
この件について、お詳しい方は、ぜひコメントをお願いします。
ojisan@MAYURA