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うぇるなび

yoga ayurveda インド哲学 心を豊かにする生活

Panca Maya Kosa

2008-12-06 | Yoga


YOGAの先生なら誰でも知ってる(はず)のパンチャマヤコーシャ。人間五臓説とも訳されます。
各鞘の解説は今回は割愛して・・・

このカタ・ウパニシャッドの教えとされるパンチャマヤコーシャですが、元々は『パンチャマヤ』だったと言うのです。
サンスクリッド語を訳すと『パンチャ=5』『マヤ=幻のようにぼやっとした状態のもの』であり、5つの幻のように切れ目がない層のをイメージしたのがパンチャマヤの状態です。

KOSAは鞘、ケース=入れ物のように、境のはっきりした容器をイメージさせる言葉になります。

元々、{panca maya}と伝えられていたそうですが、あのシャンカラチャリヤがKOSAと言い間違えたか、間違って伝わったかで、panca kosaとなってしまったとも言われています。

食物鞘レベルは『KOSA』でイメージ出来ない事もありませんが、それ以降のものについては明確な領域ではなく、境目のはっきりしない『MAYA』の方がイメージに近いと思われます。

MAYAなのかKOSAなのかは、意見が別れるのかも知れませんが、個人的にはMAYA説の方がしっくり来ると思います。
『どっちでも良い!』と言う方もおられるかも知れませんが、数千年に渡って伝わって来たYOGAの哲学。
もし、最近間違って伝わるようになったのであれば、修正して正しく後世に伝えるべきではないかと思っています。

この件について、お詳しい方は、ぜひコメントをお願いします。

ojisan@MAYURA