今週の「平成のＸファイル」は、大分県宇佐神宮で開催される「全日本邪馬台国論争」出席の為にお休みとさせて戴きます。
来週からは、もっと面白いネタを探して書かせていただきたいと思います。
山上 智
来週からは、もっと面白いネタを探して書かせていただきたいと思います。
山上 智
５月３０日に大分県宇佐市で「全日本邪馬台国論争」に小林裕美子さんと一緒に参加してきます。
卑弥呼のイメージ像の発表も行います。
３１日は、大分県豊後高田市のケーブルテレビで邪馬台国宇佐説及び卑弥呼の墓は国東半島の猪群山山頂東側にある「巨大ストーンサークル」が卑弥呼の墓だと発表いたします。
期待していてください。
根拠の無い畿内説を吹き飛ばしたいと思っています。
卑弥呼のイメージ像の発表も行います。
３１日は、大分県豊後高田市のケーブルテレビで邪馬台国宇佐説及び卑弥呼の墓は国東半島の猪群山山頂東側にある「巨大ストーンサークル」が卑弥呼の墓だと発表いたします。
期待していてください。
根拠の無い畿内説を吹き飛ばしたいと思っています。
名前は、筆者。職業はオカルト・古代史探偵。
相棒のハンターは、ハッキングの名手で身元不明の女の子。
東京ベイテレビの「K」という謎の人物から毎回、不可思議な仕事依頼がある。
５月だというのに北海道や東北では雪が降ったりしたかと思うと、２０度をこすほどの暑さに見舞われたりして変な季節である。
今日も２０度をこすほど暑い陽気だ。そんな穏やかな季節の中で、皇宮警察の天鷲翔子はどうしているのかと考えていたら、ハンターが、
「Ｋからパソコンにメールが入っているわよ」
携帯によこせばいいのにと思いながらパソコンを除くと。
「 Ｕ Ｆ Ｏ 目 撃 情 報 、続 々」
Ｎｏ－１０８「東奥日報」１９８９年11月９日～青森県
楽しんできてくれたまえ・・・・
このようなメールが入っていた。
一体何を楽しめばいいというのだ。筆者はＵＦＯ否定論者だと知っていて、このような仕事を回してくるのかと思ったら腹が立ってきた。
とりあえず、青森までの新幹線のチケットの予約をしなければと思っていたら、今度は、携帯のメールが鳴った。翔子からだった。
「１３時に東京駅新幹線の入口で待つ。連絡は携帯で、チケットは用意してあるわ。グリーン車よ」
そうゆうことか「Ｋ」が楽しんでくれたまえという言葉を添えたメールを送ってきた意味が理解できた。
皇宮警察とＵＦＯと一体何のつながりがあるというのだろうか。今１１時を過ぎたところか、十分東京駅まで間に合う時間だと考えながら、旅行カバンに下着などを詰め込んだ。
何か心がときめいた感じがした。懐かしいな翔子と国東半島を回ったことを思い出していた。
１３時ちょっと前に東京駅八重洲口に筆者は立っていた。すると背後から、茶色のラフなジャケットと黒いスラックスの翔子が立っていた。
「元気そうね。はいチケットよ」
そういいながらグリーン車のチケットを渡された。
「なぜ、ＩＧＨがＵＦＯに興味があるのか知りたいね」
筆者は、翔子に尋ねた。
「ひ・み・つ」
なんとなく恋人同士の会話のような返事だった。
筆者は内心よろこんでいたが、表面上はぶっきらぼうに振舞った。
「ＵＦＯに関しては、否定論者なのだが、翔子はどう思っているのかい」
「そうね、あると思えばあると思えるし、ないと思えばないと思えるわね。とにかく目撃者に会って話を聞いてみないことにはわからないわね」
「お昼まだでしょう。駅弁も買ってあるわ。さあ行きましょう」
何か翔子は楽しそうに新幹線のプラットホームに向かった。それだけではなかった腕を組んできたのには驚いた。
「今日は青森市内のホテルを予約してあるは、もちろん同室よ、うふ」
妙な薄ら笑いを浮かべていた。
夕方ごろ青森駅に着いた。駅近くの「ホテルキュアラ」に予約してあったのだろう、翔子はフロントにつかつかと歩み寄り、記帳していた。案の定、夫婦として書いてあるのが見えた。
「今夜は、ホテルで食事をしましょうよ。夜景を見ながらの食事もいいものよ。目の前でステーキを焼いてもらってワインなどいかが」
何か狐につままれているような感じがした。これほど翔子が積極的にアプローチをかけてくるとは思わなかったからである。
新幹線の中でも仕事の話をしないで、国東半島から福岡県そして熊本までの話をして、はしゃいでいた。
「何か裏があるのかな」
そう思いながら翔子の話に付き合った。
部屋は豪華な作りでセミダブルが二つとソファが４人も座れる広さだった。
荷物を置くと、翔子は時計を見て、
「食事の時間よ、最上階のレストランに行きましょうよ」
２人並んでレストランの入口に立つと、ウエイトレスが「お待ちしておりました」ご案内致します。そういって先に歩きだした。
レストランの個室に案内された。
外の景色は丁度鉄板が置いてある背後一面に見えた。
「どう、ワインは赤がいい、それとも白かな」
「ロゼがいいかな」
わざと逆らうように返事をした。
「焼き方はどうするの」
「まかせるよ」
食事を終えて、部屋に戻ってシャワーを浴びた。飲みすぎたせいか眠気が襲ってきた。そのままベッドに入って寝てしまった。
翌朝、８時に起きて朝食を１階のレストランで採った。
翔子は、無口で何か怒っているようだった。食事を終えると荷物は、フロントに置いてあった。玄関にはメタリックのＢＭＢが置いてあった。
「最初は何処にいくの」
「東奥日報本社から支局に回ってくれるかな」
一回りしてある程度の情報をつかんだ筆者は、ホテルに戻って、備え付けのパソコンで報告書を書いた。そしてハンターに送った。
報告書Ｎｏ－１０８
光りながら不規則に動く異様な物体を目撃した。あれはＵＦＯ。十月以降、それも日暮れから間もなくの時間帯に、にこんな情報が相次いで寄せられた。ＵＦＯ騒ぎに詳しい人は「なにかの自然現象か見間違い」と断言。しかし、各地の騒ぎと同じくナゾめいた部分も残っており、もやもやと尾を引いている。
光る物体に関する情報は十月二十四日を皮切りに、上北郡七戸町、下北郡川内町、青森市の複数の人たちから寄せられた。①静止したり小刻みに移動する。②航空機の動きとは違う。③オレンジ色の光を放つ。などの点が共通している。
一時は青森市・東岳の西側にある砕石場の照明だという見方もあったが、七戸町などからは見えないわけですべてを説明しきれない。近所の主婦ら数人と一緒に目撃した青森市三内丸山地区の佐藤俊勝町会長は「オレンジ色の物体は、北、南と全く反対方向に出没していた。光り方、動き方からみてＵＦＯ以外考えられないよ」。
お勧めブログ小説
フジテレビ
「猪群山ストーンサークル殺人事件」金曜日UP
http://blog.fujitv.co.jp/inomureyama/E20100521001.html
金曜プレステージのドラマ化を狙っています。
ｇｏｏ
「平成のＸファイル」
http://blog.goo.ne.jp/logos3/
名前は、筆者。職業はオカルト・古代史探偵。
相棒のハンターは、ハッキングの名手で身元不明の女の子。
東京ベイテレビの「K」という謎の人物から毎回、不可思議な仕事依頼がある。
大分県から福岡県、そして熊本県を皇宮警察の天鷲翔子と周って、非常にくたびれて帰って来た。ハンターには大分県名産の「だんご汁」と福岡県の「明太子」「豚骨ラーメン」を買って帰ってきたから、まだ若いハンターにとって食い気が先で、とても喜んで朝からだんご汁を作って明太子と一緒においしそうに食べていた。
筆者は、天鷲翔子のことがとても気になってしょうがなかった。筆者好みの顔つきやスタイルと頭の回転の良さに心をちょっとばかり動かされていた。
その、翔子のことを考えてコーヒーを飲んでいると、携帯のメールの着信音が鳴った。やはりＫからだった。
天鷲翔子くんと楽しんできたのかな、色気の無い君には刺激が強すぎたかな。
「ある朝突然…消えたノラネコ２０匹」
Ｎｏ－１５９「産経新聞」１９９１年５月２８日～東京都
余計なおせわだと内心思った。
だんご汁を食べているハンターに携帯のメールを見せると、即座にパソコンの前に座り、２分ぐらいで画面に現れた。
終わるとハンターは、だんご汁を食べ始めた。それを横目で見つつパソコンの画面に眼を移した。
とにかく五反田の区役所に行ってみることにした。
今は五反田区役所を定年退職して嘱託として生活相談員をしている斉藤さんに話を聞くことができた。
「そうですね、２０年ぐらい前にそのような騒ぎがありましたね」
お茶を出してくれながら、思い出すように話してくれた。
「公園近くに猫が多く集まり、猫好きな人はエサをあげたりしてましたが、猫の嫌いな人にとっては気持ちが悪いからと区役所に苦情に訪れるひともいましたね。そう、ゴールデンウイーク明けでしたかね、突然に２０匹近くいた猫が一匹もいなくなってしまったのです。
私たち職員も狩り出されて、猫がなぜいなくなったのか調べた記憶がありましたね。しかし結局はわからずに終わってしまいましたね」
斉藤さんの話を聞き終わった筆者は区役所を辞した。その足で
五反田駅北西の住宅地。前の桜並木は名物で、しながわ百景に選ばれているほどな場所である。
「しかし、突然に猫が一匹もいなくなるほどの理由など判るはずはない」
そんな事を考えているとハンターからメールが入った。
「至急、戻ってください」
一体何が起こったのだろう。とにかく事務所に帰ることにした。
４０分ほどで事務所に着いた。
筆者は、ハンターに何があったか尋ねた。そしたらハンターは、パソコンの画面のＫからのメールを見せてくれた。
「どうだい、気分転換になったかな。答えが出るはずは無いのは知っていたよ。今回も仕事依頼としてお金は振り込んでおくから、好きな焼酎でも飲んでくれたまえ」
「どうゆうことなんだろう。意味も無いことを筆者に仕事として依頼してきたのは」
考えていたら、ハンターが、
「九州の仕事の大変さの為の慰労の仕事じゃあないの。私は好きなステーキをおごってよね。一応報告書を書いてＫに送っておくわ」
そうゆうとハンターは、パソコンに向かって報告書を書き始めた。
報告書NO－１５９
猫は１頭１頭、単独で生活する動物。群れで生活する犬は、絶対的な権威をもつリーダーに服従する動物で、飼い主への忠誠心は、この習性からきている。一方、単独行動の猫は、リーダーを必要としていないので、飼い主に対する忠誠心もない。猫は、今何をするべきか、どう行動するべきかの判断をすべて自分で行う。猫がプライドが高く、マイペースで気分屋といわれるのは、こういう習性。
また、猫は独立心が強いので、無理強いされることを嫌う。猫と上手につきあっていくためには、猫の様子をよく観察して、気持ちを尊重することが大切。
なわばりを大切にする。ライオン以外の猫科動物は、普段、単独でなわばりを作り、その維持管理のために点検を行いながら暮らしている。「なわばり」とは生きていくために必要な食べものや水を確保し、発情期に異性と出会い、子育てをするのに不可欠な空間。
野良猫や自由飼いの猫では、他の猫ともなわばりを共有しているので、毎日、見回って自分のなわばりを点検する必要がある。完全室内飼育の猫では、家の中だけがなわばりになる。猫のなわばりは広さではなく、質が重要視される。室内でも上記のなわばりの条件を十分に満たしているので、室内だけでも猫は満足して生活していくことができるのである。
また、ほかの猫になわばりを宣言するために、自分のニオイをつける「マーキング行動」をおこなう。「爪とぎ」も、重要なマーキング行動の一つ。単に爪あとをつけるだけでなく、前足の裏のパッドからフェロモンが分泌されていて、ニオイつけになる。ほかに、あちこちにオシッコをひっかけたり、ウンチを目立つところにしたりすることもある。
１日の大半を寝て過ごす。猫はとてもよく寝る動物で、「猫」という呼び名も「寝子（ねこ）」からきているという説もある。成猫で１日15～16時間、子猫や高齢猫では20時間寝ています。肉食動物である猫は、草食動物と違って、獲物を捕まえれば高カロリーを摂取できるが、次にまたいつ獲物が捕まえられるかわからない。そこで、野生の頃は、一度食べたらなるべく動かないでエネルギーを温存するという生活スタイルをとっている。
猫は夜行性、活発に動くのは主に明け方と夕方。野生では、この時間帯がハンティングの成功率が高いからだ。
おそらく五反田の猫が突然消えたのは、食料の多くある場所に移動したと思われる。
ハンター
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お勧めブログ小説
フジテレビ
「猪群山ストーンサークル殺人事件」金曜日UP
http://blog.fujitv.co.jp/inomureyama/E20100514001.html
金曜プレステージのドラマ化を狙っています。
楽天
「籠宮・ピラミッドの謎」土曜日UP
http://plaza.rakuten.co.jp/tomo1949/
相棒のハンターは、ハッキングの名手で身元不明の女の子。
東京ベイテレビの「K」という謎の人物から毎回、不可思議な仕事依頼がある。
大分県から福岡県、そして熊本県を皇宮警察の天鷲翔子と周って、非常にくたびれて帰って来た。ハンターには大分県名産の「だんご汁」と福岡県の「明太子」「豚骨ラーメン」を買って帰ってきたから、まだ若いハンターにとって食い気が先で、とても喜んで朝からだんご汁を作って明太子と一緒においしそうに食べていた。
筆者は、天鷲翔子のことがとても気になってしょうがなかった。筆者好みの顔つきやスタイルと頭の回転の良さに心をちょっとばかり動かされていた。
その、翔子のことを考えてコーヒーを飲んでいると、携帯のメールの着信音が鳴った。やはりＫからだった。
天鷲翔子くんと楽しんできたのかな、色気の無い君には刺激が強すぎたかな。
「ある朝突然…消えたノラネコ２０匹」
Ｎｏ－１５９「産経新聞」１９９１年５月２８日～東京都
余計なおせわだと内心思った。
だんご汁を食べているハンターに携帯のメールを見せると、即座にパソコンの前に座り、２分ぐらいで画面に現れた。
終わるとハンターは、だんご汁を食べ始めた。それを横目で見つつパソコンの画面に眼を移した。
とにかく五反田の区役所に行ってみることにした。
今は五反田区役所を定年退職して嘱託として生活相談員をしている斉藤さんに話を聞くことができた。
「そうですね、２０年ぐらい前にそのような騒ぎがありましたね」
お茶を出してくれながら、思い出すように話してくれた。
「公園近くに猫が多く集まり、猫好きな人はエサをあげたりしてましたが、猫の嫌いな人にとっては気持ちが悪いからと区役所に苦情に訪れるひともいましたね。そう、ゴールデンウイーク明けでしたかね、突然に２０匹近くいた猫が一匹もいなくなってしまったのです。
私たち職員も狩り出されて、猫がなぜいなくなったのか調べた記憶がありましたね。しかし結局はわからずに終わってしまいましたね」
斉藤さんの話を聞き終わった筆者は区役所を辞した。その足で
五反田駅北西の住宅地。前の桜並木は名物で、しながわ百景に選ばれているほどな場所である。
「しかし、突然に猫が一匹もいなくなるほどの理由など判るはずはない」
そんな事を考えているとハンターからメールが入った。
「至急、戻ってください」
一体何が起こったのだろう。とにかく事務所に帰ることにした。
４０分ほどで事務所に着いた。
筆者は、ハンターに何があったか尋ねた。そしたらハンターは、パソコンの画面のＫからのメールを見せてくれた。
「どうだい、気分転換になったかな。答えが出るはずは無いのは知っていたよ。今回も仕事依頼としてお金は振り込んでおくから、好きな焼酎でも飲んでくれたまえ」
「どうゆうことなんだろう。意味も無いことを筆者に仕事として依頼してきたのは」
考えていたら、ハンターが、
「九州の仕事の大変さの為の慰労の仕事じゃあないの。私は好きなステーキをおごってよね。一応報告書を書いてＫに送っておくわ」
そうゆうとハンターは、パソコンに向かって報告書を書き始めた。
報告書NO－１５９
猫は１頭１頭、単独で生活する動物。群れで生活する犬は、絶対的な権威をもつリーダーに服従する動物で、飼い主への忠誠心は、この習性からきている。一方、単独行動の猫は、リーダーを必要としていないので、飼い主に対する忠誠心もない。猫は、今何をするべきか、どう行動するべきかの判断をすべて自分で行う。猫がプライドが高く、マイペースで気分屋といわれるのは、こういう習性。
また、猫は独立心が強いので、無理強いされることを嫌う。猫と上手につきあっていくためには、猫の様子をよく観察して、気持ちを尊重することが大切。
なわばりを大切にする。ライオン以外の猫科動物は、普段、単独でなわばりを作り、その維持管理のために点検を行いながら暮らしている。「なわばり」とは生きていくために必要な食べものや水を確保し、発情期に異性と出会い、子育てをするのに不可欠な空間。
野良猫や自由飼いの猫では、他の猫ともなわばりを共有しているので、毎日、見回って自分のなわばりを点検する必要がある。完全室内飼育の猫では、家の中だけがなわばりになる。猫のなわばりは広さではなく、質が重要視される。室内でも上記のなわばりの条件を十分に満たしているので、室内だけでも猫は満足して生活していくことができるのである。
また、ほかの猫になわばりを宣言するために、自分のニオイをつける「マーキング行動」をおこなう。「爪とぎ」も、重要なマーキング行動の一つ。単に爪あとをつけるだけでなく、前足の裏のパッドからフェロモンが分泌されていて、ニオイつけになる。ほかに、あちこちにオシッコをひっかけたり、ウンチを目立つところにしたりすることもある。
１日の大半を寝て過ごす。猫はとてもよく寝る動物で、「猫」という呼び名も「寝子（ねこ）」からきているという説もある。成猫で１日15～16時間、子猫や高齢猫では20時間寝ています。肉食動物である猫は、草食動物と違って、獲物を捕まえれば高カロリーを摂取できるが、次にまたいつ獲物が捕まえられるかわからない。そこで、野生の頃は、一度食べたらなるべく動かないでエネルギーを温存するという生活スタイルをとっている。
猫は夜行性、活発に動くのは主に明け方と夕方。野生では、この時間帯がハンティングの成功率が高いからだ。
おそらく五反田の猫が突然消えたのは、食料の多くある場所に移動したと思われる。
ハンター
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お勧めブログ小説
フジテレビ
「猪群山ストーンサークル殺人事件」金曜日UP
http://blog.fujitv.co.jp/inomureyama/E20100514001.html
金曜プレステージのドラマ化を狙っています。
楽天
「籠宮・ピラミッドの謎」土曜日UP
http://plaza.rakuten.co.jp/tomo1949/
猪群山ストーンサークル内は女人禁制となっていて、陰陽石までは女性が行けます。
個人的に感じたことは最高のパワースポットだということです。
ストーンサークル内では、心地よい風が吹き眺望も最高でした。
ぜひ、一度登ってみてはいかがかと思います。
私は、個人的に卑弥呼の墓だと思っています。
個人的に感じたことは最高のパワースポットだということです。
ストーンサークル内では、心地よい風が吹き眺望も最高でした。
ぜひ、一度登ってみてはいかがかと思います。
私は、個人的に卑弥呼の墓だと思っています。
登山口から２時間３０分もかけてメンヒルまでたどり着きバテバテの状態。
巨大ストーンサークルから眺める景色は眺望で、パワースポットとしては最高の場所である。（注意・女性の立入は禁止されています）
巨大ストーンサークルから眺める景色は眺望で、パワースポットとしては最高の場所である。（注意・女性の立入は禁止されています）
猪群山ストーンサークルの登山入り口で、「卑弥呼の金印を探せ」のDVDの説明を受けている私。
それを、苦笑いをして見ていて写真を撮る小林裕美子さん。
それを、苦笑いをして見ていて写真を撮る小林裕美子さん。
名前は、筆者。職業はオカルト・古代史探偵。
相棒のハンターは、ハッキングの名手で身元不明の女の子。
東京ベイテレビの「K」という謎の人物から毎回、不可思議な仕事依頼がある。
昨夜の秘密結社について、いつとはなしに熱っぽく語ったせいか、朝８時になってもベッドから出る気がしなかった。しかしホテルの朝食が９時までなので起きようとしたら、
「昨夜はぐっすり眠っていたわね。ちょっぴり残念だったわ」
ベッドの足元から翔子の声が聞こえた。
彼女は、黒のスラックスと黒のシルクのシャツを着て立っていた。
「昨夜のお勉強はさすがの私も疲れたわ。しかし、皇宮警察では教えてもらわなかった事を頭の中にたたきこんだわ」
朝から嫌味な女だと筆者は思った。
勇気をしぼってベッドから起き上がり、Gパンとポロシャツを身につけた。それから、洗面所に行って顔を洗って歯を磨いた。その時、ふと翔子の言葉が浮かんできた。
「ちょっぴり残念だったわ」
惜しいことをした感じがした。なにも一気に秘密結社の事を話さなければ、翔子のしなやかな体を抱けたのかもしれない。そう思いながら歯磨きをした。
頭は水でバサバサっと洗って、洗面所を出たら、翔子がルームキーを持って待っていた。１階のレストランが朝食の場だ。バイキング形式の朝食だったが、コーヒーとトースト・バターだけを皿に持ってテーブルに座った。
翔子も同じような量でオレンジジュースだった。
「あら、小食ね。ダイエットでもしているのかしら」
嫌味な言葉を投げつけてきた。続けて、
「今日の予定はどうするの」
筆者は黙ってコーヒーを飲んでいた。
「あらあら、ご機嫌ななめね」
もう一杯コーヒーを入れようとテーブルを立った時に携帯が鳴った。
ハンターからだった。
「その後の経過を至急しらせて」
簡単な内容だった。しかし、翔子がピッタリ張り付いているから仕事は順調に進んでいなかったが返信しないわけにはいかないので、
「明日あたりに帰る」
と、だけメールを入れた。別に根拠があるわけではなかったが、返信しないわけにはいかない。おそらく東京ベイテレビのKからの催促なのだろう。
コーヒーを飲み終えて、翔子に向かって言った。
「これから熊本まで行くから、ちょっと飛ばしてくれないかな」
「そうね、ここからだと熊本までは、そう時間はかからないわね。日帰り出来るかもしれないわね。ところで熊本の何処に行くの？」
「熊本大学」
「ひぇー、熊大まで何しに行くの？」
筆者はいつものように無言だった。
「分かったわ。至急用意するわ」
このような時の翔子の頭の切り替えは早く、素早くレストランを出てフロントに向かってチェックアウトをしに行った。
「天鷲翔子、いい名前だ。筆者の片腕にしたいくらいだ。ハンターと翔子がいれば天下無敵かもしれないな」
１０分もしないうちにBMBは玄関に横付けになった。
「さあ～て、飛ばすわよ」
タイヤ音をきしませながらホテルの玄関を出た。３０分ぐらいは、無言だった翔子が口を開いた。
「昨夜の秘密結社の話は理解できたわ。しかし伏義とジョカの刺青の話はしてくれなかったわね」
この女狐め、昨夜うとうとしながら聞いていたくせにしっかり頭の中には叩き込んでいるではないか。
「私には分からないことばかりだわ」
「それはそうだろう。昨夜、話したのは秘密結社の歴史だからな。その意味を知る為には古代中国神話を知らなければ、話は見えてはこないはずだよ」
盤古の創世神話
天と地ができる以前は、混沌としたモヤのような、名づけようもない状態であった。『太上妙始経』によれば、仮にそれを道（タオ）と呼び、万物の根源としている。そのうちに、その混沌の中から盤古が生まれた。
盤古は一日に９度変身して生長し、背丈が一日一丈のびるたびに、天と地が一丈伸びるたびに、天と地が一丈ずつ離れていったという。
１万八千年たって現在のような天地となり、盤古は死んだが、頭は４つの山となり、左眼は太陽、右眼は月、脂が海、涙が河、毛髪が星、皮が草木、息が風、瞳が電光、声が雷雨、肉は土、汗は雨、歯が金になった。盤古が喜ぶと空は晴れ、怒れば雨になった。天地万物の祖、陰陽のはじめは盤古であったという」
ここまで話すと、翔子が、
「そこまででいいわ。車を飛ばしながら聞くというのは頭に入らないわ。今夜にでも教えてくれる」
筆者は熊本空港から帰るつもりでいた。一応筆者の調査はここまでにしたい。翔子がいなければ国東半島に戻って調べることがあったが、翔子に知られてはならないことが多くあるから、帰らなければならないだろう。
翔子となら、もう一泊したいところだが・・・・・・・・
第一章:終了・次回は未定。しかし「平成のXファイル」の単発は続きますよ。
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昨夜の秘密結社について、いつとはなしに熱っぽく語ったせいか、朝８時になってもベッドから出る気がしなかった。しかしホテルの朝食が９時までなので起きようとしたら、
「昨夜はぐっすり眠っていたわね。ちょっぴり残念だったわ」
ベッドの足元から翔子の声が聞こえた。
彼女は、黒のスラックスと黒のシルクのシャツを着て立っていた。
「昨夜のお勉強はさすがの私も疲れたわ。しかし、皇宮警察では教えてもらわなかった事を頭の中にたたきこんだわ」
朝から嫌味な女だと筆者は思った。
勇気をしぼってベッドから起き上がり、Gパンとポロシャツを身につけた。それから、洗面所に行って顔を洗って歯を磨いた。その時、ふと翔子の言葉が浮かんできた。
「ちょっぴり残念だったわ」
惜しいことをした感じがした。なにも一気に秘密結社の事を話さなければ、翔子のしなやかな体を抱けたのかもしれない。そう思いながら歯磨きをした。
頭は水でバサバサっと洗って、洗面所を出たら、翔子がルームキーを持って待っていた。１階のレストランが朝食の場だ。バイキング形式の朝食だったが、コーヒーとトースト・バターだけを皿に持ってテーブルに座った。
翔子も同じような量でオレンジジュースだった。
「あら、小食ね。ダイエットでもしているのかしら」
嫌味な言葉を投げつけてきた。続けて、
「今日の予定はどうするの」
筆者は黙ってコーヒーを飲んでいた。
「あらあら、ご機嫌ななめね」
もう一杯コーヒーを入れようとテーブルを立った時に携帯が鳴った。
ハンターからだった。
「その後の経過を至急しらせて」
簡単な内容だった。しかし、翔子がピッタリ張り付いているから仕事は順調に進んでいなかったが返信しないわけにはいかないので、
「明日あたりに帰る」
と、だけメールを入れた。別に根拠があるわけではなかったが、返信しないわけにはいかない。おそらく東京ベイテレビのKからの催促なのだろう。
コーヒーを飲み終えて、翔子に向かって言った。
「これから熊本まで行くから、ちょっと飛ばしてくれないかな」
「そうね、ここからだと熊本までは、そう時間はかからないわね。日帰り出来るかもしれないわね。ところで熊本の何処に行くの？」
「熊本大学」
「ひぇー、熊大まで何しに行くの？」
筆者はいつものように無言だった。
「分かったわ。至急用意するわ」
このような時の翔子の頭の切り替えは早く、素早くレストランを出てフロントに向かってチェックアウトをしに行った。
「天鷲翔子、いい名前だ。筆者の片腕にしたいくらいだ。ハンターと翔子がいれば天下無敵かもしれないな」
１０分もしないうちにBMBは玄関に横付けになった。
「さあ～て、飛ばすわよ」
タイヤ音をきしませながらホテルの玄関を出た。３０分ぐらいは、無言だった翔子が口を開いた。
「昨夜の秘密結社の話は理解できたわ。しかし伏義とジョカの刺青の話はしてくれなかったわね」
この女狐め、昨夜うとうとしながら聞いていたくせにしっかり頭の中には叩き込んでいるではないか。
「私には分からないことばかりだわ」
「それはそうだろう。昨夜、話したのは秘密結社の歴史だからな。その意味を知る為には古代中国神話を知らなければ、話は見えてはこないはずだよ」
盤古の創世神話
天と地ができる以前は、混沌としたモヤのような、名づけようもない状態であった。『太上妙始経』によれば、仮にそれを道（タオ）と呼び、万物の根源としている。そのうちに、その混沌の中から盤古が生まれた。
盤古は一日に９度変身して生長し、背丈が一日一丈のびるたびに、天と地が一丈伸びるたびに、天と地が一丈ずつ離れていったという。
１万八千年たって現在のような天地となり、盤古は死んだが、頭は４つの山となり、左眼は太陽、右眼は月、脂が海、涙が河、毛髪が星、皮が草木、息が風、瞳が電光、声が雷雨、肉は土、汗は雨、歯が金になった。盤古が喜ぶと空は晴れ、怒れば雨になった。天地万物の祖、陰陽のはじめは盤古であったという」
ここまで話すと、翔子が、
「そこまででいいわ。車を飛ばしながら聞くというのは頭に入らないわ。今夜にでも教えてくれる」
筆者は熊本空港から帰るつもりでいた。一応筆者の調査はここまでにしたい。翔子がいなければ国東半島に戻って調べることがあったが、翔子に知られてはならないことが多くあるから、帰らなければならないだろう。
翔子となら、もう一泊したいところだが・・・・・・・・
第一章:終了・次回は未定。しかし「平成のXファイル」の単発は続きますよ。
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「猪群山ストーンサークル殺人事件」金曜日UP
http://blog.fujitv.co.jp/inomureyama/E20100507001.html
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楽天
「籠宮・ピラミッドの謎」土曜日UP
http://plaza.rakuten.co.jp/tomo1949/
邪馬台国＝畿内説を覆すＤＶＤがフジテレビより発売。
『卑弥呼の金印を探せ～国東半島に眠る巨大ストーンサークルの謎～』
下記にアクセスして買ってください。
↓
http://jbook.eshop.fujitv.co.jp/p/p.aspx/3942061/s/
まずフジテレビの「ＪＢＯＯＫ会員登録」（無料）して下さい。その後、代金引換かクレジットカードで買うようになります。
従来、言われている邪馬台国＝畿内説には何の根拠も「魏志倭人伝」との接点は一切ないのに無理に畿内に持っていこうとする暴挙。
このＤＶＤを観れば、畿内説が吹っ飛ぶことは間違いはない。
『卑弥呼の金印を探せ～国東半島に眠る巨大ストーンサークルの謎～』
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このＤＶＤを観れば、畿内説が吹っ飛ぶことは間違いはない。
名前は、筆者。職業はオカルト・古代史探偵。
相棒のハンターは、ハッキングの名手で身元不明の女の子。
東京ベイテレビの「K」という謎の人物から毎回、不可思議な仕事依頼がある。
世界の秘密結社
秘密結社とは、会員以外には知られない儀式や目的をもつ団体のことである。結社の目的によって政治的・犯罪的・入社秘密結社の３つに分類することが出来る。
前回でも同じような事を書いたが、現在、秘密結社といえば必ず名があがるのがフリーメーソンは、実は理想の人間になるための「技術」を、会員に秘儀によって段階的に伝えようとする団体である。集会所（ロッジ）の場所や会員数などをできる限り公開しており、実体は単なる親睦組織といったところだ。入会するためには、何らかの宗教を信仰していることが条件となる。そして、すでに組織のメンバーになっている者２名から、知性と人格的に優れていると認める推薦を受けて、組織に新メンバーとしてとして迎えられるのだ。メンバーはさまざまな秘密の儀式を経験し、これをメンバー以外の者にけっして口外しないことで連帯感を維持するのである。
フリーメーソンの起源にはさまざまな説があるが、一番信用性のあるのが、中世の石工職人組合（ギルド）から発展したという説だ。実際、フリーメーソンを直訳すれば「自由な石工」となる。
もとは「親方・職人・徒弟」といった簡単な分け方しかしていなかったフリーメーソンの階位制度と通過儀礼が複雑さを増したのは、１７世紀半ばに会員になったエリアス・アシュモールの活動によるものである。彼は秘密儀式の多い薔薇十字団員でもあり、フリーメーソン内で集会を行う許可を得て、薔薇十字団の思想を広めたのだ。
現在、フリーメーソンのメンバーは、全世界で約６００万人だとされている。そのうちアメリカにいる信者は４００万人ほどだ。高等教育を受けた白人男性の５～６に１人はフリーメーソンという計算になる。（昔は入会を禁じられていた女性や黒人、ユダヤ人の会員も現在ではゼロではないが、数はとても少ない）
アメリカ独立の父祖の１人であるベンジャミン・フランクリンや、初代大統領ジョージ・ワシントン、自動車王ヘンリー。フォードなど、フリーメーソンのメンバーである著名人は枚挙にいとまがない。こういった事実や、秘密として外部に漏れてこない部分に対する憶測から、「フリーメーソンは政治経済の中枢に会員を送り込み、世界を牛耳ろうとしている」などの陰謀説も飛び出しているようである。
一方、中国の秘密結社には「中国人社会の沈黙の掟がある」
―――部外者に対して警戒心が強く、仲間が不利になるようなことに関しては口を閉ざすというのも、フリーメーソンの秘密主義のように結束を固めるためではなく、必要に駆られて生まれたルールなのである。
国外に出た中国人（華僑、あるいは華人と呼ぶ）が現地で寄り集まって暮らすことが多いのも、仲間同士で助け合うという伝統的文化・民族性によるものだ。彼らは現地でのさまざまな圧力や不平等のもとで団結し、助け合って生活しているのである。
ところで、こうした互助組織であったはずの中国系秘密結社の多くは、なぜ犯罪性を帯びていったのだろう。実はこれもまた、中国独自社会的な理由による。
簒奪の歴史の繰り返された中国では、伝統的に何が悪で、何が悪でないのかがはっきりしない。もちろん中国でも人を殺せば、店の物を盗めば犯罪だが、前皇帝を殺して帝位を奪った者は、次の権力者として栄華を極めるわけである。つまり、国家権力でさえ「奪った者勝ち」なのだ。
そしてまた結社の構成員は、虐げられた人々である。自らの生活を維持し、富と力を得るために、自らも奪い手になっていくまでには、さほど時間がかからなかっただろう。
例えば「洪門（ホンメン）」という、中国南部や東南アジアの華僑の間に存在する組織がある。合法的な活動とともに、非合法な活動も行っている、一種の犯罪的秘密結社だ。これも起源をたどっていくと、もとは清王朝を倒し明王朝を復活させようとして目論んだ政治的秘密結社であったようだ。
ちなみに現在、犯罪組織としての色が濃い中国系秘密結社も、加入の際には誓いを立て、結束を固めるための儀式が行われる。マレーシアの中国系秘密結社「三合会」の場合、会場には関帝などが祀られ、香が焚かれ、列席する会員は紅巾を着ける。衛兵との問答や、香主（首領）の朗読に合わせた「三六の誓い」宣誓を経た後は、雄鶏の首をはねて得た血と、入会者の左手人差し指に針を刺して得た血と椀に入れ、そこに誓いの巻物を焼いた灰を混ぜて、列席者全員で飲むのである。
犯罪組織から親睦組織まで、さまざまな活動形態を持つ秘密結社。彼らはあえて秘密めいた儀式、大仰な誓いの儀式を行うことで、内部の結束を深めているのである。
簡単な秘密結社の話を翔子に話したが、頭の中に入ったかは別である。
昼間の疲れも出て筆者も眠りに落ちていった・・・・・
お勧めブログ小説
フジテレビ
「猪群山ストーンサークル殺人事件」金曜日UP
http://blog.fujitv.co.jp/inomureyama/E20100430001.html
金曜プレステージのドラマ化を狙っています。
楽天
「籠宮・ピラミッドの謎」土曜日UO
http://plaza.rakuten.co.jp/tomo1949/
相棒のハンターは、ハッキングの名手で身元不明の女の子。
東京ベイテレビの「K」という謎の人物から毎回、不可思議な仕事依頼がある。
世界の秘密結社
秘密結社とは、会員以外には知られない儀式や目的をもつ団体のことである。結社の目的によって政治的・犯罪的・入社秘密結社の３つに分類することが出来る。
前回でも同じような事を書いたが、現在、秘密結社といえば必ず名があがるのがフリーメーソンは、実は理想の人間になるための「技術」を、会員に秘儀によって段階的に伝えようとする団体である。集会所（ロッジ）の場所や会員数などをできる限り公開しており、実体は単なる親睦組織といったところだ。入会するためには、何らかの宗教を信仰していることが条件となる。そして、すでに組織のメンバーになっている者２名から、知性と人格的に優れていると認める推薦を受けて、組織に新メンバーとしてとして迎えられるのだ。メンバーはさまざまな秘密の儀式を経験し、これをメンバー以外の者にけっして口外しないことで連帯感を維持するのである。
フリーメーソンの起源にはさまざまな説があるが、一番信用性のあるのが、中世の石工職人組合（ギルド）から発展したという説だ。実際、フリーメーソンを直訳すれば「自由な石工」となる。
もとは「親方・職人・徒弟」といった簡単な分け方しかしていなかったフリーメーソンの階位制度と通過儀礼が複雑さを増したのは、１７世紀半ばに会員になったエリアス・アシュモールの活動によるものである。彼は秘密儀式の多い薔薇十字団員でもあり、フリーメーソン内で集会を行う許可を得て、薔薇十字団の思想を広めたのだ。
現在、フリーメーソンのメンバーは、全世界で約６００万人だとされている。そのうちアメリカにいる信者は４００万人ほどだ。高等教育を受けた白人男性の５～６に１人はフリーメーソンという計算になる。（昔は入会を禁じられていた女性や黒人、ユダヤ人の会員も現在ではゼロではないが、数はとても少ない）
アメリカ独立の父祖の１人であるベンジャミン・フランクリンや、初代大統領ジョージ・ワシントン、自動車王ヘンリー。フォードなど、フリーメーソンのメンバーである著名人は枚挙にいとまがない。こういった事実や、秘密として外部に漏れてこない部分に対する憶測から、「フリーメーソンは政治経済の中枢に会員を送り込み、世界を牛耳ろうとしている」などの陰謀説も飛び出しているようである。
一方、中国の秘密結社には「中国人社会の沈黙の掟がある」
―――部外者に対して警戒心が強く、仲間が不利になるようなことに関しては口を閉ざすというのも、フリーメーソンの秘密主義のように結束を固めるためではなく、必要に駆られて生まれたルールなのである。
国外に出た中国人（華僑、あるいは華人と呼ぶ）が現地で寄り集まって暮らすことが多いのも、仲間同士で助け合うという伝統的文化・民族性によるものだ。彼らは現地でのさまざまな圧力や不平等のもとで団結し、助け合って生活しているのである。
ところで、こうした互助組織であったはずの中国系秘密結社の多くは、なぜ犯罪性を帯びていったのだろう。実はこれもまた、中国独自社会的な理由による。
簒奪の歴史の繰り返された中国では、伝統的に何が悪で、何が悪でないのかがはっきりしない。もちろん中国でも人を殺せば、店の物を盗めば犯罪だが、前皇帝を殺して帝位を奪った者は、次の権力者として栄華を極めるわけである。つまり、国家権力でさえ「奪った者勝ち」なのだ。
そしてまた結社の構成員は、虐げられた人々である。自らの生活を維持し、富と力を得るために、自らも奪い手になっていくまでには、さほど時間がかからなかっただろう。
例えば「洪門（ホンメン）」という、中国南部や東南アジアの華僑の間に存在する組織がある。合法的な活動とともに、非合法な活動も行っている、一種の犯罪的秘密結社だ。これも起源をたどっていくと、もとは清王朝を倒し明王朝を復活させようとして目論んだ政治的秘密結社であったようだ。
ちなみに現在、犯罪組織としての色が濃い中国系秘密結社も、加入の際には誓いを立て、結束を固めるための儀式が行われる。マレーシアの中国系秘密結社「三合会」の場合、会場には関帝などが祀られ、香が焚かれ、列席する会員は紅巾を着ける。衛兵との問答や、香主（首領）の朗読に合わせた「三六の誓い」宣誓を経た後は、雄鶏の首をはねて得た血と、入会者の左手人差し指に針を刺して得た血と椀に入れ、そこに誓いの巻物を焼いた灰を混ぜて、列席者全員で飲むのである。
犯罪組織から親睦組織まで、さまざまな活動形態を持つ秘密結社。彼らはあえて秘密めいた儀式、大仰な誓いの儀式を行うことで、内部の結束を深めているのである。
簡単な秘密結社の話を翔子に話したが、頭の中に入ったかは別である。
昼間の疲れも出て筆者も眠りに落ちていった・・・・・
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