矢岳山（北遠） 2009-02-21

矢岳山（やたけやま：やたけさん）　９２６ｍ　天気：晴れ

　大井橋から佐久間へ向かい、豆こぼしトンネルを出て北条峠への看板を素通りし、すぐ先で飯田線の下をくぐったら右の細い道に入る。飯田線を今度は踏切で渡ると、道は細くなるが生活道路なのでしっかりしている。高度が上がると道路脇は白くなってきたが凍結箇所も無く、矢嶽山の看板が有る駐車スペースに車を停める。
　↓駐車スペース。展望台への道が下っている。


　車を停めて車道を進めば２分で登山口が有る。登山路はここから左の植林帯を下る。道は細いがはっきりしており、標識も有る。
　↓登山口。


　下り着くと河内川を木の丸太を組み合わせた橋で渡る。張ってあるワイヤーを手摺りにしておっかなびっくり渡る。対岸に渡れば道は急激な登りとなる。しばらく登って地図で位置を確認しようとしたが、ぼんやりと歩いていたので現在地が良くわからない。思いのほか道がはっきりしていたので何も考えずに登ってきてしまった。高度が上がってくると落ち葉に隠れた道は少しずつ不鮮明になってくる。
　↓下部は良い道が続く。　　　　　　　　　　　　　　↓山頂直登・神社分岐。
　

　やがて山頂直登と神社への道の分岐が有る。神社への道は左への巻き道になるが、こちらの道の方が濃く見える。分岐から神社への道へ入る。しかし、巻き道はだんだんと怪しくなる。足場の不安な岩場をへつると、その先でだいぶ藪っぽくなり、ついに道とは言えなくなってしう。ブッシュをくぐり、道形を追うと突然立派な標識が有り、隣の尾根に乗った。標識は３方向を指しているが神社への方向にしか道は見えない。神社の方へ少し下ると山頂方向への道形を分岐する。そのまま下れば下平への分岐が有って立派な道が右へ分かれている。
　↓やぶの中の立派な標識。　　　　　　　　　　　↓その下に下平への分岐。
　

　下平への分岐から尾根上を水平に進めばすぐに新旧２つの矢岳神社が有る。
　↓矢岳神社。２つ目の社からは南方の展望が有る。


　矢岳神社からやぶの中の標識まで戻り、標識の下の分岐で山頂に向かう尾根道に入る。この道はすぐに薄くなり、尾根上や尾根の西側の歩ける場所を進む。道は不明瞭だがやぶこぎでは無い。尾根に沿って高い方へ歩いて行けばやがて矢岳山の山頂に着いた。山頂は植林帯の中で展望も無く暗い。
　山頂直登・神社分岐から来る直登ルートの道も薄くやぶっぽい感じがする。
　↓矢岳山山頂。


　ネットで調べた時、山頂から北への尾根を通って林道に降り、北条峠（ほうじとうげ）へ下った記録が有った。山頂部には明確な道は無いが、山頂周辺から北の尾根方向へ少し下ると割りと明確な道形が見える。一旦山頂に戻って地図で確認する。方向は間違いなく、地図上でははっきりした尾根だし林道まで近いので進んでみる事にする。
　↓道形が有る。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　↓植林帯でははっきりした道。


　斜面を下るとはっきりした尾根になる。尾根上や植林帯にはかなり濃い道が有るが、広葉樹帯や斜面になると道が見えなくなる。尾根に沿って歩けば約４５分で８３２ｍピークに着いた。ここは少しだけ展望も有り、陽のあたる静かな気持ちの良いピークだ。おにぎりを１個食べて先に進む。ピークの少し先で道は崖の縁を右に下る。道が有るような無いような急斜面を下ると再び尾根を行く道になる。何回か右へ巻き道が分岐するが、行く先に自信が無いので尾根に乗って進む。もう林道も近そうだと思える頃、割と濃い道が右に分岐する。ここも尾根に乗って進んだが道は無くなり、最後の樹林帯の斜面を適当に登るとガードレールの切れ目からダートの林道に出た。
　↓道が無くなる　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　↓ガードレールの切れ目に出た


　今日はここまで北側の展望が無い。林道を進んで９５６ｍピークを回ったところ辺りで展望が無いだろうかと先に進んでみる。
　↓林道から日本ヶ塚山


　林道を１０分ほど進み尾根を乗越したところで北方向の展望が現れた。南アルプスは聖岳から塩見岳までが望める。その左には熊伏山だろう。ここで景色を眺めながら残りのおにぎりを食べた。
　↓林道の尾根乗越より。　　アップ　もう少しアップ
　

　ダートの林道を戻り、どんどん下って北条峠へ出る。

　↓北条峠（ほうじとうげ）。蕎麦が食べられる。


　北条峠からは車道を歩いて駐車スペースに戻った。

　羽ヶ庄の下の集落に矢嶽山登山口の標識が有る。地図で調べればここが下平だ。地元の方に聞いたら、山頂まで２時間程の登山道が有るが、上の分岐辺りでは良い道だったが、下部は少し怪しいらしい。
　↓下平の登山口。下っていく道が登山路。


　矢岳山から林道への尾根は道が有ったり無かったりで、すべる急斜面の下りや岩をつかんで急な尾根を登ったりと多少ワイルドだが、ひどいやぶや危険な岩場などは無かった。但し、標識も無く整備されたハイキングコースでは無いので、行かれる方はご自身の判断でお願いします。又、矢岳山ピストンでも上部は道が薄く、夏前後は結構やぶっぽくなると思われます。

　ＴＩＭＥ
駐車スペース(8:30)→登山口(8:35)→沢(8:45)→直登・神社分岐(10:00)→神社(10:15)→(10:35)矢岳山山頂(11:00)→(11:45)832mピーク(12:00)→林道出会(12:45)→(12:55)展望地(13:30)→(14;15)北条峠(14:20)→(15:00)駐車スペース　駐車スペースは２台位い。今日は工事の資材が置いてあったので１台で満車。

カシミール　登り口と登りの尾根については自信有りません。軌跡はＧＰＳでは無くあくまで私の勘ですのでご注意ください。（２万５千図：佐久間）

　今日も最後は車道歩きで駐車スペースに戻ってきた。最近は車道を歩いている時間の方が長い様な気がする。よってブログタイトルを車道歩きに変えます。車道歩き・・車道ウォーカー・・Shadow Walker で、Blog「Shadow Walker's Dilemma」にします。・・・ウソです。