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社会人二年目からの法科大学院未修者コース受験記録

社会人二年目で、早慶中の2019年度入学の未修者コースを受験した時の備忘録。PSやTOEIC、小論対策など

受験時のスケジュールについて

2019-02-23 12:51:23 | 受験記
私が本格的にロースクールの未修受験を決意したのは、2018年の3月頃でした。
仕事を辞めて法曹を志すという考えはもう少し前からあったのですが、
死ぬ気で勉強して来年既修を受験するか、今年とりあえず未修を受験するか、しばらく悩んでいました。

以下が、受験した時の大まかなスケジュールとなります。(3月分以降は予定です)

2018年3月  TOEIC受験申込
2018年4月  TOEIC勉強、および各大学の受験スケジュール確認(昨年のスケジュールから、大まかに)
2018年5月  TOEIC勉強、TOEIC受験
2018年6月  TOEIC結果発表、各大学の入試スケジュール確認
2018年7月  各大学の出願準備・出願
2018年8月  中央・早稲田の受験
2018年9月  慶応の受験、各大学合格発表
2018年11月  専門実践教育訓練支援給付金の説明を受ける
2018年12月  専門実践教育訓練支援給付金の面談、および申請。ラインマネージャーへ退職の報告
2019年1月   先輩や同僚、プロジェクトマネージャーに退職の報告。人事との手続き、JASSO I種の予備登録申し込み
2019年2月   仕事のハンドオーバー、送別会、退職
2019年3月   有休消化、確定申告
2019年4月 法科大学院入学


事前提出書類③その他

2019-02-22 17:24:44 | 受験記
事前に提出した書類について、学部時代の成績と、その他の書類(任意)について書きます

・成績

私は学部生時代はサークル活動に打ち込んだ... ...と言えば聞こえはいいですが、ぶっちゃけ、授業はそこまで真面目に取り組んでいませんでした。

学部生時代は、GPAが1を切ることもありました。

ただし幸運なことに、落とすか、AかBを取る... ...ということが非常に多かったため、落とした単位について記載のなかった成績表では、そこまで壊滅的な数値ではありませんでした。

特に取り寄せた成績表では、日本語で優・良・可表記にしてくれていたので、AよりもBが多かった私は、とても助かりました。

私の成績ですが、たしか、以下の通りだったかと思います。


卒業時に、落とした単位を含めて算出されたGPA→2.0

落とした単位を含まなかった場合のGPA→2.7

優になっている単位をすべてAと評価した場合のGPA→3.3

・その他書類

説明会で、早慶中すべてのブースで言われたことは、「どんな書類でも、とりあえず送ってみて」でした。

知り合いの弁護士さんやお世話になった教授からの推薦状、以外にも、行政書士や簿記、宅建などの資格に始まり、学生時代のサークル活動やボランティアの感謝状等。とりあえず、自分を特徴づけられる書類は送って損はしない、らしいです。

私は残念ながら、資格と言えばTOEICと、大学入学前に腕試しで受験したドイツ語検定4級しかなかったのですが、学生時代に打ち込んでいたサークル活動でもらった賞状や、ボランティア活動でもらった賞状は送りました。

PSでも、サークル活動で何回か入賞したことや、ボランティアの活動について、取り上げていました。

事前提出書類②TOEIC

2019-02-21 16:57:51 | 受験記
前回から相当日が空いてしまいました。
会社を辞める手続きだったり、仕事だったり、入学の手続きだったり、
いろんなところの奨学金の手続きだったり、いろいろとありまして... ...。
そのあたりは、別の記事にして投稿しようと思います。

ようやく退職の手続きが完了し、最終出勤日まで秒読みという段階なので、
ずっと放置していたこのブログに記事を追加できます。

出願時に提出する書類の中で、TOEICについて書きます。

・TOEIC
早慶中以外の法科大学院でも、TOEICはまあまあ重要じゃないかとおもいます。
私は受験していませんが、一橋のローではTOEICの点数で一次審査がされるらしいですね。
私は学生時代や仕事を通して、そこそこ英語に触れることが多い環境だったので、PSでしっかりとアピールするためにも、裏付けとしてTOEICをそこそこの点数でとらねば、と意気込みました。
特に、慶応では900点以上だと優遇してもらえると書いてあったので、900点以上を取らなければ、国際関係のバックグランドをアピールできないのではないか?とも思いました。

ちょうど就活時の2016年初頭に取っていたTOEICの点数が820点。当時はノー勉でこの点数だったので、とにかく過去問を解きまくって慣れればあと80点くらいとれるでしょう... ...というのが甘かった。
5月にTOEIC受験を申し込んで、1か月くらい過去問を勉強すれば80点くらい上がると思っていたのが甘かった。
時短の問題集を解いて、公式問題集を何度も解きまくっても、なぜかReadingが上がらない。どうしても、800点台より上に行かない。

Listeningは通勤時とか家に帰ってからとか、ずーっとTOEICの問題を3倍速くらいで流す、ということを3週間くらい続けたら、480くらいとれるようになってきたのですが、とにかくReadingが伸びない。何度模試を受けても、Part7の途中で制限時間が来てしまう。400点にすら到達しないことが多かったです。
そして、とうとう受験前日が来てしまいました。
もう800点台後半でもいいんじゃないかなあ、自分の経歴から見ると大して高くない点数だけど、一般的には高得点なほうじゃない?と弱音を吐いていた時に、
友達から勧められた本のおかげで、なんとか900点の壁を突破できました。

こちらです。

https://www.amazon.co.jp/dp/B078JMXWLQ/ref=dp-kindle-redirect?_encoding=UTF8&btkr=1


これが本当にすごくて、前日夕方に購入し、夜に読みながら練習問題を解き、9時間寝て、朝の会場に向かう電車の中で読んで、実際に活用した時間は本当に4~5時間。

ですが、この通りに解くと問題がスルスル解ける!
これまで時間制限との闘いだったPart7についても、当日緊張してマーク箇所がずれるということを二回もやらかしたにもかかわらず、なんと制限時間内に終了することができました。

ちなみに、そのときのTOEICの結果がこちらです。



380~400点をさまよっていたReadingが460点、そして得意な方だったListeningについては、初めて満点が取れました。



殆どこの本がすごいよ!みたいな宣伝になってしまいましたが、「直前の技術」、本当にお勧めです。

事前提出書類①パーソナル・ステートメント

2018-09-17 09:07:38 | 受験記
法科大学院の入試といえば、PS(パーソナル・ステートメント)の提出ですね。
未修だけじゃなくて既修でも提出しますね。
実際、PSがどの程度合否に影響を与えているのかは、よくわかりません。
既修者だと、ほとんど試験の出来で合否が決まる(特に、今年は適性検査がないので)と思うのですが、
未修者の場合は、既修者よりもPSが重要視される度合いは大きいのではないかと思います。
今年の慶應の募集要項では、PS含めた事前提出書類が、未修の場合は合否判定の4割と記載されていました。
(確か既修はもっと低い割合でした)

法科大学院の合同説明会で、慶應・早稲田・中央のブースでそれぞれお話を伺う機会がありましたが、どの大学の職員/先生も、「パーソナルステートメントはちゃんと書いてね」と言っていました。審査する先生方から、「適当に欠いている学生が多すぎる」という声がよく聞かれるのだとか。
PSが適当でも、ちゃんと試験が良かったり大学の成績が良かったりすれば「ちくしょう」と思われながらも入れてもらえるのか、それともやっぱりPSは重要なのかはわかりませんが、少なくとも、ちゃんと書いておけば、他の適当なPSを提出している受験者と差別化できると思います。
絶対合格する自身がある!と言う人でも、入試成績上位だと大学から奨学金がもらえたりするので、ちゃんと書いておくに越したことはないのでは、と思います。
ちなみに、PSを真面目に書いたおかげかどうかはわかりませんが、私は早稲田の稲門法曹奨学金は内定しました。
(全額ではなく、秋学期の授業料相当のほうです。)社会人枠だったので、もともと貰いやすかったんだと思いますが。


PSをどんな風に書いたか、ですが、就活の時のES記入を参考にして作りました。もっと言えば、大学の時の経験やがんばったことなどは、就活の時のESの表現を一部使いまわしています。
大学によって出題が微妙に違うので、都度微修正しましたが、大枠は大体こんな感じです。

①将来どうなりたいか、および、その理由(こういう経験をしてきたから、こう考えるようになった、など。)
②将来したいことが、この大学院でどのように達成できるのか。
③上記の理由から、この大学院に行きたいと思っている。

①については、早慶中すべて同じ内容です。(当然、設問の差はあるので、文章の書き方は変えていますが、内容は同じです、)
大学によって志望動機を変えて書くこともできるでしょうが、私にとっては「法曹になりたい」と思う理由は1つだけで、それはどの大学院に行ったとしても、変わらないと感じたからです。
実際、就職活動の時も私は同じように、「自分の将来像」は1つだけを掲げて、それをどうやってこの会社で達成できるか、と言う点を受ける会社に合わせて変えてきました。

②については、HPやパンフレット、合同説明会のときの資料を掻き集めて、それぞれの大学院の特色や固有のプログラムなどを拾って、埋めました。ほぼ就活の時にやっていた作業と同じでした。

PSを書いた後は、院試も就活も経験している友人たちに見てもらって、論理に破綻がないか、ちゃんと具体的であるか、などの点を確認してもらいました。
とりあえず1つ完成すれば、後も大体同じような感じで部分部分をコピペしたり、構成を変えたりしてプリントアウトしました。

余談ですが、早稲田大学では、なぜか印刷した紙を規定のPSの用紙に糊で貼り付けることは認められませんでした。慶應/中央では良いのに。
印刷自体はOKなのですが、わざわざ提出書類のPDFをダウンロードして、PSを書くページのPDFデータに文字を挿入して、さらに印刷する、と言う手間を要求されます。
私はwindowsユーザーで、PDFに書き込むソフトもなかったため(探しても、無料のものはなかったため)割と苦労しました。最終的には、Macを持ってる友達にパソコン貸してもらって編集できました。

貼り付けた紙がはがれてしまうことの予防をしたいのでしょうが、裏に名前とか番号とか書かせれば良いのに。

その他にも、書類を二部コピーして同じ証明写真をそれぞれ貼り付けてくれとか、早稲田の出願書類作成は正直、他のところよりも面倒くさかったです。