amore日記 ran!run!ran!2

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cancer survivor~仲間の死

2010-09-01 | cancer survivor
いきなり強烈なタイトルです。


同じ病気の方は大体が同じサイクルで


入院、抗がん剤治療になっているのです。


4週間に一度10日間入院。


毎回同じメンバーです。



吐き気の強い方、本当に辛そうです。


個室にするといいのでしょうが


長丁場、金銭的にも負担が大きいので


私はずっと大部屋でした。



なかでも一番、毎回吐き気の強い方が


いらっしゃいました。


しかし、毎回退院される時には


すっかり元通り。


『又来月ね!』って。



発見時のステージも初期の段階で


私よりずっと軽い。


しかし副作用に悩まされらっしゃいました。


2月。


私は最後の治療を終え、退院の準備をしていると


その方はまだカーテンを閉めたまま。


今回の入院はずっと調子が悪くて


カーテンは閉めたままでらっしゃいました。


私は最後の治療だったので


きちんとご挨拶したかったのですが


そんな状態ではありませんでした。




そして1週間後の外来で、同じ治療仲間に


お会いしました。



『聞いた???○○さんの事!』



私『え?何がですか?』



『私達の退院後、4日目に亡くなったんだって』



『え・・・。どうしてですか???
いつもと同じ副作用だったじゃないですか!』



『急変したんだって』




もうその言葉が最後でした。


体の震えが止まらなくなりカタカタ震える。


手も震えて止まらない。


怖くて怖くて。


誰かそばにきて・・・。



ご挨拶もそこそこで逃げるように帰宅しました。



不安は『話し』て『離す』。


誰かに話して手放したかった。




『昼ごはん付き合うよ!』




帰ってきたのはこのメールでした。



辛い時、その事ばかりに集中すると


もっと深みにはまる。


話せば話すほど自分で自分を苦しめる事がある。


一度話して


あとは視線を違う方向に持って行く。


『私が見るのは人の死じゃない。

そして『死』じゃない。

生きていく事だから』



その切り替えを教えてもらったメールでした。

























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