ジャネーの法則

熱中症で大騒ぎしていたのがついこないだだったのに、もう１１月になってしまいカレンダーもあと２枚になった。

この時期になると、毎年「１年は短い」と思ってしまう。時間を感じるのが早くなる理由として最も有名なのが１９世紀のフランスの哲学者・ポール・ジャネが発案したジャネーの法則で、以下のように説明されている。

主観的に記憶される年月の長さは年少者にはより長く、年長者にはより短く評価される。簡単に言えば生涯のある時期における時間の心理的長さは年齢の逆数に比例する(年齢に反比例する)。

つまり、生きてきた年数によって1年の相対的な長さがどんどん小さくなることによって、時間が早く感じるということらしい。私だけではないということはわかったが、わざわざ学者が心理学的に説明しているというのもすごいなぁと思う。

他には、生活に新鮮味がなくなる、同じことを繰り返す頻度が多くなるというのも理由らしい。確かに、何もしていないと時間はあっという間に過ぎ去ってしまうので、日々充実するように生活すればよいのだろうけど、でもじゃあ何をどう充実させようかと考えてもわからないので困ったもんだ。