
中華レゴもどき紹介 番外編 戦艦ミズーリ
以前紹介したビスマルク同様、人気の戦艦である。
レゴもどきでも様々なキットが存在する。その内の一つ。
総ピース数、3,216。全長96センチの大型キット。
マニュアルの画像でも判る様に3分割出来る。
謳い文句は「コンパクトに保管できる」らしい。
さらに、コロ走行も出来る。スクリュー連動のギミックは無い。
こんなデカ物コロ走行させる場所など我が家には無いので、
一度もやったことが無い。
さて、番外編なのでこのミズーリも、全部ばらされて大和の部品取りに使われた
悲しい運命を辿ったのだが、奇跡的に艦体中央の画像が残っていた。
それがこれ。
ミズーリの特徴と言って良いのかもしれない、すらりとした艦橋とその頂点にあるレーダー。
様々な改修を受けている戦艦らしく、この丸いタイプのレーダーを乗せているパターンも在る様だ。
・・・ここが、このキットの最大の残念ポイントだ。
<以下、文句が続きます。ご注意ください>
大和の2/3とは言え、1メートル近い艦体を誇るくせに、艦橋周りのやっつけ仕事感が凄い。
レーダーなんか何の捻りもなく、しかも白くて浮いている。
ここだけで高級感が薄れ、オモチャ感が前面に出てしまう。
買う時迷ったが、予想通りの展開になった。
艦橋に続く残念ポイントが、マニュアルで強調されている主砲回り。
甲板の下に埋もれている主砲の土台部分を、主砲ごと取り外すことが出来る。
主砲の仕組みを表現していて素直に感心したが、意味が在るのか・・?と言う疑問も残る。
それよりもガッカリしたのが、主砲の造形と、主砲が「真横を向かない」事。
主砲同士が干渉するのは判る(大和もそういう所はあった)。
が、艦橋の前方部にぶつかるのは、設計上のミスではないだろうか。
そしてポッチ丸出しの造形。
せめて化粧タイルを上手く使って、体裁を整えて欲しかった。
続きまして、3分割のジョイント。
このキットはビスマルクとは違った形で、艦体の中心から側面に向かって組み上げていくタイプ。
しっかりしている反面、当然の如く、重くなる。
それにジョイントが耐えられない。
分割面付近の2ブロック程度のジョイント長では、この重さは支えきれないと思う。
手に持った時の「ぐにゃり」とする感覚は・・・いただけない。
まあ後はスリムな艦首の表現方法とか、兵装の造形とか、
欠品や不具合ブロック等、プチがっかりがそこそこ在って、
ばらすのに躊躇しない程度の思い入れしか無かった。
しかし、この悔しさが大和作成の原動力となっている。
ある意味、記念すべきキットである。
<<感想>>
・パッケージは立派
・マニュアルも判り易い
・3,000越えのピースは作業に没頭出来る
など良い所もある。
・そこそこの値段がする
・多数のがっかりポイント
等の残念さもある。
なんでも良いから船作りたいなあ、と言う御仁以外は
おすすめは・・・・・・・・・しない。
今回はここまで。
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