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レフティーウッドベーシスト、原田通治のブログ!
ときどき主役はねこに変わります!

ホーキング博士「天国も死後の世界もない」について

2011-05-18 22:06:12 | スケジュール
この手の話題、好きなんですw♪

ただ、あまりに長くなるので、手短かに。

まず、あまりに博士の発言がまとめられ過ぎていて、どんなニュアンスかわからないのだけど。


人の脳は原理はコンピューターと同じ、というのはその通りです。
しかし、だからコンピューターには魂がないから、人の感情もニューロンの活動だけで説明がつく、かは、かなり疑問。


西洋哲学ならデカルト以来、「機械の中の幽霊」として、議論がつくされてきた議題です。ホーキング博士も、たぶん重々承知でしょうけど。


手短かに。


恋をするコンピューター作れますか?

電源を止められる事を恐れるコンピューターとか。


デジャ・ブをみるコンピューターとか。


臨死体験について語るコンピューターとか。

プログラムされていないのに、というか、プログラムに逆らってまで他人の為に自己犠牲的な行動を取るコンピューターとか。


自由意思をもつコンピューターとか。


人が「モノ」でしかないと仮定すると、脳波も心臓も止まった人が蘇生したり、脳波が止まっていた時間に不思議な体験をしていたり、というのが説明出来ないんですよ。


で、もし魂があると仮定すると、人体という「モノ」を動かしているわけですから、「エネルギー保存の法則」が当てはまるはず。


もう一つの論点。

ホーキング博士の宇宙創世の説は、かなりアインシュタインの相対性理論を土台として発展させた印象があるのですが(まぁ、僕は門外漢ですが)、つまり真空とは「何も無い」というより「エネルギーが溢れかえっているけど、まだ形をとっていない」という状態で(これもまたエネルギー保存の法則)、だから、宇宙創世とはそのエネルギーがたまたま形をとったというだけ、今だって何もない空間にはエネルギーが溢れかえっている、という感じの説だったと思います。もの凄く簡単に要約しちゃうと。

で、「エネルギー」と「モノ」が同じ!というのが、もうこれはほぼ確定なんですが…

ある時には波として漂い、ある時にはネコの様に見える動物、そんなモノいるわけないでしょう?


原子の体積の99.9999…%は、実体を持たない雲、というか空間です。

あなたは、99.9999…%空間で出来ている自分の体、実感出来ますか?
僕は出来ません。

人には、これを「現実」と感じる感覚と知能しか備わっていないんです。

それ以上の事を実感する能力は、残念ながら人にはないんです。

しかし、人の能力の限界が、この世界の現実、というわけにはいかないんです。


何を言いたいかと言うとこの世の実在を実証した学者はまだいないという事です。不確定定理ですね。
まぁ、これはかなり言葉遊びが入ってますけど(笑)!