あなたとねこと音楽と

レフティーウッドベーシスト、原田通治のブログ!
ときどき主役はねこに変わります!

黒本、ですか。

2011-05-15 18:24:38 | スケジュール
昨日、とある電話での打ち合わせの時に、納浩一さん(凄腕ベーシスト)編集の「スタンダードバイブル」の話題になりまして。


よくも悪くも、とにかく普及していたのが「スタ本」あるいは「青本」と呼ばれている、「ハンドブック オブ ジャズスタンダード」でした。

この青本、いろいろな意見を聞きます。


後に、青本の選曲面での弱点を補うかの様な「スタンダード リアルブック」、通称「オレンジ本」又は「赤本」も作られました。

僕、結構このオレンジ本、気に入ってたんですよね。好きな曲が結構入っていて。

でも、あまり普及しませんでした…


スタンダードなジャズ、ストレート・アヘッドなジャズをちゃんと勉強する様になり、チャーリー・パーカーのオムニブックを勉強しだすと、「確かに青本だと、いろいろ意見が出てきちゃうよなぁ」と思う様になりました。

ただ、あまりに普及してるし、みんなもうあれに慣れちゃってるし、とも思ってたんですよね。


そしたら「いや、もうセッション行けば、みんな納さんの黒本使ってますよ。」っていう話だったので、さっそく買って来ました。


なるほどなるほど、と思いつつ、「また覚え直さないといけない箇所が結構ある…」みたいな。


あと、Black Orpheus みたいに、世界ではAマイナーのキーで演奏するのが普通なのに、日本では青本の影響でGマイナーのキーで演奏するのが、普通だった曲があるんですよ。

黒本だと、ちゃんとAマイナーで書かれているけど、管楽器は楽器の構造上、Gマイナーの方が演奏しやすいはず。
今後、Aマイナー支持派とGマイナー保守派の勢力争いが(笑)!なんて(笑)!


あと、黒本に付属のCD 、要らないからその分安くして、ときっと誰もが思ったはず!!!