埋まりゆく本棚

読んだ本の感想なんかを好き勝手に綴ってます。最近忙しくてなかなか本が読めませんが…。

おびえる妻たち

2006年04月23日 10時57分21秒 | その他
 図書館で見つけてなんとなく読んでみたくなったので借りた本。DV(ドメスティック・ヴァイオレンス)について書かれている。彼からは「最近男女問題の社会学に興味あるみたいね」と言われた。
 言われてみれば確かにそうかも。この間はセクハラ問題について書かれた新書を読んでたし。でも、セクハラとかDVってよく社会問題として取り上げられてるし、私はその実例とか原因なんかに興味があってたまにこんなほんも読みます。
 あっ、でも自分で買ってまでは読まないかも…。図書館にあったら借りて読むけど。となると、図書館ってやっぱり重要だなぁって思う。

 今回この本を読んで学んだことはいっぱいある。DVは男性による女性支配に原因があること。さらにその原因はかっての家父長制社会の延長にある性別役割分業社会にあること。
 例えば本書のDVの事例の中で、暴力を振るう男性が女性のことを、まるで奴隷やモノのように扱っている場合もあった。つまり女性が男性の所有物と化していたのだ。
 これじゃあ、女の人は自分らしく生きることができないよ!! と少し憤慨していたら、家父長制社会の下では女性は夫に対して自己主張ができない立場だったようだ。
 他にも色々分かったことはあったけど、ちょっと難しくて文章にはできない…。でも、女性にとっての自己主張の大切さとかは分かったかな。
「嫁としてではなく私として生きる」昔何かで読んだこんな言葉を思い出しました。



●『おびえる妻たち』山崎たつえ 郷土出版社●

淑女のエチケット

2006年04月12日 16時42分53秒 | その他
 「淑女」…私にとって太陽よりも遠くにある言葉…。

 これは誕生日に友人(男性)からもらった本。
「まさか…男の目からみても私の振る舞いはなってないから、これで勉強しなおせってこと!?」
タイトルを見た瞬間はかなり驚いた。

 でも表紙を開いてみると、そんなことは全然なし。
 これは堅苦しいマナー本とかじゃなくて、敢えて言うなら「おもしろ淑女本」。大ピンチの時淑女ならどう切り抜けるのかを紹介した本だった。

 大ピンチの例
  「もしも、がんの告知をするとしたら?」
  「もしも、笑えないギャグを言われたら?」
  「もしも、森の中で熊さんに襲われたら?」 などなど…

 こんなかんじで大ピンチが全部で28個! 淑女たる者どのように大ピンチを乗り切るのかというと…

「もしも、好きな人の前でオナラをしてしまったら……?」
 これはよくある大ピンチ! オナラっていくら我慢しても出ちゃう時は出ちゃうし…。(私だけかな?)
「もしもオナラをしてしまっても、決して卑屈になってはなりません。……
 『よくって? わたくしのオナラを聞いたのはあなたが初めてよ。』
 と、捨て台詞を残して去りましょう。」

 これぞ淑女のなせる技…。恥ずかしいはずのオナラなのに、この一言で一気にプレミアがついてしまった!! わたしも次からはこう言ってみようかなと素直に思ってしまった。しかも「優雅に美しく気高く」言うのがいいらしい。

 こんな調子で淑女らしい(変な)ピンチの切り抜け方がたくさん紹介されててかなりおもしろい本だった。
 しかもイラストがすごくかわいらしい。ベルバラみたいなキラキラした瞳を持つ金髪巻き髪の淑女が、このおもしろエチケット本にいい味をかもしだしてる。この方の本はまだ他にもあるらしいので、それも読んでみたいです。


●『淑女のエチケット』五月女ケイ子 (扶桑社)●

ONE PIECE 41

2006年04月11日 08時05分31秒 | マンガ
 昨日、本屋へ行った時に『ONE PIECE』の最新刊をついつい買ってしまった。もう21歳なのに未だに少年ジャンプから卒業できないです…

 41巻ではとうとうニコ・ロビンの過去が明らかに。ちょっと感動してしまった…。ロビンとロビンのお母さんのやりとりがとても切なくて、胸がきゅんとしてしまった。
 でも、「空白の100年」ってどんな100年だったのかはまだ明らかにはならず…。ものすごい気になるのに!!早く教えてよ~!

 悲しいロビンの過去の物語の中で、わたしの心を捕らえたキャラはクローバー博士。深刻なストーリーにもかかわらず、彼のヘアースタイルを見た瞬間少し笑ってしまった。「名は体を表す」って言葉がほんとに良く似合う☆
 わたしの中の今年度ベストドレッサー賞は、絶対クローバー博士です
(気になる人はコミックスで確認してみてください☆)

Happy Birthday☆

2006年04月04日 15時07分56秒 | 新書
 今日はわたしの誕生日なので、とりあえず自分で祝ってみました…


『壊れる男たち』 金子雅臣 (岩波新書)

 この本は、いつまでたっても減少しないセクハラ問題について書かれている。
 筆者は東京都の労働相談に携わってきた方で、そのなかでセクハラの問題について関わっている。その体験を基にセクハラの事例を挙げ、なぜセクハラをする人が絶えないのかという分析もしていた。

 この本を読んでいて「嫌よ嫌よも好きのうち」という言葉を思い出した。この本で紹介されていた事例には、女性が男性からの誘いを拒否してるのに、それを男性は「恋の駆け引き」とか「遠まわしに好きと言っている」などと自分に都合よく解釈して…。つまり自分の行為がセクハラになるとか認識してなかったらしい。
 「嫌よ嫌よも好きのうち」なんていう言葉もあるけれど、「嫌よ嫌よ」って連呼してたら普通はほんとうに嫌なんじゃなかろうか?