今日、思ったこと。

今日思ったことを適当に書き連ねるブログです。
広告・宣伝コメントは削除します。

ヨーロッパの金融

2009-03-06 02:56:24 | 時事
「英中銀が政策金利を引き下げ、量的緩和に着手」
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-36835120090305

これまでの金利引き下げは効果があったのかしら。次々と引き下げているところを見ると、効果はあったとしても薄かったのでしょうね。欧州中央銀行も金利を引き下げているので、ヨーロッパ全体が金融危機の真っ只中というところでしょう。
政策金利を引き下げたということは、今日の外為市場は恐らくドルor円高、ユーロorポンド安の展開になりそうです。金利下げる→お金借りる→市場のユーロorポンドが増える→ユーロorポンドが安くなる、という流れなら良いのですが、金利下げる→お金借りない→低金利を嫌気して市場のユーロorポンドが売られる→ユーロorポンドが安くなる、といった流れとか、金利下げる→お金借りる→そのまま売って他の通貨に換金→ユーロorポンドが安くなる、といった流れになってしまうと、低金利にしても通貨の供給が不充分といった事態も起こり得るように思えます。
特に、今どうしても借りたい企業に対して貸し渋りが発生したり、今多少なりとも余力のある企業は借入によるイメージ悪化を嫌がったり、財務上の健全性の再建を優先したりして借りないこともありそうです。となると、結局金利の引き下げが有効に働かないという事態も否定しきれないと思われます。

さて、英中銀は1500億ポンドの資産買入れを実施するようですが、欧州中央銀行はどういった策を講じてくるのでしょうね。不良化した債権の買取とかやると面白いのですが・・・(笑