死亡が過去最多の119万人
出生横ばい(人口動態統計)
2010年に国内で死亡した日本人は推計119万4千人で、
09年(確定、114万1865人)を上回り、
戦後に統計を取り始めた1947年以降で最多となったことが31日、
厚生労働省の「人口動態統計の年間推計」で分かった。
一方、国内で生まれた赤ちゃんは107万1千人で09年(107万35人)からほぼ横ばい。
出生数から死亡数をひいた「自然増減数」は12万3千人減で、
過去最大だった09年(7万1830人減)を更新した。
厚労省は「高齢化で死亡数は増加傾向にあり、出生数は出産世代の女性人口が減り伸びない。
今後もマイナス幅は増えていくだろう」と分析している。
死亡数は09年、前年に比べ542人減ったが、10年は約5万2千人増と大幅に増加した。
(中日スポーツ)
赤ちゃんの出生数というものは数字でときどき見かけますよね。
逆ピラミッドになっているものです。
でも、この数字、じっくり見ていると、かなり衝撃的。
いえ、数字は毎年公表されているのでしょうけれど、
>2010年に国内で死亡した日本人は推計119万4千人で
これって、甲子園球場が約24個分ですよ。
まあ、いつまでも死なないわけにはいかないので、
これはしかたがないのですが、
>出生数から死亡数をひいた「自然増減数」は12万3千人減
普通の市規模?
いなくなってしまって、二度と帰らない人間の数ですよ。
毎年、ゴーストタウンが増えていくみたいな感じ。
幼稚園が、小学校が、中学校が、
少しずつ閉校していくことからはじまるのかなあ、
静かな空間が広がってゆくのかなあ。
少子高齢化対策などというものでは歯止めがきかない、この現状。
なんとなく新年にはふさわしくない記事の気もしますが、
二度と戻らないひとたち、に衝撃を受けたので取り上げました。