Lに捧げるちいさな図書館

≪ L ≫至上主義の図書館へようこそ。司書は趣味嗜好のまま、気の向くまま、あちこちへと流浪しますゆえー♪

≪ニライカナイからの手紙≫  2007-12-25

2016-02-05 | 本・映画・ドラマのレビュー&気になる作品
2005年、蒼井優さんの主演映画です。
沖縄の自然がいっぱい、
ユル系の画面にひたりたいあなたへ・・・。
(既出:2007-12-25)

≪ニライカナイからの手紙≫



 「花とアリス」「亀は意外と速く泳ぐ」
「男たちの大和/YAMATO」の
蒼井優主演によるハートフル・ストーリー。
沖縄の竹富島を舞台に、離島した母と、
母から毎年誕生日に送られてくる
手紙を支えに生きる少女との絆、
そして少女の成長を、
沖縄の美しい風景をバックに綴る。

 沖縄本島から、はるか南の八重山諸島、
島全体が西表国立公園に指定された美しい島、竹富島で、
郵便局長の祖父・尚栄と静かに暮らす風希。
東京で暮らす母・昌美はまるで帰島する気配がないけれど、
風希の誕生日には必ず母からの温かい手紙が届いた。
「風希ちゃん、誕生日おめでとう」
―― いつも、そう始まる母の手紙は、風希を励まし、
勇気づけ、彼女にとって何よりの宝物。
時が経ち、いつしか亡き父のカメラを手に
少しずつ撮影の練習を続ける風希。
撮影助手は幼なじみのカイジだ。
14歳の誕生日には母親から、
「20歳の誕生日になったら、ちゃんと全部説明する」
という手紙が届く。その言葉を信じる風希は、
高校卒業後、写真の勉強をするために
尚栄の反対を押し切って上京。
カメラマンの助手として多忙な毎日を送る風希は、
いつしか写真を撮ることから遠ざかっていた。
そんな中、風希は19歳の誕生日を迎える。
忙しさから自分の誕生日さえ忘れていた風希の元に
今年も昌美からの手紙が届く。
そして1年後、なぜ母親が島に帰って来なかったのか、
ついにその秘密が明かされる。
                (プラスディ)
++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++

母という存在は大きい。
蒼井優演じる風希を支えるのは不在の母だ。
母(南果歩)が年に一度だけ送ってくれる
誕生日の手紙にこころを温めてもらうのだ。
母という存在がどれほど理不尽な忍耐を
強いるものでも、
子どもは母への限りない愛情を胸に
日々を暮らしてゆくのだと思った。

沖縄のあたたかな風と
ひとを癒すやわらかなひかり、
静かに波音が耳をくすぐる海と、
誰をも拒むことのない、
大きく開いた家とまた家・・・。

誕生日に届いた手紙を
風希はいつも決まった樹の下で読む。
おんなのこのやさしい指で
そうっと開かれる便箋の文字・

母親の目線で見ると、
この子を抱きしめてやりたいなと思う
だけどこの子が求めるのは
たったひとりの胸なのだなと・・

沖縄の独特のアクセントは
なんであんなに優しいのだろうね
あそこにすむひとたちは
なんであんなにあたたかいのだろう
対照的に描かれる東京の風景の
モノクロにしか感じられない街なみ

郵便局員のおじいさん(平良進)と
二人暮しなので
郵便局とタイアップ?って感じが
しないでもない筋はこびなのだけど
それを差し引いてもお薦めしたい

蒼井優ちゃんが素晴らしい
優ちゃんが好きな人が見たら
また好きになってしまうからね

沖縄を舞台にした、
女の子の夏休みゲーム、
(ぼくの夏休みの女の子版?)
そのゲームをネカフェでしてるとき、
課題をクリアせずに
ずっと村のなかを歩き回っていた
沖縄で静かで安楽な夏を
すごしてるみたいだった
疲れて眠くなった
ネカフェで昼寝した・・・

ゆる系にたゆたい・・
ほーーっとしたいひと、
おすすめです
お母さんのせつなさにも
泣けちゃうよ、きっと



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6 コメント

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Unknown ()
2007-12-25 01:23:10
私この映画今年の夏に見ました☆
でも渡米ギリギリで、松山さんの雑誌をスキャンしながら見たので
かなり記憶が曖昧です…片手間に映画を見るのはよくないですね^^;
帰ったらきちんと見直したいと思います。
私、蒼井優ちゃんは一番好きな女優さんで、彼女の作品選びすごく好きなんです。
主演、助演に関わらず彼女の出てる作品は好きなものが多いです。
彼女が出てるから好きな雰囲気の作品になるのか、
彼女の選ぶ作品の雰囲気が好きなのかは分からないですけど、素敵な女優さんですよね^^
こんなに可愛くて魅力的なのに、豆とか呼ぶ松山みるめが信じられません、アイツめ。笑
優ちゃんと松ケンにはこれからの日本映画をどんどん引っ張っていってほしいです♪
返信する
こんばんは。 ()
2007-12-25 07:02:01
夏さんも蒼井優ちゃんの大ファンなのですね?
私もそうです。
あんなに優しい微笑をふりまくひとなのに
芯がしっかりしていて、若さを逃げ道にしない
ひとですよね。
優ちゃんの出ている作品は安心して見れます。
≪クワイエットルームへようこそ≫では
凄みがあって、新境地をひらいたなと思いました。
優ちゃんが人セクの記者会見のとき、
≪見たいけど見れない・・けど見たくてどきどき
した≫見てはいけないものを見てしまった、風な
発言をしてて、このひとも松山くんと同じ、
一瞬一瞬をおろそかにせず、その瞬間を大切に
生きるひとだなと思いました。
えんちゃんはファッションも可愛いですね、
≪人セク≫は観客みんながえんちゃん視線でつらいだろう・・、
なんて書かれていましたが、えんちゃんを楽しみに
待っていますもん(と言って拗ねる笑)
ニライカナイはラストネームと同じくらい、
エンドレスで流していたいDVDです。
実はスピンオフにちょこっとでる金井勇太さんも
とっても好きだったりします。風希を支える
男の子です。≪15才≫≪夕凪の街桜の国≫で
ほんとうにすてきな役者さんだなと思いました。
だからスピンオフに出ると聞いて驚喜してます!!
返信する
沖縄♪ (ちか)
2007-12-25 12:59:15
こんにちは☆会社の昼休み中です(笑)

素敵な映画紹介、ありがとうございます♪
見てみたくなりました。南かほさんも、
素敵な女優さんなので、楽しみです☆
金井勇太さんも、チェックします
返信する
Unknown (SS)
2007-12-25 15:36:42
とても素敵そうな映画ですね。
早速癒されたくて、たまりませんてば・笑

私も優ちゃんは大好き♪
あの、透明感、しゃべり方、ほんと希有な女優さんですよね。

1年に1回しか来ない手紙でも、
こどもは母親を求めるのですね。。
1歳の姪っ子を見てても、眠くなってくると、もそもそ
お母さんのところへ行って、すりすりしてて、
本能だなぁ、とつくづく思います。

年末になり、映画特集の雑誌がちらほら出ていますが、
久々にお正月は洋画も大充実の予感!
観たいものがたくさんあるのに時間がないよー。

返信する
ちかさんへ ()
2007-12-25 22:20:47
お昼休みに来てくださったんですね、
お、ちかさんじゃんって、
びっくり。
うれしかったです
ゆったりとして、
緊張の
スイッチ切って見るのがいいと思います。
パッチギラブアンドピースも見ましたよ。
日本人が観るのはしんどい映画とちかさんから
伺っていたので、心の準備をしていましたが、
高岡蒼甫さんの出ている作品のほうが圧倒的に
よかったです。井筒監督、なんでパッチギが
人気あったかを冷静に分析するべきですた。
相当ドン引きしました、べたなお話でもいいのですが、
あらゆる人物が類型的で平凡でした。そして主役の
男女が感情豊かなのはいいのですが、細かな機微を
あらわせていなくて、映画が長く感じられてしまいました・・。
返信する
SSさんへ ()
2007-12-25 22:39:42
昔は外国映画しか見なかったのに、
昨今は邦画が目白押しなのでうれしいです。
2極化してるとか言われていますが、
選択肢がひろがっているように思います。
興行的に失敗していても、
自分にとって良い映画だったらOKですよね。

才能とは努力を継続できる力、
こころに響いた流儀・・ですって。
唐突ですみません、いい言葉だなって思って。

こういう言葉に突然出会うのも映画では
多々ありますよね。
これから先もどんな素敵な映画に出会えるか、
楽しみですね。

普段のSSさんのテイストとはどちらかというと
対極にある感じがしますが、楽しんでたゆたわれる
のじゃないかなと思います。
返信する

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