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あれから12年…岡田監督“2度目の決断”

2010-05-13 | 気になる表現者


あれから12年…
   岡田監督“2度目の決断”

【W杯日本代表メンバー発表】最終決断は発表当日の10日朝だった。
サッカー日本代表の岡田武史監督は目覚めると、いま一度W杯に臨むメンバー表を見直して
心を決めた。けがなどで昨年1月以降、代表を外れているベテランGK川口能活の名も
ある。勝つために導き出した23人だ。

 前回のW杯代表が発表された2006年5月15日、Jリーグ1部(J1)横浜F・
マリノスを率いていた岡田監督は、クラブの駐車場で幼い女の子の声を聞いた。
「ジーコなんて大嫌い」。当時のジーコ監督が選んだメンバーに、横浜の主力で代表入りが
濃厚だった選手の名はなかった。怒りの交じった声の主はその選手のまな娘だった。

 あらためて監督業の悲哀を思い知らされた気がした。
「ああ、おれもまたそうなるんだ…」。23人の選択は、それ以外の選手をふるい落とす
作業にほかならない。時に選手だけでなく家族をも傷つける残酷さを伴う。だが、
岡田監督は「私心でなく、純粋にチームが勝つために決めたことなら、いつかは伝わる
はずだ」と信じている。

 1998年、初のW杯に臨んだ日本を指揮。大会直前にスター選手の「カズ」こと
三浦知良を外した。1次リーグ3戦全敗に終わり、その選択は今も物議を醸す。
ただ、三浦本人は「あの時は力が落ちていたのは確か。10人監督がいたら5人は僕を
連れて行ったかもしれないが、5人は外したかもしれない。それだけの力だった」と
恨み節は口にしない。指揮官の信念は届いているのかもしれない。

 12年を経て巡ってきた決断の時。前回の若き指揮官は、カズ落選がチームに与える
負の動揺までは読み切れなかった。今回は実力的には下り坂を承知で川口を選んだ。
「彼の存在感、若手を引っ張る力を期待している」と、単なる戦力を超えてチームを
まとめる存在を求めた。

 熟慮と苦悩の末に選び抜いた23選手。漏れた選手の幼い子が「岡田監督なんて大嫌い」
と叫んでいても構わない。「それが嫌なら代表監督なんてできない」。これと信じた精鋭を
率い、あと1カ月で自身2度目のW杯が幕を開ける。
                           (スポニチ)



岡田監督の心情に寄り添った記事を見つけました。
この通りなんだろうなと思います。
勝てば手柄は選手に、
負ければ責任は監督に・・・
団体競技は選手の起用、メンバーチェンジも含めて
外野の声が一段と煩いことでしょうね。
勝負もそうだけど、世論がそういうあたりで
盛り上がりませんように。


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