松山ケンイチ、
役作りで過酷な増量…『聖の青春』
俳優の松山ケンイチが、大崎善生の同名ノンフィクション小説を実写映画化する『聖の青春』で、
100年に1人の天才と言われる羽生善治と「東の羽生、西の村山」と並び称されながらも
、29歳の若さで亡くなった天才棋士・村山聖さんを演じることが明らかになった。
主演映画『の・ようなもの のようなもの』のイベントで松山が増量したことが話題になっていたが、
本作の役作りのため周囲が危惧したほど過酷な増量計画を実行したという。
原作は、羽生や谷川浩司を超える2年11か月という驚異的な早さで奨励会を突破して四段プロ棋士になり、
“怪童丸”の異名で親しまれた村山さんの一生を追った作品。
腎ネフローゼという腎臓の難病と闘いながらも名人を目指して将棋に全人生をかけるさまを、
師弟愛や家族愛、仲間との友情を通して描き出した。
1月9日にクランクインした映画は都内近郊や大阪などで撮影が行われ、2月中旬にクランクアップ予定。
『宇宙兄弟』の森義隆監督がメガホンを取った。
オファーを受けた時に「全身全霊をかけても足りない役だと思いました。そういう仕事は大好きです」と感じたという松山は、
役作りのため東京将棋会館に通いつめ、精神面、肉体面の両方からアプローチした。
「病を背負われているので内面が一番難しいです」と苦労もあったが、
「命を燃やしている方。その激しさに魅せられました」という村山を熱演。
「ヒロインが羽生善治さんという硬派な作品です。将棋が好きな方はもちろん、人生をつまらなく感じている方も、
何かに夢中になっている方でも、こんな人間がいたんだと魅かれる作品です。
“村山聖”は必ず見る人の心に何かを残します」と熱い思いを口にした。
原作を読んだ松山が村山役を熱望しているとの情報を耳にし、本人と直接会ったことで確信に繋がったという
滝田和人プロデューサーは、松山が役作りのため実際の患者を取材したり、村山さん縁の地を訪れたりしたほか、
元々たしなんでいたという将棋も指導を受けメキメキ上達したことを明かした。
「聖の強烈な個性は、内面のみならず、迫力と愛嬌が奇妙に入り混じる見た目も大きいですから、
当時の写真、対局のビデオも参考に肉体改造も大変だったと思います。
『でも、食べて飲むしかないんですよね』『おいしいものもおいしく感じなくなるんです』と言う松山さんは
本当に苦しそうでした」。
(シネマトゥデイ)
記事全文はこちらから→http://www.cinematoday.jp/page/N0080054
「珍遊記」をどう受け止めるのか、とか、
映画館でどうやってチケット買うの?とか、
いろいろ悩ませてくれている松山さんですけど、
見ごたえのある作品の発表、きましたーーー!
という感じですよね。
今後の続報も待たれます!
(松山さん、いつごろ減量できるんだろ)←そっちの心配も^^
(村山さんの師匠である森信雄七段が、Twitterで「はっとさせられた松山さんの村山聖です。似ているのでなくて共鳴している雰囲気を感じます。少し切ない気持ちです‥」とおっしゃっているのを見て、改めて村山さんを彷彿とさせる松山さンを見て、村山さんを失った悲しさを思いだされたのだろう・・・と、こちらも切なくなりました。
そして「共鳴している」という言葉に、「あぁ、村山さんをよくご存知の師匠にそう感じていただけたんだなぁ」と、松山さんの役作りに、改めて感銘してます。
おバカ映画、ミステリー映画、そしてこのヒューマンドキュメンタリーと、バラエティに富んだ役柄ですが、どれも、「松山ケンイチ」ならでは、という演技であることを信じているので、2016年も本当に楽しみとしか、言いようがありません。