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「自分の殻を打ち破り、挑戦し、可能性を生かし、成長しましょう」 ブログNo.49

2025-08-14 11:44:17 | 

二つの時間

 「精神分析の真義は成長である」と師は言います。

 

身体の時と精神の時は一致せず、

身体の時は時間の経過とともにDNAの指示に従い、規則正しく進んでいきます。

多少の個人差はあっても、ほぼ不可逆的に一定に推移し、継続的に変化します。

 

精神の時は、身体の時のように一定の時間が恒常的に進んでいくのではなく、次々に継起する連続の時の流れではありません。

空間的構造の積み重ねの生起です。

 

それは例えば、時間とは“過去”、“今”、“未来”という時制があり、

不安神経症者には、未来の不安が大きくのしかかり、今がない。

うつ病者には、過去の悔やみに楔が打たれ、そこにくぎ付けになり、今と未来が見えません。

うつ病や不安神経症でなくても、精神は過去、未来という時間・空間へいつでも飛んでいきます。

人は今に留まり、「今、ここに生きる」ことがが難しい。

過去を悔いて、未来に不安を抱いてばかりでは、「生きている」とは言い難く、変容、成長はありません。

 

                  

 

自己規定

人は自分で「○○な自分」と規定しています。

例えば、「何をやってもうまくいかない自分」とか、

生物学的性は女(男)でありながら「自分は女(男)ではない」と規定していることもあります。

この自己規定の言葉を変えることが、成長のきっかけになります。

自己規定の言葉を知ることです。

 

自分を変える 

自分が変わるために、これまでしたことがない新しいことをします。

未知のことに挑戦することです。

例えば、いつもと違う道を通ってみる、行ったことのない店に行く、話したことのない人と話す。

仕事一辺倒だったが趣味を見つける、行ったことがなかった旅行に行くなど。

 

人は省エネで安心したい。

それは心的エネルギーを使わなく済むので楽だからです。

既に、自分を守るための防衛機制に多大なエネルギーを使っています。

 

そのために同じことの反復に陥りやすい。

同じことをしている限り、慣れているのでほぼ考えなくてもできます。

これでは刺激がありません。

飽きてきて、つまらない。

 

                  

 

新しいことをすると、緊張したり、ワクワク・ドキドキしたりと、普段とは違うエネルギーを使います。

脳が活性化します。

新しい自分を発見する機会になります。

今まで知らなかったもの、事、人を知り、楽しみや喜びを味わいます。

自分の可能性を試して、違う世界を開くと自分が変わります。

 

自分を縛る言葉

自分を変容・成長しない牢獄に入れている言葉があります。

・私はこれしかできない

・私はもうこれでいい

・私はこれをしてはいけない

これらの言葉は、可能性を切断する言葉です。捨てます。

 

自分の殻を打ち破る

「これしかできない」と、勝手に思い込み、言い訳にしてしまう。

できる・できないの成果主義に囚われ、失敗を恐れ、「する」がなくなります。

まずはしてみることです。

「もうこれでいい」と、今に満足したら、これから先ネクストがなく、止まってしまいます。

「これをしてはいけない」は、親に禁止された言葉であることが多く、

それは本当にしてはいけないことか、自分で吟味する必要があります。

 

                  

 

「こうあるべき」、「ねばならぬ」で自分を縛っている、その殻を打ち破り、

年齢に関係なく、人はいつからでも成長できます。

 

     ライト.a精神科学研究所 登張豊実

 

(LAFAERO1 大澤秀行 『DIAGRUM』講座 2025.6月 より筆者まとめ)

 

 

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「善意が悪に変わる -過剰は病理-」 ブログNo.48

2025-08-12 07:27:25 | 日記

           

「過剰」

他者が私に何かを求めてきました。

例えば、相手に欠如している30%を私に求めてきて、

相手が求めた30%に応えることを“善意”と言い、10%上乗せして40%備給すると“過剰”になります。

 

すると、相手から「悪いわね」の言葉が返ってきます。

この「悪いわね」の言葉が、自分が過剰にやりすぎた結果の言葉です。

これは善意ではありません。

30%求められて、30%応えれば“善意”だったものを、やりすぎたために“悪”に変えてしまいました。

そのため、相手は自分に「無理をさせた」、「犠牲を強いた」と思い、罪意識を感じて、「悪いわね」と言います。

 

善人という評価を他者から求めようとするがために、過剰に備給してしまった、これは“悪”です。

人は相手からあらゆる機会をねらって、自己愛を無制限に引き出そうとする心の働きがあります。

 

押し付け、迷惑

自分のして欲しいことを相手の想いとは関係なく押し付けてしまいます。

夫婦や親子で常におこります。

 

例えば親子の関係で、お母さんは子供の時にリカちゃん人形で着せ替え遊びをしたかったが、買ってもらえなかったとします。

お母さんは、子供が「買って欲しい」と言わないのに、リカちゃん人形を買います。

子供は別に欲しいわけではないので、遊びません。

すると、お母さんは「せっかく買ってあげたのに、何で遊ばないの」と怒ります。

リカちゃん人形を買ってもらいたいのも、それで遊びたいのも、全てお母さんの子供時代の欲望です。

母の欲望を我が子に投影したことに、お母さんは気づきません。

子供にすればいい迷惑です。

 

だから、子供への対応法として、『all ok、敏速・適確。言われたことだけする』ことです。

先ほどの善意が悪に変わったように、良かれと思ってしたことも、相手に対してではなく、自分にとっての利益で、過剰で余計なことをしました。

 

相手が求めた以上のことはお節介になり、これは相手の自我を侵犯したことになります。

 

「過剰」は暴力、病理

過剰は病理に繋がります。

相手を傷つける暴力になりかねないことを知っておくことです。

             

よくある例は「食べなさい」「食べなさい」と食を勧めること。

これは、「おもてなし」という名を借りた、食による暴力です。

相手が求める分だけ備給します。

適切であると、「ありがとう」という言葉が返ってきます。

 

互いにして欲しいことは言葉にします。

そして原則、言われたことをしっかりその通りにする。

善意の押し売りはしないことです。

 

自我境界を持つ

一般にはしっかり個を持って、「yes」、「no」をはっきり言うと変人と言われます。

特に「no」と言うと「せっかく親切に言ってあげたのに」と、嫌われ、

自己主張すると、協調性がないと取られます。

 

自我境界を持った人はnoの時は「no」と言います。

私とは、自我境界を持った他者ではない私です。

個を尊重し合うことが、全ての人間関係に必要なことと考えます。

 

     ライト.a精神科学研究所 登張豊実

 

(LAFAERO1 大澤秀行 『メタ言語』講座 2025.7月 より筆者まとめ)

 

 

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「トリックスター -家族の危機に気づいた人-」 ブログNo.47 

2025-08-10 09:54:12 | 

 

トリックスター  

家族の問題にいち早く気づき、家族の危機を外の世界に向かって表現する人を『トリックスター』と言います。

多くは子供がその役をします。

病んだ大人、親たちには気づくことが難しいためです。

 

トリックスターとして何か問題を起こす子供は、家族の危機に一番い気づいた正常な人です。

 

トリックスターの表現方法

その表現の仕方は三つの方向があります。

一つは、行動で表す。

例えば、不登校、非行、事故・けがをする。。

特に非行などは、喧嘩をしたり、バイクを盗んだり、万引きをしたりと外で犯罪に触れることをするので警察の厄介になり、学校や近隣の人たちにすぐわかります。

 

二つ目は、言葉。外に向かって何か言う、人に話す、叫ぶなど。

言語で言うのが一番安全ですが、言っても聞いてもらえない、わかってもらえないと、身体の病気かけがなど行動で表現するしかありません。

 

三つ目は、病気けが

サインに気づかないで対応しないと、これでも気づかないのかとどんどん重症化していき危険です。

 

トリックスターを作る原因

トリックスターを作る原因になるのは、

一、両親の不仲

二、父不在

三、病理を抱えた家族がいる

 

                           

一、両親が不仲であると、子供は重病や事故等によってけがをします。

すると、両親は一時休戦して子供の病気やけがに取り組まなければならなくなります。

こうして、両親の仲が改善することを無意識的に子供はねらいます。

 

二、父不在には、権威をもった父がいないことと、そもそも現実に父がいない場合の二つあります。

父は家族をまとめ役で、家族という船の船長ですから当然舵は父が握り、どこへ向かうのか、その方向と目的を言葉で説明し、家族に示し、納得させます。決してごり押しはしません。

そういった決定力、指導力、言葉を持った父でなければ父ではありません。

母が権力を握っていたのでは、家族はうまく回りません。

このように家族の歪んだ関係と崩壊の危機にいち早く気づき、サインを出す人、子供は賢く、家族をいつもよく見ています。

 

三、父なり母の精神的病理は、心的に家族に遺伝するため非常に危険です。

家庭は心的DNAを実現する場です。

ほとんどがマイナス要素の心的DNAであるため、改善しなけれ周りの家族が病みます。

ここに祖父母が加わると、更に問題は複雑にややこしくなります。

 

『家族論』という理論があり、本来あるべき家族の関係、構造、機能がないと家族は崩壊します。

 

問題が起きた時は変革の時

このように家族の不仲、父不在、病理の存在に気づき、外に向けてサインを出して公にし、家族の改善を目指す人をトリックスターと言い、

「難あって有難い」というように、問題が起きた時は変化を迎えた時と受け取り、しっかり取り組みます。

これもゲシュタルト、受け取り方です。

(「受け取り方を変えて、前へ前へ喜びを持って生きる」 ブログNo.43、参照ください)

子供に何か起きたときは、両親が気づかない問題を提示し知らせてくれたと取れれば、家族は立て直せます。

 

         

          

 

     ライト.a精神科学研究所 登張豊実

 

(LAFAERO1 大澤秀行 『メタ言語』講座 2025.2月 より筆者まとめ)

 

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「世界は自分の心の投影です -見たいように見る-」 ブログNo.46 

2025-08-08 06:32:48 | 

 

見る」と「見える」

ラカンは視覚には、「見る」と「見える」があると言います。

「見る」は、目の前の現実・現象をカメラで撮ったようにそのままを見ること。

「見える」とは、主体が心に描いた世界を見ること。

「~のように見える」と言うように、その人にはそう見えるのですが、他者が同じように見えるとは限りません。

 

これを別の表現をすると、「見たいように見る」と言います。

 

                      

 

例えば、道端でうずくまっている人を見た時、自分が病気を患っていると、その人が病気で具合が悪いように“見える”。

自分が絶望していると、その人が何かに切望しているように“見える”。

その人はただしゃがんで何かを探していただけかもしれません。

 

このように、人は自分の自我状態を他者に投影した世界を見ています。

現実をありのままに見ることは非常に難しく、ほとんど現実を見てないということになります。

 

「聞く」と「聞こえる」

聴覚においても、「聞く」と「聞こえる」があり、ここに心が作用します。

鼓膜が振動し蝸牛が電気信号に変えて脳に伝えて、音・音声として認識します。

ところが、聞きたくないことは聞こえない。

話しを聞いていて、聞き取れない部分が生じます。

 

あるクライアントは、親がいつも不機嫌で怒りっぽく、親の口から出る言葉が自分への文句や小言、怒りだったために、聞くのが嫌になりました。

心が親の言葉を聞かないという防衛をして自分をを守ろうとし、耳が聞こえにくくなりました。

そのため、「自分は難聴ではないかと思っていた」、と言います。

 

また、別のクライアントは親のきつい言葉が耳に刺さり痛いと感じました。

この子はしょっちゅう中耳炎になって、耳の痛みを訴えました。

気質的に異常はないが聞こえないヒステリー性難聴というものもあります。

 

また反対に、聞こえないくらいの声を耳をそばだてて聞くこともできます。

聞き間違いも日常的に起きます。

 

人は「自分が聞きたいように聞き」、聞きたくないことは聞かないこともできます。

 

自分を知る

自分が見たいように見、聞きたいように聞いていたら、この世界を知ることは不可能です。

自分の心の世界を投影した世界を見て、聞いているのですから。

自分が見聞きしている世界を、他者も皆、自分と同じ現実を見て聞いていると思い込んでいます。

これでは人と共に生き、共感し理解し合うことはないと言わざると得ません。

 

自分の心を知らない限り、自分の心を投影した世界を見ていることにも気づかない。

プラス志向で、自分はokだと肯定できたなら、この世界もokで、皆、仕合せに見え、

マイナス志向で、自分をnoだと否定したら、この世界は皆、敵に見えるでしょう。

結局、人は自分しか見ていない。

「あの人が嫌いだ」、「気に食わない」と言いますが、それも自分の嫌いなところを他者に投影しているだけですから。

 

全ては自分の心次第です。

その心はまず家庭の中で養育者(親)の無意識をコピーされ、対人・物事への反応パターンとしての性格をつくったことに起因します。

その後、社会で何を見、何を聞き、何を経験し学んだか。

その集積が今の自分です。

マイナスが多ければ、生きることは辛く苦しく、

プラスが多ければ、生きることは楽しく喜びを感じられる。

        

       

 

私は30年余り前に生きづらさを感じて、精神分析の戸を叩きました。

個人セラピーで自分と向き合い、見つめ、自分を知り、

精神分析の理論を学んで、生きることが楽になりました。

 

     ライト.a精神科学研究所 登張豊実

 

(LAFAERO1 大澤秀行 師「DIAGRAM解説」講座より一部抜粋)

 

 

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参考文献:大澤秀行 著『病気は心がつくる』論創社 

『こころの科学』テキスト1~3

詳しくは、LAFAERO1ホームページ:https://lafaero1.com/ をご覧ください。

 

 

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「肯定的言葉を使い、互いを生かしましょう」 ブログNo.45

2025-08-06 06:19:14 | 

 

「パパとママは君をダメにする」

子供は家庭という環境の中で育ちます。

そこには養育者(父母)がいて、この人たちに良くも悪くも多大に影響されます。

 

肯定された子供は自信と勇気を持つことができます。

反対に、否定的言動の環境、家庭で育つと、他者(父母)からの否定的言語がウィルスのように心の中に侵入してきます。

この環境は自分にとってよくないので、自分で環境を変えることができるならいいのですが、子供にはその思考力も経済力も自律心もありません。

だからこそ、親が細心の注意を払わないと、自分たちの無意識を子供に添付してしまいます。

 

              

 

以前、ここのブログに書きました。

アメリカ・ドラマ「クリミナル・マインド」の中の言葉に、

「パパとママは君をダメにする。悪気はないがダメにする。自分たちの欠点を君に受け継がせ、

新たなおまけさえつけて」 -フィリップ・ラーキン-(イギリスの詩人)

この通りです。

そう、悪気はないのです。しかし、悪気がないからいい、ということにはなりません。

言い訳にもなりません。

 

肯定的言語、愛語を使う

まずは心がけて、良い言葉しか言わない、聞かない。

お釈迦様も言いました。「人を生かすのは愛語と言い、愛のある言葉だけを言いなさい、聞きなさい」と。

 

              

 

プラスの言葉、肯定的言葉=愛語を使い、否定的言語は使わないということです。

愛語を使えば他者も自分も生かします。

他者を否定すると、自分も否定することになります。

何故なら、他者を否定する言葉を言っている、その自分の言葉を自分で聞いているからです。

 

例えば、子供を怒って、罵詈雑言を吐けば、それは全部自分が聞いていて、自分に返ってきます。

「人を呪わば穴二つ(他人を呪って殺そうとすれば、自分もその報いで殺されるから、墓穴は二つ要る)」です。

他者を傷つければ、自分も傷つき、不快になる。

互いがいがみ合い、傷つけあっても何の利益もありません。

 

「言えない」ことが病理のもと

否定的言語は子供を大いに傷つけます。

未成熟で弱い立場の子供は、親に言い返すことができません。

反論できる言葉をまだ持っていないことと、言うとまた否定され怒られるためです。

 

「言えないこと」が全ての病理のもとになります。

「言えない、出せない、動けない」が、マイナス志向の末路です。

言いたいことが言えずに悶々とし、感情も出せなくなり、最後は動けなくなりひきこもる。

子供が自由に発言できる環境を親は作る必要があります。

そして、子供の言葉をよく聴くことです。

 

互いを生かす

他者と話すときは、肯定的言語を使う、もちろん子供にも。

自分が愛語、肯定的言葉を言えば、自分も心地よいし、他者も心地よく、二人とも救われます。快を得られます。

相手も自分も互いを生かします。

 

     ライト.a精神科学研究所 登張豊実

 

(参考文献 LAFAERO1 大澤秀行 『こころの科学』テキスト1)

 

 

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