●タヒチアンダンスの歴史
タヒチアンダンスはキリスト教宣教師によって、
1820年代に禁止されたダンスでした。
その後も19世紀を通じて特別な場合を除き、
タヒチアンダンスは禁止され続け、
1950年半ば、本格的な伝統復興の機会がおとずれます。
その復興運動を起こしたのが、マドレーヌ・モウア。
彼女は、1820年代より前の踊りを学びながら伝統的なタヒチアンダンスをよみがえらせていきました。
●タヒチアンダンスとハワイアンフラ
ハワイアンフラ・・・特に火の女神ペレを信仰するハワイのクム・フラ（フ
ラの師匠）にはタヒチアンダンスから影響を受けた人々がいます。
それは火の女神ペレが、タヒチのボラボラ島からやってきたと伝えられて、
タヒチアンダンスがフラの原形という説もあるからではないでしょうか。
しかし逆にフラからタヒチアンダンスの中に移植された動作もあると言われるように、
タヒチアンダンスとフラには、
同じポリネシア圏の文化として共有される感覚がみうけられます。
●タヒチアンダンスの種類
★Ote'a(オテア） トエレの音に合わせてダンスをします。
★Aparima（アパリマ） apaは表現する、rimaは手と言う意味です。
手で表現する踊りをアパリマといいます。
★Kapa(カパ） ツアモツ諸島の踊りです。
その他にもたくさんあります。
●Heiva I Tahiti (ヘイヴァ・イ・タヒチ）
１年中で一番賑やかなお祭り「ヘイバ・イ・タヒチ」は７月にタヒチで行われます。
タヒチ語で「タヒチのお祭り」という意味。
過去に１度失ってしまった独自の文化の復元と保存が意図されているお祭りです。
それはまた、タヒチアンの文化とスポーツの祭典でもある。
そのお祭りの内容は、
・タヒチアンダンスやチャント（詠唱）
・ココヤシ割り競争やバナナかつぎ
・岩をもちあげるウェイトリフティング
・やり投げ
・カヌー競技
等が繰り広げられます。
ＢＲＥＡＤ
