Lady Ella

ひとり語り・・・

ズィズネーニャ・ワダ・・・ヴォッカ・・・

2005-09-24 17:12:04 | 酒のあて
 やはりこれも生命の水と言う意味・・・ワダ転じてヴォッカとなる。

 福西英三氏曰く・・・ほとんどの蒸留酒は足し算のお酒であるのだが、ヴォッカは引き算のお酒・・・と何かの本で表現されていた。簡単に言ってしまえばウイスキーにしろジンにしろ何がしかの影響を受け香り味などが添加されそれ自体の個性にしてゆくのだが、ヴォッカはエチルアルコールを白樺の活性炭で磨き上げ、濾過し純粋なるアルコールのみを度数調整のために水で希釈する。だから・・・引き算のお酒。
 世界の酒を飲み尽くした・・・ってのは大袈裟かも知れないけれど・・・信じられないくらいの種類を飲んだ、開高大兄をして・・・純粋なる酔いが欲しい晩には、ヴォッカが一番だ・・・とやはり何かの本で言っていた。

 私の持論なのだが、「酔う為だけの酒は飲まねぇ、結果として酔う。ただ困った事に酔わなきゃ~飲まねぇ」ってのがある。
 そのためにヴォッカと言うお酒は非常に困ってしまう。純粋アルコールの希釈版であるがために味、香りを楽しむってのが非常に難しいのだ・・・・・
 アメリカのヴォッカ、スミノフってのの高級バージョンのド・ツアーを飲んでいた時にも、「果たして・・・これは美味いのだろうか?」って疑問にぶち当たっていた。ペルツォであったりリモナヤ、スリヴォ、ズブロなんかではフレーバーがあるために非常に美味く感じる事はあるのだけれども・・・

 ところが最近・・・店であまり酒を飲まなくなり、帰ってきてから缶ビールを1~2本飲んで寝る事が多くなってきた。するとどうだろう・・・ナイトキャップ代わりのバーボンやスコッチ、ブランディーなんかよりヴォッカの純粋なる酔いが心地良くなってきたのだ・・・そして美味い・・・のだ。
 う~む・・・と、またまた唸ってしまう。癖のある酒が大好きで、ありとあらゆるものを飲み続けてきた、私がなのである。無味無臭な・・・透明なアルコールが・・・美味いんである。この不思議な感覚をまだもう少しだけ・・・探求してみよう。
 
 大きい画像はプーチン大統領就任式で飲まれたヴォッカだそうだ・・・日本円で一本20万円・・・ただこの類は瓶代が・・・すっげぇ~高い・・・

 こっちの小さいのはマトリューシカって言いましたっけ・・・中からしつこいくらいに同じ人形が出て来るのをかたどった、ファンシーボトルです。う~んちょっと欲しいなぁ・・・って事で・・・
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2 コメント

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Unknown (放蕩する男かつ)
2005-09-25 01:25:41
トレーニングにより、カラダが天邪鬼でなくなって、ピュアな酔いを受け入れる体質になったとか…多分違いますね(笑)



でもこれは興味ある変化ですよね。身近なおじさんのカラダの中は不思議でいっぱいという話でした。
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ねぇ・・・ (ella)
2005-09-25 05:07:34
なんなのでしょうか、肉体と言うよりも精神がね、かつさんとは別の方向に動き出している・・・ってなぁ、まぁかる~いジャブで・・・弛緩剤に丁度よいってとこなんでしょうなぁ。考えなくてよい。その心地良さ・・・
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