あらかじめ予告しておきますが、今日のメルマガ
ものすごく長いです(笑)
このメールはPCでお読みいただくことを前提に書いていますが
中には携帯・スマートフォンでお読み頂いている方もいるようです。
なので、繰り返しになりますが
今日は長いですから、PCなどに転送の上
お読みいただくことをお勧めします。
PCでお読みの方は、
どうぞそのままいつもどおりに読み進めてくださいね^^
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■「愛犬の健康を飼い主さんの手で守るために何ができるか?」
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さて、このメルマガでは現在、テーマとして
「愛犬の健康を飼い主さんの手で守るために何ができるか?」
について、これまで数回にわたってお話ししています。
■バックナンバーはこちらからお読みいただけます。
↓ ↓
http://officeguri.xsrv.jp/pchan/public/l.php?0001&0&178m1
私たち人間もそうですが、
今は健康のためにできること、治療、ケアを「選べる」時代です。
そのため、「健康な毎日を送るために何ができるか?」
についての選択肢の情報が多ければ多いほど、
自分や愛犬にとってベストな方法を選択できる可能性が高まります。
一方で…。
今はアロマやハーブ、マッサージ、ホメオパシーなど
いわゆる「ナチュラル系」のケアが流行しているため
(敢えて、『流行』と申し上げます)
「本来であれば外科手術を受けた方が、
早く確実に、しかも安全に治る可能性が高いのに
そうした処置を受けず、代替療法のみを選択し、
いたずらに動物が苦しむ時間を引き伸ばしてしまうケース」
というのも残念ながら存在します。
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■子宮蓄膿症の末期段階の猫の事例
http://officeguri.xsrv.jp/pchan/public/l.php?0001&0&178m2
大切なのは「バランス感覚」です。
そして、
「自分自身が何かを選択するのか?」
を判断するのに必要な
「正しい知識」
です。
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■「バランス感覚」が何故重要か?
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ここでちょっと、私自身の話になりますが
参考になる事例をお話しますね。
私は現在、大人の喘息で呼吸器科に通っています(笑)
実は子供のころから咳が止まらないなどの症状はあったのですが
過去、何件のお医者さんに診てもらっても
「風邪だねー」
「ストレスかなあ?」
「アレルギー?(アレルギーテストしてもめぼしい反応はなし・苦笑)」
などなど、はっきりしない答えばかりが返ってきました。
それがたまたま近所の呼吸器科でしっかり検査してもらったところ
「もう間違いなく喘息ですね!」
という診断です。
ちょっとびっくりしましたが
しっかり検査してもらって
自分の病気が何か?が分かったので却って安心しました。
そして現在、ステロイドの吸入薬を朝晩吸って過ごしています。
「え!ステロイド!?」
と、今○○さん、どきっとされませんでした?(笑)
私も最初はどきっとしましたよ。
だからお医者さんに聞きました。
「ステロイドってどのくらいの期間使うんですか?」
「今、授乳中なんですが、母乳に影響出ませんかね?」
と。
そうしたら、その病院に通っている人は
だいたい長くても半年くらいで
ステロイドの吸入薬が無くても、
咳の発作等が起きないくらいに症状を改善できるという返事でした。
さらに、ステロイドの量自体も
どんどん状況を見ながら減らしていくので安心してくださいね、とのこと。
実際に私はこの病院に通い始めてから約2カ月ですが
薬の量は、通院し始めの1/4以下に減っています。
ステロイドは炎症を抑えてくれるのに役立ちます。
特に吸入型のステロイドは、
吸いこんで炎症を起こしている気道にダイレクトに薬が付きますから
飲むタイプの薬と比べると、ものすごく量が少なくて済みます。
そして、授乳中でも問題なく使うことができています。
…と、犬とは少し離れて私自身のことをお話ししましたが
実はこの中には
「ホームケアと医療を上手に活用するバランス」
について、正しくご理解いただくために非常に大切なことが
たくさん含まれています。
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■治療を受ける上での「不安」を消すために何が必要か?
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例えば、
>特に吸入型のステロイドは、
>吸いこんで炎症を起こしている気道にダイレクトに薬が付きますから
>飲むタイプの薬と比べると、ものすごく量が少なくて済みます。
と、さらっと書きましたが
私も自分が喘息だって知る前は、こんな知識はありませんでした。
だから、本買って勉強しました。
たまたま、私が仕事上でお世話になってる
マーケティングのプロで松原さんって言う方がいらっしゃるのですが
その方、本当にいろいろなことをご存知の方で
「喘息ならこういう本があるよ」
って、こんな本を勧めてくれました。
↓ ↓
■ぜんそく力
http://officeguri.xsrv.jp/pchan/public/l.php?0001&0&178m3
喘息を抱えながら長野オリンピックで金メダルを取った人の話です。
ステロイドの話も載っていたので、非常に参考になりました。
そして、安心できました。
自分の薬について、この本を読んでしっかり理解できましたから。
そしてお医者さんには「長くて半年、しかも量は徐々に減らす」と
見通しも教えてもらっていましたから。
これは動物でも、一緒です。
よく獣医さんにある薬や治療法を勧められて
抵抗を感じる方、不安を感じる方が多くいらっしゃいます。
もし不安を感じるのであれば、その場で質問すればいいんです。
「それってどんな薬なんですか?」
「どのくらいの期間、必要ですか?」
「体にはどんな影響がありますか?」
動物の治療に真剣に向き合ってくれる先生であれば
こうした質問にひとつひとつ答えてくれるはずです。
分からないから不安になります。
で、家に帰ってネットで調べてみる。
すると、怖い情報ばっかり載っていてますます不安になってしまった…。
怖い怖い、とご自身で不安に思っている状況の時は
その不安を煽ってしまうような情報に、
つい目が行きがちです。
そういう時は、気持ちが落ち着くまで
却ってPCを見ない方が良いかもしれません。
あと、ひとつ○○さんに、
ネットを活用する上で知っておいていただきたいことを
今から言いますが…。
ネット上の情報って
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すべてが正しいとは限りませんからね。
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今は誰でもBLOGとかHPを
気軽に作って好きなことを書ける時代です。
正しい情報もあれば、
裏付けが全くない、また聞きのまた聞きのまた聞きの情報が
まるで真実のように書かれているケースもいっぱいあるんですよ^^
その中から
「何が確実な情報なのか?」
を自分で判断するためには
やはりある程度、自分自身で学ぶ、という姿勢も必要になります。
あと、ネットは手軽ですが先ほど申し上げた通り
いい加減な情報も多いです。
なので、必要に応じて書籍などで
情報を確認する作業も重要です。
本の世界にもトンデモ本みたいないい加減な内容の物も
無いではないですが
ある程度知名度のある出版社が、きちんと編集した
プロが書いた著作物であれば、内容がきちんと吟味されていますから
ネット上の適当な情報に比べれば信頼度はぐっとUPします。
…いかがでしょうか?
こんな風に、
・分からない事はお医者さんに聞いてみる
・ネットでも調べてみる
・確実な情報を求めて書籍も当たってみる
という段階を踏めば、その病気や薬については
ある程度、自分はどうするか?という判断をするために
必要な情報は集められるはずです。
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■情報を集めた上で、「選択」する:
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こんな風に、ある程度
判断材料が集まると、色々な選択があります。
「病院の治療と併用して、自宅で犬の食事にハーブを混ぜようかな?」
「治療方針と治療方法に納得が行かないので、
別の病院へ行ってみようかな」
「今回は代替療法を選択してみようかな」
などなど。
ちなみに私の喘息の場合は、病院の治療と併用して
咳が激しくないときに、浴室でリラックス効果の高いアロマ精油を使って
免疫力をUPするよう努めています^^
(余談ですが、Twitterなどで「咳止まらないですー」とつぶやくと
安易に「アロマ使ったらどうですか?」と言ってくる方が
時々いらっしゃいます。
しかしながら、アロマ精油の中には
気管が炎症を起こしている時に吸入すると、
却って刺激となる成分を含むものもあるので
使わない方がいいケースが多いんですね。
これは、アロマをきちんと勉強したプロであれば
誰もが知っていることです。
ナチュラルケアの流行で、アロマなどの知名度が上がり
たくさんの人が気軽に利用できるようになったことは
素晴らしいことです。
一方で、正しい使い方を知っておかないと
場合によっては体に害を与える場合もあることを
私たちは知っておくべきでしょう。
ましてや、物言わぬ動物に応用する際は
しっかりとした知識と慎重な姿勢が求められます)
喘息は気管の炎症なので
ステロイドで症状を抑えている間に
免疫力をUPすることで、炎症の原因となっているものに
対抗する体力を付けるぞー、という作戦ですね。
これが私の「選択」であり「作戦」です。
情報と知識の裏付けがあれば、不安になりません。
何かに偏った選択をしてしまうことも避けられます。
こんな風に、
「普段から情報の取捨選択方法を学ぶ」
「色々な選択肢を知っておく」
ことが、何か問題に直面した時に
「バランス」
が取れた考え方で、
愛犬のためにベストな選択をしてあげられるのではないでしょうか?
是非このメールが、○○さんご自身の
情報との向き合い方を
振り返るきっかけにしていただければと思います。
今日はこの辺で。
最後までお読みいただきまして感謝です。
(終)


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