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鉄腕アトムが田んぼに復活

2016年07月23日 | 日記
最近、「田んぼアート」があちらこちらで見られる。

青森県の田舎館村で始まったと言われ、関東でも行田市や群馬県川場村などでも行われているそうである。

だんだんと、広まりをみせ、巨大な作品も紹介されている。

小山市でも、今年は、市の東部や西部の田園地帯の3カ所で制作され、先日、見学会と言うことで、3カ所巡りのスタンプラリーが開催された。

緑の稲のキャンバスに、今年は、「漫画家 手塚治虫」の作品である「ブラックジャック」や「鉄腕アトム」、「ジャングル大帝」の「レオ」が見事に描かれ、見事なできばえに驚かされた。



5月の中旬に、アフリカや東京などから多くの皆さんが来市し田植えをしたものが、2ヶ月の間に見応えのあるものになっていたことに、驚嘆の声をあげていた。

昨年までは、市のゆるキャラなどが描かれていたが、今回の企画は一段と進化したものになり、地元の農家の皆様も満足そうであった。

現在、少子高齢化が進み、農村地域の人口減が危惧されているが、このような取組は農村部の活性化に繋がり、「人を呼び込む」施策の一つの目玉となりうるものと信じている。

参考までに、開催地である市の東部はユネスコ無形文化遺産「本場結城紬」の主たる生産地であり、西部はラムサール条約湿地登録の「渡良瀬遊水地」を有し、リオデジャネイロ五輪柔道で金メダルが期待できる海老沼匡選手の出身地である。

まだまだ、農村部にも将来像が描ける小山市は発展途上である。

田んぼに復活したアトムのように、未来に向けて飛んでいく。