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紫の雫

現なるや、幻なるや、去来しゆく想いのたけを、エロスの波が洗う。

ハーレクイン3冊

2006-06-13 10:27:57 | Weblog
デビー・マッコーマー  涙の卒業アルバム  森あかね訳
Reflections of Yesterday by Debbie Macomber 1988-7

高校時代に将来を約束した恋人たちが、卒業後それぞれの両親のために誤解のままに分かれて12年後の物語である。過去にとらわれているのが、ちょっと。くどいような気がする


アン・メイザー  愛のさざなみ   谷みき訳
Born Out of Love by Anne Mather 1980-7

ブラジル人の生物学者の男とイギリス人の女の物語。一夜の愛で女は妊娠するが、男はそれを知らないまま、2人は巧妙に仕組まれた男のせいで別れてしまう。女と結婚した後見人で富豪の男は死んでも女と息子には何も残さなかった。それで女は通いの保母の臨時の職に就くために遠く海外まで出かけるというのだが・・・チョット無理があるような気もする。

ヴァイオレット・ウィンズピア  涙の結婚指輪  山下さおり訳
the Honey Is Bitter by Violet Winsoear 1979-9

自分を育ててくれた叔父一家の名誉を助けるべく、つまり従兄がおかした小切手偽造の罪を公にさせないために、けなげにも略奪結婚のような形で自分を犠牲にする女の物語。といっても富豪でもある夫を愛している自分に気がつくのだが・・・夫はギリシア人。イギリスの女性には、イギリス人以外の男への憧れでもあるんろだろうか?それに今まで出てきたギリシア人の男というのは、ほとんどが船主で金持ちだな。これはオナシスの影響?まあ事実も反映はしているのだろうが・・・