山形街なか大正レトロ館

全国のレトロ建築愛好家よ団結せよ!

ネガ用ガラス板に収録された女学生たち(2)

2012-10-25 06:07:08 | 歴史的建造物


 前回に引き続き「女学生シリーズ」、その第二弾。
 これはこれは、前回とは異なり女学生たちは全員和装。
 しかも誰一人華やかな柄物を着用していない。
 やはり校舎の前での撮影だが、同じ校舎かどうか、今回の写真と前回の写真とをようく見比べてみるべきであろう。
 それにしても、前回と今回とでは同じ集合写真ながら、女学生の服装がまったく異なるというのはどうしてなのであろうか。
 ともかく、今回の場合は人数がはるかに多いために、女学生の顔があまり拡大できないので、「かわいこちゃん」探しには不適切かもしれない。もっとも彼女たちは現在存命としても、少くとも80歳代後半、あるいは90歳を超過していると思われる。

ネガ用ガラス板に収録された女学生たち(1)

2012-10-18 13:55:24 | 歴史的建造物


 旧西村写真館の屋根裏で発見されたネガ用ガラス板が100枚ほど発見され(発見者は東北芸術工科大学の建築史の先生)、早速同大学敷地内の東北文化研究センターの好意によりデジタル化していただいた。
 本日お目にかけるのはその中の女学生たちの集合写真である。
 このネガ板には撮影時期が記されていないが、他のネガ板のほとんどが昭和10年代なので、この写真もたぶん同時期のものであろう。
 それにしても最前列の生徒だけがセーラー服姿で、2列目から上はすべてが和服であるのは何故なのか。
 和裁学校の卒業を前にした集合写真のような気もする。
 でも3月ならば積雪が残っていたり、残雪が消えてもまだまだ寒いので、屋外での撮影は辛いはずである。
 これらのうら若き女学生も今では90歳前後になっており、たぶん誰が誰だか認識が困難だろうから、“肖像権侵害”を訴えられることはなさそうである。
 今後も時々お目にかけたい。

レトロ写真館の仲間を米沢でみつけた

2012-10-15 20:49:31 | 歴史的建造物
 たまたま米沢市にでかけた際に見つけた古い写真館の建物。
 現役か既に廃業かは確認できなかったが、昭和4年の建造というから、旧西村写真館よりは若いことになる。
 外観デザインがかなり個性的だから、開業間もない頃はそれこそ破天荒にして超現代的な建物だったであろうが、やはり今では古色蒼然の感は否めない。
 米沢城跡が近くなので、ともに観光スポットになることはできないものか。
 化粧直しをすれば、子どもたちにも喜ばれる施設として再出発できそうである。

 山形県内に限らず、このようなレトロな写真館(旧写真館を含む)をご存じの方は情報や写真の提供を願いたい。
 当ブログを全国のレトロ写真館の博物館にしたいとも考えている。

しばらくぶりの団体さん

2012-10-07 12:06:25 | 歴史的建造物

 先月の月末頃になるが、しばらくぶりで団体の方がたが訪れてくれた。
 10人程度だが、東京方面の方がたと県内各地の方がたである。
 幕末の志士清川八郎が故郷の庄内清川を出て江戸に向かう際に山形城下をも通過したが、その道筋を歩く人びとである。
 ただし、彼が歩いた頃はむろんまだ洋風建造物などあるはずもなかったが、この洋館がある旧塗師町は当時なら当然存在し、漆器職人たちが生業に励んでいた。