「醗酵」するアートたち


2009年7月開催の風倉匠作品展「醗酵」のこといろいろを、
共星の里スタッフが徒然なるままに綴ります。

工作室の青い宇宙。

2009-09-20 19:47:12 | 日記
「化学室」まで紹介してきましたので、お次は「工作室」のご紹介。
この部屋は以前ワークショップ「風倉匠の宝箱」報告記事にて少しご紹介しました。

「原石ごろごろ風倉さんの「宝箱」。(09,9/4UP分)

青い箱の作品が小学生用の机の上に並び、壁には風倉さんへのメッセージや感想を
来館者に書いてもらうコーナーがある部屋です。



準備中↑





壁面のその他作品はこんな感じ。青い色をメインに使用した作品ばかりです。



そうそう、感想コーナーにこんなコメントもありましたねー。(写真が見にくくてすみません。)

「青の作品ばかりで、宇宙にいるようでした。」



ほんと、私もそう思います。

ワークショップでこの青い箱を参加者の方に制作していただいたので、この教室の名は「工作室」と名付けられていましたが、
「理科室」でもぴったりだったかもしれませんね。
私の場合は、一人でこの小さな椅子に座っていると、小学校の教室で宇宙の勉強をしているような気になりましたよ。
少し不思議な授業でも受けているような。
なぜだか宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」なんかが思い浮かんだりして....
青い箱のひとつ一つが、なんだかそれぞれ「小さな銀河の入り口」みたいでもあるし。

話は急に変わりますが...

壁面の作品の中に「私生活」というタイトルの作品があります。
天秤棒が激しく揺れてて、片方には本、もう片方は作品の外。



会期前の準備中、みんなで作品のお手入れをしていた際に、
よしえチャンと2人でこの作品のタイトルを見て
「このもう片方のヒモの先はいったい何なんだろうね~~~???」と笑いながら話したりしました。
天秤棒を吊るすヒモの上のバッテンもなにか意味深だし...



ホントいろいろ想像できますよね~。

あなたはどう分析しますか?