10月16日（水）広島県民文化センターふくやまに於いて曹洞宗主催の禅をきく会が開催された。
イス坐禅では、スクリーンに絵を映し出しながら坐禅の仕方を皆さんに分かりやすく説明し、15分ほど実践していただきました。短い時間ではありましたが、参加者の皆さんは暫し静寂に包まれ心を落ち着かせました。
講演では、筑波大学名誉教授の村上和雄先生をお招きし、「いのちを受け継ぐ」と題してご講演いただきました。人間の遺伝子の9割はその働きが判明しておらず、眠っているような状態だと話され、その眠った状態の遺伝子に良い刺激を与える（遺伝子のスイッチをＯＮにする）ことにより、病気が治癒したり、骨や体を活性化させることが出来るなどの研究もされており、たくさん笑って心を気持ちよくすることが人間に新たな可能性を与えてくれるなど、笑うことの大切さについても話された。先生のユニークなお話に、観衆は笑いを交え飽きることなく最後まで聞き入っていた。
最後に、トークコンサート「今日のこころ私のこころ」では、ナレーターの中司弘子氏が地元広島県のご住職さんが執筆された法話を朗読し、エレクトーン奏者の広原かおり氏による絶妙な曲と映像を融合させ、こころ温まるメッセージが届けられました。
参加者：500名